ウィンドウズをカスタマイズしたりゲームコントローラーを改造したまとめ

「KeePassXC」が「KeePass」から乗り換えやすくなった


『KeePassXC 2.7.0』がリリースされ
「KeePass」から「KeePassXC」への乗り換えで
個人的に問題になっていた部分が解消されました


■オートタイプ {F16} でエラーが出なくなった

KeePass のオートタイプ（自動入力）で
{F16} などのキーボードに存在しないキーに IME で「IME-オフ」を割り当てておいて
自動入力の先頭に {F16} を入れておくことで
パスワードなどが日本語で入力されるのを回避するという KeePass のテクニック

この {F16} を含んだ自動入力は KeePassXC だとエラーが出ていたのですが
これが許容されるようになりました

KeePassXC では、{F16} を入力することがなくとも
日本語で入力されるようなことはなかったようなのですが
KeePass から kdbx を使い回すと
{F16} を含んだ自動入力でエラーが出てしまうので
オートタイプの設定を全部手直しする必要があったのです
これが問題なくなりました



■自動バックアップが機能改善

KeePassXC 2.66 までも自動バックアップ機能はあったのですが
変更前の kdbx に old. を付けて保存するだけで
すぐに上書きされてしまうのが不満でした

KeePassXC 2.7.0 からは
バックアップ先としてパスとファイル名が付けられるようになり
さらに、タイムスタンプをファイル名に自動で付与することができるようになりました


具体的には
アプリケーション設定 > 全般 > 基本設定タブの
ファイル管理 > 保存する前にデータベースをバックアップする

バックアップ先のファイル名の部分を変更します

{TIME:<format>}
デフォルトはフォーマット文字列は "dd_MM_yyyy hh-mm-ss"

例:
31_01_2022 13-55-30

C:/KeePass/Backup/{DB_FILENAME}{TIME}.kdbx

こんな感じで

KeePass2 のプラグイン DataBaseBackup の形式にするなら
{DB_FILENAME}_{TIME:yyyy-MM-dd--hh-mm-ss}.kdbx
こんな感じ


DataBaseBackup のようなバックアップの最大数を指定することはできないので
名前にタイムスタンプを自動で付与すると
バックアップされたファイルが増え続けることになるとは思います


この二つが KeePassXC への移行で気になっていた部分なので
「KeePassXC 2.7.0」はかなり良いアップデートでした
（ウィンドウ呼び出しのグローバルショートカットキーが付けば尚よかった）



■KeePassXC 起動時に Windows から PIN を要求される

KeePassXC 2.7.0 から WindowsHello に対応したためです

アプリケーション設定 > セキュリティ > 利便性 の
「データベースのクイック解除を有効にする」のチェックを外せば
PIN の要求は表示されなくなります

マスターパスワードで利用している場合
PIN 入力をしなくてもデータベースのロックを解除できるので不要でした

『KeePassXC 2.7.0』が公開　のこと

Amazon プライム30日無料体験　（退会後も不期的で復活）

関連記事

• 『KeePassXC 2.7.0』が公開　のこと
• 「KeePassXC」が「KeePass」から乗り換えやすくなった　のこと
• Mp3tag v3.13 リリース　のこと

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント
 管理者にだけ表示を許可する

https://uwagakisimasuka.blog.fc2.com/tb.php/10852-65843172