• 「ただいまと言える場所〜愛知 保見団地〜」

    初回放送日: 2023年7月2日

    総合
    初回放送日
    2023年7月2日 (日)

    住民の半数以上が外国人という愛知県のマンモス団地。ボランティアとして働く若者のひとりは、母親と決別した過去を持つ。支えるはずの住民たちに支えられ、変わっていった 愛知県豊田市の保見団地は、住民の半数以上が日本に出稼ぎにやってきたブラジルなどからの外国人。この団地に去年、ひとりの若者が引っ越してきた。吉村迅翔さん(23)。父親を亡くし、母親と決別して故郷を捨ててきた。そんな彼を、外国人と日本人の分断に長年苦しんできた団地の住民たちは温かく受け入れた。地域の人たちをつなぎたいと、日本語教室やゴミ問題解決に挑む若者に起きた小さな奇跡とは?

  • 「清里に来た男〜山梨・ブームが去った街で〜」

    初回放送日: 2023年6月25日

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    初回放送日
    2023年6月25日 (日)

    かつて空前の観光ブームに沸いた山梨県の清里。ブームが去り、メルヘンチックな空き店舗が立ち並ぶ街にひとりの移住者がやって来て…。人々の心に起きた変化を見つめた。 かつて空前の観光ブームに沸いた山梨県の清里。「高原の原宿」と呼ばれ、若者たちでにぎわっていた。ブームが去った今、駅前にはメルヘンチックな外観の空き店舗が立ち並ぶばかりで人影はほとんどない。しかし3年前、移住してきたひとりのデザイナーが、長年空き家だった店を次々と買い始めた。いったい何の目的で?…いぶかしんでいた地元の人たちだが、やがて移住者の存在がきっかけとなって、自身と街を見つめ直していく。

  • 「よみがえれ!ふるさとの酒 〜福島・浪江町〜」

    初回放送日: 2023年6月18日

    総合
    初回放送日
    2023年6月18日 (日)

    福島県浪江町で、津波で流された酒蔵を再建しようと奮闘する杜氏がいる。 ふるさとの米にこだわった酒。賑(にぎ)わいを取り戻そうと仲間たちと立ち上がった 東京電力福島第一原発の事故で、避難を余儀なくされた福島県浪江町の人たち。6年前に帰還が始まったが、戻ってきたのは震災前のかつての1割ほどだ。浪江町で再び酒を造り始めたのが、地元の酒蔵の杜氏の鈴木大介さん(50)。浪江の水と米を使った酒で、全国新酒鑑評会に出品、金賞を目指した。いつも前向きに挑戦を続ける鈴木さんの胸に秘めた誓いとは。

  • 「鉄道員の決心〜静岡・大井川鉄道〜」

    初回放送日: 2023年6月4日

    初回放送日
    2023年6月4日 (日)

    記録的豪雨により鉄路が寸断され、復旧のメドが立っていないローカル鉄道。運行数の縮小、社員の配置転換など厳しい経営状況に直面する中、若い鉄道員がある決心をする…。 南アルプスのふもとを走る大井川鉄道。全国から引退車両を譲り受けて走らせ、観光客を集めて過疎地域で生き残りをかけてきた。定期的に運行するSLも人気。しかし、去年秋の記録的豪雨で鉄路は20か所以上で寸断され、今も半分以上の区間が止まったまま。経営は危機にひんしている。運行本数の縮小…社員の配置転換…、深い鉄道愛を胸に働いてきた社員たちも揺れている。そんなひとり、ある若い鉄道員が悩みの末に下した決心とは

  • 「闘うタマゴ〜愛知・父と子の物語〜」

    初回放送日: 2023年5月28日

    初回放送日
    2023年5月28日 (日)

    値上がり続く卵の物語。逆風の中、生産方法を巡りぶつかる養鶏親子がいる。ケージ飼いで多く安く生産するか、放し飼いで自由に飼育するか。対話の現場にカメラを入れた。 エサ代高騰や鳥インフルエンザの直撃で苦況に立たされる養鶏業界。愛知の養鶏場で生産方法を巡りぶつかる親子がいる。父は、家族を支えてきた安さ重視の「ケージ飼い」を息子に継がせたいと願うが、息子が始めたのは真逆のやり方。値段は高めでも、放し飼いによって付加価値をつける。息子は取材をきっかけに親子の対話の糸口を探りたいという。親子が互いに直接言えなかった思いとは?逆風と向き合う家族の物語。

  • 「ドントヤレ!祭り三人衆 〜滋賀・日野町〜」

    初回放送日: 2023年5月21日

    初回放送日
    2023年5月21日 (日)

    日本、イギリス、ポーランド…国も世代も異なる3人。滋賀県で850年続く日野祭で出会った。熱い思いを胸に、町に新たな風を吹き込む三人衆に密着した。 大型連休の真っ最中、小さな町は熱気に包まれる。滋賀県・日野町。町の誇りは850年以上続く“日野祭”だ。この祭りが縁で出会った3人がいる。日野町出身の田中宏明さん、イギリス人のトムさん、ポーランド人のショーンさん。祭りは3人の人生を変えていく…。コロナ禍の後、4年ぶりに行われることになった祭に向けて始めたのは、特別な地ビール造りだった。多くの人を呼び込み、地域を盛り上げようとする三人の挑戦を追った。

  • 「“届かない声”をつなげたい 〜若者たちの地方選挙〜」

    初回放送日: 2023年5月14日

    初回放送日
    2023年5月14日 (日)

    女性候補が躍進をとげた先月の統一地方選。その陰には、選挙の姿を変えたいと願う20代の若者たちが、選挙の経験がない候補者たちを支える、知られざる奮闘があった。 「マッチョな選挙、特定の人だけが関わる政治の姿を変えたい」。先月行われた統一地方選で、候補者の支援に立ち上がった20代の若者たちがいた。選挙経験のない候補者のために、専門家を招いた勉強会やノウハウを共有するミーティングを企画。共感の輪が同世代に広がり、サポーター数は200人を超えた。新しい選挙の形を目指し、ぶつかった現実とは?支え合いながら挑んだ若者たちの記録である。

  • 「希望のラストドライブ」

    初回放送日: 2023年5月7日

    初回放送日
    2023年5月7日 (日)

    終末期の患者を最後に望む場所へと連れて行く「願いのくるま」。人生の最期が迫ったとき、人は何を願うのか―。さまざまな思いが交錯する“ラストドライブ”を見つめる。 人生の最期が迫ったとき、あなたは何を願いますか―。終末期の患者を最後に望む場所へと連れて行く「願いのくるま」。70代の末期がんの男性が願ったのは「妻ともう一度花畑に行くこと」。50代の妻に水族館の旅を送った夫は病気のつらさをひとときでも忘れてもらいたいと願った。同行する看護師は「人生を自分らしく生ききるための希望のドライブ」と表現する。“ラストドライブ”をめぐる物語を見つめる。

  • 「デジタル村民とつくる未来〜新潟・旧山古志村〜」

    初回放送日: 2023年4月30日

    初回放送日
    2023年4月30日 (日)

    19年前の地震で被害を受け、過疎化が止まらない新潟県旧山古志村。命運を賭けたのは、外の人たちに仮想空間で村民になってもらうという奇策。地域の未来は? 新潟県旧山古志村。19年前、新潟県中越地震が村を襲った。その後、高齢化が進み、人口減少に歯止めがかかっていない。この状況を打破しようと、地域づくり団体代表の竹内春華さんはある奇策に打って出た。「デジタル村民」を募り、仮想空間=メタバースなどで地域再生アイデアを出してもらうというものだ。3月、地域の誇り「古志の火まつり」がその歴史に幕を閉じた。デジタル村民が出した、未来へと続くアイデアとは。

    • 「弟の最期と向き合って〜“コロナ”遺族 沖縄への旅〜」

      初回放送日: 2023年4月23日

      初回放送日
      2023年4月23日 (日)

      新型コロナに感染し自宅で命を落とした弟。死から1年、姉は最期の姿を知りたいと弟が暮らした沖縄に向かった。日常が戻り始めた世の中でコロナ死と向き合う姉の日々とは。 一昨年、新型コロナに感染し自宅で命を落とした竹内善彦さん(43)。姉のかおりさんは離れて暮らす弟の死を突然知らされ、空輸で送られてきた遺骨を弟とは思えずに過ごしてきた。最期に何を思い亡くなったのか-。死から1年、かおりさんは弟が暮らしていた沖縄に向かい、生きた証を探す旅を始めた。社会が以前の日常に戻ろうとする今、弟の死の意味を見いだそうとする姉の日々を見つめる。

    • 「クジラとイルカの町で〜和歌山・太地町の飼育員たち〜」

      初回放送日: 2023年4月16日

      初回放送日
      2023年4月16日 (日)

      クジラやイルカの飼育員になりたいと多くの若者が集まる町がある。14年前、イルカ漁が映画で話題となった和歌山県・太地町。命と向き合い成長していく飼育員を見つめる。 和歌山県太地町の「くじらの博物館」は、町の捕鯨の歴史を伝えると共に、観光客にクジラやイルカと直接触れ合える場を設けている。その役割を担う飼育員を目指しやってきた若者たちは、ここで外の目を強く意識することに。14年前、この町で続いてきたイルカの追い込み漁が1本の映画をきっかけに環境保護団体などの批判を受け、飼育にも厳しい目が注がれる事になったのだ。その中で命の重さと向き合う飼育員たちの日々を追った。

    • 「思い出つなぐ金継ぎの技〜石川・山中温泉〜」

      初回放送日: 2023年4月9日

      初回放送日
      2023年4月9日 (日)

      壊れた器を修理する技法、金継ぎ。石川県山中温泉に全国から依頼が殺到する専門工房があります。器に込められた思い出まで蘇らせる-金継ぎの不思議な力を見つめました。 漆や金を使って器を修理する技法、金継ぎ。湯けむり漂う山里、石川県山中温泉に全国から依頼が殺到する金継ぎ専門工房があります。直すのは新婚旅行で買った思い出の茶わんや40年間愛用してきたマグカップなど依頼者の特別な思いが宿る品々。職人はひとつひとつに思いをはせながら漆芸やまき絵など伝統の技術を駆使して仕上げます。器に刻まれた金色の跡を見て亡き父の記憶を蘇らせる人も…金継ぎがつなぐ心の交流を見つめます。

    • 吉岡里帆×milet出演イッキ見SP(4) 「ボクたちの青春〜高松工芸高ボクシング部〜」

      初回放送日: 2023年4月2日

      初回放送日
      2023年4月2日 (日)

      日本のリアルな今を伝えるドキュメンタリーDearにっぽん。語りの吉岡里帆とmiletが初の顔合わせ!これまでの放送回の中から推しの4本を厳選しイッキにご紹介! 吉岡里帆とmiletが初の顔合わせ。2人が推しの4本をイッキにご紹介するスペシャル番組。4本目はmiletお薦めのドキュメンタリー。ボクシングに青春を燃やす高校生たちの物語。優しい性格が壁となって相手を攻めきれない選手や公式戦で勝ったことがないという猫好きの選手…。個性豊かな仲間を、将来を嘱望されながらケガで選手生命を絶たれた生徒がコーチとして支える。2人の思い入れたっぷりのトークに注目。

      • 吉岡里帆×milet出演イッキ見SP(3) 「僕は最果ての島医者〜北海道・礼文島〜」

        初回放送日: 2023年4月2日

        初回放送日
        2023年4月2日 (日)

        日本のリアルな今を伝えるドキュメンタリーDearにっぽん。語りの吉岡里帆とmiletが初の顔合わせ!これまでの放送回の中から推しの4本を厳選しイッキにご紹介! Dearにっぽんのナレーターをつとめる吉岡里帆とmiletが初の顔合わせ。2人が推しの4本をイッキにご紹介するスペシャル番組。3本目は、 吉岡里帆お薦めのドキュメンタリー。北海道礼文島に、父の後を継ぐため帰ってきた一人の医師が、余命半年の患者と向き合った記録。離島で成長していく一人の医師の姿をみつめた「僕は最果ての島医者~北海道・礼文島~」。思い入れたっぷりのトークが展開されます。

        • 吉岡里帆×milet出演イッキ見SP(2) 「ばばちゃんたちのそば〜山形・鶴岡〜」

          初回放送日: 2023年4月2日

          初回放送日
          2023年4月2日 (日)

          日本のリアルな今を伝えるドキュメンタリーDearにっぽん。語りの吉岡里帆とmiletが初の顔合わせ!これまでの放送回の中から推しの2本を厳選しイッキにご紹介! Dearにっぽんのナレーター吉岡里帆とmiletが初の顔合わせ。2人が推しの2本をイッキにご紹介するスペシャル番組。2本目は、miletお薦めのドキュメンタリー。山形県鶴岡市の小さなそば店を舞台に仲間と支え合って働く、おばあちゃんたちの熱い友情物語です。「ばばちゃんたちのそば~山形・鶴岡~」。魅力的なトークたっぷりでお伝えします。(4月2日初回放送)

        • 吉岡里帆×milet出演イッキ見SP(1) 「いまを駆ける〜青森・十和田〜」

          初回放送日: 2023年4月2日

          初回放送日
          2023年4月2日 (日)

          日本のリアルな今を伝えるドキュメンタリーDearにっぽん。語りの吉岡里帆とmiletが初の顔合わせ!これまでの放送回の中から推しの2本を厳選しイッキにご紹介! Dearにっぽんのナレーターをつとめる吉岡里帆とmiletの2人が推しの2本をイッキにご紹介するスペシャル番組。1本目は、吉岡里帆お薦めのドキュメンタリー。名馬の産地、青森県十和田市の乗馬クラブに所属する、20歳の女性と愛馬がともに挑む流鏑馬(やぶさめ)の大会までの日々を追った「いまを駆ける~青森・十和田~」。人と馬の絆の物語です。魅力的なトークたっぷりでお伝えします。(4月2日初回放送)

        • 「あなたを想(おも)い、選ぶのは〜愛知・心に寄り添う古本屋〜」

          初回放送日: 2023年3月31日

          初回放送日
          2023年3月31日 (金)

          愛知県春日井市の古本屋には、全国から「自分のために本を選び送ってほしい」と依頼が届く。遠くの誰かに思いを馳せ本を届ける店主と、受け取った人々との心の交流の物語。 「娘が難病にかかりました。元気が出る本を送ってほしいです」「友だちとの関係にモヤモヤします。心が落ち着く本をお願いします」・・・。その古本屋には、老若男女さまざまな人たちから依頼が届く。一つ一つに目を通し、依頼者はどういう人なのか、どんな本を選べば心に寄り添えるのか思いを巡らす店主。時に迷い、時に自分を重ね合わせながら、本を選んでいく。「あなた」を思い届ける本。人々の間に生まれた不思議な交流とは?

        • 「すべてを失った、この場所で〜北九州・小倉昭和館〜」

          初回放送日: 2023年3月27日

          初回放送日
          2023年3月27日 (月)

          去年8月、福岡県北九州市で83年続いた老舗映画館が火災で焼失。すべてを失い失意の底にいた女性館主が厳しい現実に直面しながらも奇跡の再建を目指す物語。 去年8月、福岡県北九州市で83年続いた老舗映画館・小倉昭和館が火災で焼失。すべてを失い失意の底にいた館主の樋口智巳さんは被災後多くの人の心に触れる中で、ある大切なことに気づかされる。客にとって、地域にとって、自分自身にとって小倉昭和館とは何だったのか。火災から半年間、厳しい現実に直面しながらも前を向こうとする樋口さんの姿を見つめた。一度は失われた街の小さな映画館が奇跡の再建を目指す物語。

        • 「12年目の告白〜岩手・陸前高田 漂流ポスト〜」

          初回放送日: 2023年3月11日

          初回放送日
          2023年3月11日 (土)

          東日本大震災で亡くなった人への手紙を受け付ける「漂流ポスト」。管理人の赤川勇治さんは突然辞めたいと漏らした。ポストの行く末を探る赤川さんと遺族の対話を追った。 東日本大震災で亡くなった家族や友人など大切な人に向けて書いた手紙が届く場所がある。岩手県陸前高田市にある「漂流ポスト」。管理人の赤川勇治さん(73)は、ポストを始めて8年目になる去年「漂流ポストを閉じたい」と突然漏らし始めた。しかし今も手紙を出し続けている遺族たちがいる。赤川さんは遺族との対話の場を設け、今まで話せなかった胸の内を初めて打ち明けることに。ポストの行く末を探る赤川さんと遺族を追った。

          • 「わたしは6年3組 〜愛知・ウクライナの転校生〜」

            初回放送日: 2023年3月4日

            初回放送日
            2023年3月4日 (土)

            ウクライナを逃れ、去年4月、愛知の小学校に転入してきた少女マリヤ。言葉が通じず孤独の中にいた彼女に声をかける仲間たちがいた。新たな出会いの先に見つけたものは。 ウクライナから愛知県大府市に避難してきたマリヤは12歳。祖国ではモデルをするなど人前に立つのが大好きな少女だったが、転入した小学校では言葉が通じずクラスになじめない日々を送っていた。そんな彼女を支えようと6年3組の仲間たちが動き出した。いつも元気なリーダー的存在の子、優しく寄り添う同じ外国出身の子。カメラはマリヤと仲間たちを1年にわたり記録した。戦禍を逃れた少女が新たな出会いの先に見つけたものは?

            • 「“日本一寒い町”の熱い1か月 〜北海道・陸別町〜」

              初回放送日: 2023年2月25日

              初回放送日
              2023年2月25日 (土)

              “日本一寒い町”として知られる北海道・陸別町。コロナ禍を経て、3年ぶりに伝統の祭りが復活する。極寒の中、一丸となって祭りを作り上げる町民たち。熱い1か月の物語。 “日本一寒い町”として知られる北海道・陸別町。コロナ禍を経て、3年ぶりに伝統の祭り「しばれフェスティバル」が復活する。祭りを作り上げるのは、ほとんどがボランティアの町民たち。週6日、仕事終わりの夜に準備を進める。今回、実行委員長を任されたのは、かつて祭りの参加に消極的だった渡邊祐哉さん(36)。町民達と一丸になって成功させることはできるのか?極寒の町に生きる人々が祭りにかける、熱い一か月の物語。

              • 「ギフテッドが見る世界は 〜東京・渋谷〜」

                初回放送日: 2023年2月11日

                初回放送日
                2023年2月11日 (土)

                IQ130以上とずば抜けた知能を持つ若者たちがいる。“ギフテッド”と呼ばれる彼らが生きる不思議な世界。そこには思いもよらぬ景色が広がっていた。 人種・性別・さまざまな人々が行き交う東京・渋谷。商業ビルの一画に実業家の孫正義氏が設立した財団が運営する「インフィニティー」がある。財団では、才能豊かな若者たち200人ほどに学費などの支援をしている。インフィニティーで出会ったふたりの“ギフテッド”、小林都央くん(10歳)と大西拓磨さん(23歳)。ともにIQは130以上。特別な能力を持つという彼らの生きる世界とはどのようなものなのか。

                • 「ばばちゃんたちのそば〜山形・鶴岡〜」

                  初回放送日: 2023年2月4日

                  初回放送日
                  2023年2月4日 (土)

                  美しいそば畑が広がる山形の小さな集落に1軒の人気そば店がある。店を切り盛りするのは、80代4人の女性たち。1年の最後の日まで共に働く日々を見つめた。 山形の名峰・月山の麓にある鶴岡市宝谷(ほうや)地区。行列ができる「そば店」の調理場に立つのは、個性豊かな80代の4人組。そばを打ち、天ぷらを揚げ、季節の野菜を使った小鉢料理を手際よく作り、作業がひと段落すると、毒のあるどこかおかしみのある会話で盛り上がる。一面そばの花で埋まっていた丘が、雪に閉ざされる冬まで、仕事を通じて絆を深めた“仲間”と共に生きる女性たちの日々をみつめる。

                  • 「この畑から生き直す 〜北海道・十勝〜」

                    初回放送日: 2023年1月21日

                    初回放送日
                    2023年1月21日 (土)

                    日本一の畑作地帯、北海道・十勝に、児童養護施設や少年院を出た青年たちが作物を育てる畑がある。行き場を失い孤立した青年たちと、彼らを懸命に支える人たちの物語。 未婚の母のもとに生まれ、義理の父から虐待を受け、荒れた生活を送ったリク(仮名・22歳)。 18歳まで少年院で過ごし、去年6月、十勝にやってきた。仲間とぶつかることもしばしばだが、NPO法人「スマイルリング」の堀田豊稔さんらの支えを受けながら、地域の人たちとともに、広々とした畑で作物を育てる日々を送っている。十勝の大自然の移ろいの中で、自分を見つめ直していく青年たちの物語。

                    • 「アップデート 職人ライフ 〜岩手・南部鉄瓶〜」

                      初回放送日: 2023年1月14日

                      初回放送日
                      2023年1月14日 (土)

                      岩手県の伝統工芸品、南部鉄瓶(なんぶてつびん)。名工である父親の技術を若者にも学んで欲しいと願う息子。しかし職人の世界にも私生活重視の風潮が…苦悩の日々を追う。 南部鉄瓶を作る会社を経営する田山貴紘(たやまたかひろ)さん。担い手を増やそうと、週休2日制の導入などで労働環境を改善。さらに、経験が比較的浅くても製作できるというシンプルなりんご型の鉄瓶を考案した。今、目指しているのが、業界屈指の名工である父の高い技術を習得してもらうこと。しかし、サラリーマン的な働き方では限界があり、働き方をどうアップデートすればいいのか、決断を迫られている。

                      • 「“江戸前”を危機から守れ 〜千葉・のり漁師の苦闘〜」

                        初回放送日: 2023年1月7日

                        初回放送日
                        2023年1月7日 (土)

                        “黒い札束”と呼ばれる高級品「江戸前のり」。海の環境変化の影響で生産量が激減。ライバルとして競い合ってきた漁師たちが初めてチームを組み、危機の打開に挑む。 色よし・味よし・香りよし、高級品の「江戸前のり」が、かつてないピンチを迎えている。温暖化などによる海水温の上昇で生態系に異変が起き、のりの食害が拡大しているのだ。この危機に向き合う、千葉県富津市の漁師たち。生産量を競い合ってきたライバル同士が初めてチームを組み食害対策に挑むことに。互いの考えをぶつけ合う若手とベテラン。違いを乗り越えて、共に闘うことはできるのか。江戸前の復活にかける日々に密着。

                        • 「それでもいま 一歩前へ 〜核大国アメリカでの対話〜」

                          初回放送日: 2022年12月24日

                          初回放送日
                          2022年12月24日 (土)

                          広島から、自らの被爆体験を英語で世界へと発信し続けてきた、小倉桂子さん(85)。意見の異なる人の多いアメリカの田舎町を訪れ、対話の中から、何を見いだしたのか。 広島から、自らの被爆体験を英語で世界へと発信し続けてきた、小倉桂子さん(85)。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、無力感を抱き訪れたのが、アメリカ・アイダホ州の田舎町。住民の多くが核兵器の存在を容認する土地で、現地の人の考えを聞くことにした。自分とは立場の異なる人々との対話の中で、これまで知ることがなかった相手の事情や思いに触れた小倉さん。自らの被爆体験を語る日、どのような言葉で伝えたのか。

                          • 「サンマを追って1000キロ〜北海道・根室の漁師たち〜」

                            初回放送日: 2022年12月10日

                            初回放送日
                            2022年12月10日 (土)

                            サンマ水揚げ量全国一の北海道・根室。不漁が続く中、漁師たちは道東沖1000キロの北太平洋の公海に向かう。食卓に届けるために…男たちの知られざる格闘の物語。 “安くてうまい”サンマの異変…水揚げ量全国一の北海道・根室の漁師たちは苦境に立たされている。不漁が続き、魚体も小さい。漁場も日本近海ではなく、年々東へと移動し、今や道東沖1000キロの北太平洋。航行距離が伸びる中で、燃料高騰が追い打ちをかける。そして国際的なサンマ争奪戦。かつては漁が行われる4か月で600万円を稼げたサンマ漁。男たちは将来の選択を胸に秘めながら異変の海に向かっていた。語り・吉岡里帆

                            • 「“クー太”と暮らす村〜沖縄 やんばる〜」

                              初回放送日: 2022年12月3日

                              初回放送日
                              2022年12月3日 (土)

                              飛べない鳥・ヤンバルクイナと人々が隣り合って暮らす小さな集落。希少な生きものが暮らす「やんばるの森」が世界自然遺産に登録され、新たな共生のかたちを探し始めた。 沖縄本島北部、紺ぺきの海とやんばるの森に抱かれた国頭村安田。田畑や道ばたで天然記念物・ヤンバルクイナを見かけることもしばしば。住民たちは保護に取り組み、そっと見守ってきた。去年、やんばるの森が世界自然遺産に登録されるという大きな転機が。人を呼び込むチャンス。でも、自然が壊されないかという不安も。どんな共生の道を見いだすのか、ヤンバルクイナのシンボル「クー太」の目を通して見つめる。語り・milet

                              • 「鈴くんが教えてくれたこと 〜大阪・小児科病棟の“こどもたち”〜」

                                初回放送日: 2022年11月26日

                                初回放送日
                                2022年11月26日 (土)

                                大阪市内のある小児病棟。9年前、小児がんとの闘病の末亡くなった“鈴くん”の生き方は、病棟の子どもたちのその後の人生を支えている。鈴くんがのこしたメッセージとは。 大阪市内にある大阪市立総合医療センターの小児病棟。ここに小児がんの闘病のため入院していた“鈴くん”こと久保田鈴之介くんは、病棟で出会った年下の子どもたちの憧れのお兄ちゃんだった。9年前、鈴くんは18歳で亡くなったが、子どもたちは、いま成人してそれぞれの人生を鈴くんの姿を胸に懸命に生きる。3人の若者が鈴くんとの出会い、交流、別れを通じて受け取った、人生で大切なメッセージとは何か、見つめる。

                                • 「いまを駆ける~青森・十和田~」

                                  初回放送日: 2022年11月19日

                                  初回放送日
                                  2022年11月19日 (土)

                                  疾走する馬上から矢で的を射る「流鏑馬」。全国最上級のクラスで連覇を続ける選手がいる。青森県十和田市の布施蒼依さん、二十歳。青春を愛馬ともにかけぬける姿を追った。 疾走する馬上から的を射る「流鏑馬(やぶさめ)」。いま、流鏑馬競技で全国のトップを走る注目の選手がいる。青森県十和田市の布施蒼依さん、二十歳だ。地元で春に行われる一大イベント「桜鏑流馬」では、小学2年生のときから乗り続けている愛馬「スペード」とともに、最上級のクラスで5連覇を達成した。「スペ以上にいい男はいないから」と笑いながら語る蒼依さん。秋の大会に向け、青春を愛馬ともに駆け抜ける姿を追った。

                                  • 「僕が深く潜る訳〜愛媛・佐田岬〜」

                                    初回放送日: 2022年11月12日

                                    初回放送日
                                    2022年11月12日 (土)

                                    公務員だった若者が伝統の素潜り漁の世界に飛び込んだ。“役所の常識”はなかなか通じない。しかし、深く潜る意味に気づき、この土地で生きていく覚悟を深めていく。 四国の最西端にある佐田岬半島。大きなアワビやウニがとれるこの豊かな漁場には、男性の素潜り漁師「海士(あまし)」がいる。起源は江戸時代と言われているが、今では30人あまりしかいない。この伝統の世界に、佐賀県庁で水産業に携わってきた若者が転職してきた。最初は、トラブル続きだったが、次第に素潜り漁の魅力にひきこまれていく。果たして、海士の一員として認められるのか。

                                    • 「心が離れられなくて 〜東京・親をめぐる対話〜」

                                      初回放送日: 2022年11月5日

                                      初回放送日
                                      2022年11月5日 (土)

                                      親の愛を感じられないとSNSに寄せられる女性たちの叫び。その声に応えるのは自ら親の虐待に苦しんできたという女性。対話を通じ自分の人生を見つめ直す日々を追った。 「家には味方なんていない」「自分がいなくても家族は誰も悲しまない」。親の愛を感じられないと悩む女性たちの声が、SNSを介して東京・渋谷のNPOに寄せられている。その声に応えているのは、幼い頃から父親に虐待を受けてきたという女性だ。家を出てから5年がたつ今も、親から心が離れることができずにいる。同じ思いを抱く女性たちとのSNSでの対話を通じて自分の人生を見つめ直し、一歩を踏み出そうとしている。

                                      • 「人工衛星 作るばい 〜福岡・久留米の町工場〜」

                                        初回放送日: 2022年10月29日

                                        初回放送日
                                        2022年10月29日 (土)

                                        ベンチャー企業を中心に、20社あまりの町工場が結集した九州発の人工衛星打ち上げのプロジェクト。まさかのイプシロン6号機の打ち上げ失敗。町工場の挑戦の行方は。 福岡のベンチャー企業を中心に、20社あまりの町工場が結集した九州発の人工衛星打ち上げのプロジェクト。合計36基を打ち上げ、ほぼリアルタイムで地上を観測しようという壮大な計画だ。組み立てなどを担う久留米市の町工場では、宇宙への挑戦は初めてというメンバーたちが日々試行錯誤を続けている。そして、まさかのイプシロン6号機の打ち上げ失敗。宇宙への熱い思いを抱いた町工場の人たちの挑戦の行方は。

                                        • 「水の中から羽ばたきたい 浜松・ぺんぎん村水泳教室」

                                          初回放送日: 2022年10月22日

                                          総合
                                          初回放送日
                                          2022年10月22日 (土)

                                          泳ぐこと、それは人生を進んでいくチカラにもなる―。“水の中の不思議な世界”と、人の可能性を信じながら努力を続ける障害者スイマーたちとコーチ、家族の物語。 浜松にある全国有数の障害者水泳教室・ぺんぎん村。30年前に泳ぎ始めた脳性まひの男性は国際大会を目指しながら、大好きなライブ鑑賞も楽しむ。4年前に入った高校1年生は伸び盛り!キュートな笑顔をふりまくように。陸では不自由がある人も、浮力がある水の中に入ると自由に動けたり歩いたり出来る。そんな不思議な世界で、ひとつひとつ「できること」を増やし泳ぎを磨いていくと、それは人生を進むチカラにもなっていた…。

                                          • 「恋人は“なでしこ”〜新潟・十日町〜」

                                            初回放送日: 2022年10月15日

                                            初回放送日
                                            2022年10月15日 (土)

                                            棚田が美しい新潟の十日町。人里離れた小さな集落で活動する女子サッカーチームは住民たちのアイドル!?「恋人」のように応援するお年寄りたちとの温かい交流の物語。 全国でも有数の米どころ、新潟の十日町。人里離れた小さな集落が本拠地のサッカーチーム「FC越後妻有」。上から数えて5番目の女子リーグで戦う彼女たちに地元のおじいさんたちはメロメロ。スマホの待ち受けには選手たちの顔。「推し」の応援旗づくりに勤しみ練習には差し入れも。人口減に悩む集落に彩りをもたらすチーム、実は「老後の幸せ」を問い直させる存在だった…選手と地元のお年寄りたちとの温かな交流を描く。

                                            • 「痛みをこらえるその理由は〜和歌山・那智勝浦〜」

                                              初回放送日: 2022年10月8日

                                              総合
                                              初回放送日
                                              2022年10月8日 (土)

                                              和歌山・那智勝浦町に全国から患者がやってくる病院がある。お目当ては、日本一厳しいとも言われるリハビリ。過酷な日々の先に何を見るのか。“再生”をかける人々の物語。 神々がすまう地として知られる熊野。古くから人は魂の“再生”を求めて険しい山道を歩み、参詣を続けてきた。この地に全国から患者が集まる病院がある。「自分の足で歩きたい」「自宅で暮らしたい」。さまざまな思いを抱いてやってくる人々が挑むのは「この世のものとは思えない」と言われる過酷なリハビリ。痛みに顔をゆがめながら、なぜリハビリを続けるのか。その先に何をつかむのか。和歌山・那智勝浦で紡がれる“再生”の物語

                                              • 「彼が声を届けるわけは 〜永田町に通う大学生〜」

                                                初回放送日: 2022年9月24日

                                                初回放送日
                                                2022年9月24日 (土)

                                                いじめ・虐待・貧困…さまざまな困難を1人で抱え込む社会を変えたいと永田町に通う大学生。その思いに共鳴し支援に動き出した30代。誰かの孤独に寄り添う人々の物語。 大学生でありながら永田町に通い孤独対策を訴える大空幸星さん(23)。運営する匿名のチャット相談窓口には、いじめや虐待など苦しみを抱えながら誰にも打ち明けられないという人々の声が1日1000件以上集まってくる。「孤独は誰かとのつながりを身体が求めているサインだ」という大空さん。心に積もる苦しみを誰かに受け止めてもらえる社会へと近づけられるのか。身近な人の孤独に寄り添い生きる人々の姿を見つめる。

                                                • 「デニム兄弟がつむぐ夢 岡山・児島」

                                                  初回放送日: 2022年9月17日

                                                  初回放送日
                                                  2022年9月17日 (土)

                                                  「国産ジーンズの聖地」と呼ばれる岡山県児島に、職人の技に心を奪われ移住した兄弟がいる。斬新なアイデアでジーンズ業界の常識を覆し続ける2人。ともに紡ぐ、夢とは。 「どういう人がどういう思いで作っているか知ってほしい」。国産ジーンズの聖地・岡山県倉敷市児島に移り住んだ山脇耀平さん(29)と、島田舜介(27)さんの兄弟。児島に埋もれた高い技術があることを知り、これまでにない発想で製品化を実現。職人の技術と思いを発信し続けてきた。こだわりあるもの作りに触れ、2人は、大量生産大量消費とは違う、大切に使い続けてもらえる一着を探し始める。そのヒントをくれたのは…。

                                                  • 「歩き出そうと 決めた島で 〜三重・渡鹿野島〜」

                                                    初回放送日: 2022年9月10日

                                                    初回放送日
                                                    2022年9月10日 (土)

                                                    舞台は三重県の離島・渡鹿野島。かつての活気を失った島に、都会で挫折した1人の若者がたどりつき活性化を任された。再起をかけ島民と新たな一歩を模索した一夏の物語。 三重県志摩市の渡鹿野島。かつて歓楽街として知られていたが、いま活気を失っている。そこに地域おこし協力隊として派遣されたのが峠広之さん31歳。都会で挫折し、再起をかけて島に渡ってきた。しかし、観光客を集める企画を書くものの、ほとんどが実現に結びつかない。島民の林和弘さんがそんな峠さんの相談役になり、気にかけ続けてきた。そして、この夏、島伝統の祭りが3年ぶりに復活することに。1人の若者と島の人たちはー

                                                    • 「ボクたちの青春~髙松工芸高ボクシング部~」

                                                      初回放送日: 2022年9月3日

                                                      初回放送日
                                                      2022年9月3日 (土)

                                                      猫好きやパティシエ志望、ボクたちは香川県高松工芸高校ボクシング部の選手!ケガで選手生命を絶たれた3年生のコーチと最後の大会に挑む。笑いと涙の青春ストーリー! 香川県高松工芸高校のボクシング部は、6人の全国チャンピオンを輩出してきた四国の名門。今回は、優しい性格が壁となって相手を攻めきれないパティシエ志望のジュライくん、これまで公式戦で勝ったことがないという猫好きのハルトくんなど、個性豊かな選手たちが登場。将来を嘱望されながらケガで選手生命を絶たれたソウガくんがコーチとして彼らを支える。仲間を思い、全力でぶつかる、高校時代の最高の思い出を描く。

                                                      • 「“幸せな牛”の住む山で 岩手・岩泉町」

                                                        初回放送日: 2022年8月27日

                                                        初回放送日
                                                        2022年8月27日 (土)

                                                        四季を通じて、険しい山の中で牛を放牧する岩手・岩泉の牧場。全国から10・20代の若者が次々にやってくる。69歳の酪農家がのこす信念と、若者の夢が交差するひと夏。 これまで牧場を訪れた若者は2000人以上。たった1人で山を切り開き、自然の草で牛を育てる中洞正さん(69)にひかれてやってきた。牧場に住み込みで働き「保育所つきの牧場づくり」「パティシエ」など、さまざまな夢を追う若者たち。この夏、中洞さんは70歳で引退を決めた。最後の日々で、自然を守る大切さと、開拓者精神を伝えようとする中洞さん。若者たちはどう応えるのか。牧場のひと夏を見つめる。語り・milet

                                                        • 「祈りのチェロ 支える人々 〜ウクライナの母と娘〜」

                                                          初回放送日: 2022年7月16日

                                                          初回放送日
                                                          2022年7月16日 (土)

                                                          ウクライナから東京に避難してきたチェロ奏者の母と娘。戦禍で失われた音楽家としての人生、そして慣れない日本での暮らし…。2人を懸命に支える人たちとの日々の記録。 ウクライナ国立歌劇場でチェロの奏者として活躍してきたテチャーナ・ラブロワさん。そして、娘のヤーナ・ラブロワさん。3月下旬、2人は、日本の音楽仲間を頼って東京・杉並区に避難してきた。慣れない暮らし、奪われた演奏活動、そして、自分たちだけ安全な地で音楽を続けていいのかという葛藤に、苦悩している。そんな2人を支えようと奔走する周囲の日本人たちとの100日を見つめた。語り・吉岡里帆

                                                          • 「記憶をつなぐ“花”の物語 〜新潟 村上〜」

                                                            初回放送日: 2022年7月9日

                                                            初回放送日
                                                            2022年7月9日 (土)

                                                            蚕が作ったまゆ玉を加工して仕上げられる「シルクフラワー」。人の手で作った枯れない花だからこそ、託し託される思いがある。かつて養蚕で栄えた新潟の静かな山里の物語。 蚕(かいこ)が作ったまゆ玉にハサミを入れ、薄くはがし、幾重にも重ねて仕上げるまゆの花「シルクフラワー」。養蚕の一大産地として栄えた新潟県村上市にある静かな山里で30年以上、地元の女性たちによって作られ続けてきた。決して色あせることの無い枯れない花―。だからこそ託し託される思いがある。出会い、卒業、結婚、退職、惜別…。人生の節目節目に寄り添ってきた蚕の里に咲く「花」に、人々がこめた思いとは。

                                                            • 「被災地の”つながるカフェ” 静岡・熱海」

                                                              初回放送日: 2022年7月2日

                                                              初回放送日
                                                              2022年7月2日 (土)

                                                              去年7月3日、土石流に襲われた静岡・熱海市伊豆山。この春、まだ爪痕が残る街に被災した人が集うカフェがオープン。悲しみ、寄り添い、励まし…そこで重なり合う思いとは 「母親の近くで子育てがしたい」と地元に戻った娘を亡くした女性、「濁流が押し寄せた時、家族のそばにいられなかった」と苦しみ続ける男性…。「人それぞれ歩幅は違うから…支え合いたい」というカフェ店長。関連死も含め27人もの命を奪った土石流。1年が経(た)っても1人の行方がわからず、130世帯あまりが自宅に戻れないまま避難生活を送る。カフェに集う人々を通して、被災地・熱海のいまを見つめる。語り・吉岡里帆

                                                              • 「最期を託し、託されて」

                                                                初回放送日: 2022年6月25日

                                                                初回放送日
                                                                2022年6月25日 (土)

                                                                24時間、身寄りのない人から電話が寄せられるNPOが名古屋にある。身元保証や日常生活の支援、葬儀・火葬。「最期」までを寄り添う現場に、2か月間カメラを据えた。 「最期に迷惑をかけたくない」名古屋にあるNPO「きずなの会」には、24時間365日、身寄りのない人から電話が寄せられる。現在1000人いる会員は高齢者だけでなく年齢もさまざま。およそ30人のスタッフが、入院する際の身元保証から日常の生活支援・葬儀や火葬など「最期」まで寄り添い奔走する。なぜ人々はここを頼り、スタッフはどんな思いで支えているのか?大都市の現場に2か月間密着した。語りmilet

                                                                • 「僕は最果ての島医者 北海道・礼文島」

                                                                  初回放送日: 2022年6月18日

                                                                  初回放送日
                                                                  2022年6月18日 (土)

                                                                  北海道礼文島に、父の後を継ぐため帰ってきた一人の医者。この冬、余命半年の患者と向き合った。患者との距離が近い離島医療の現場。模索し、成長する日々を見つめる。 猛烈な風が吹き付ける北海道礼文島。2年前、医者として、この島に戻ってきたのは升田晃生さん(36)。間もなく定年を迎える父・鉄三さんが築いてきた「患者が住み慣れた島で、最期を過ごせる医療」を引き継ぐ。この冬、晃生さんは、余命半年の患者と向き合った。島で300本の桜を育てる“礼文の花咲かじいさん”。人生の最後に医者としてできることは何か?故郷で新たな人生を歩み出した島医者、成長の物語。語り・吉岡里帆

                                                                  • 「HOME もうひとつの“家族”」

                                                                    初回放送日: 2022年6月11日

                                                                    初回放送日
                                                                    2022年6月11日 (土)

                                                                    行き場を失った外国人を自宅で引き受け、共に暮らす日本人女性がいる。在留資格がない住人のため入管や病院に付き添い、支え続ける原点とは?小さな居場所から始まる物語。 愛知県・津島市の静かな住宅街で、祖国に戻れない外国人を受け入れ、一軒家でともに暮らす眞野明美さん(68)。同居人の国籍はウガンダ・ブラジル・キリバスなどさまざま。在留資格がなく、働くこともできない彼らの生活を、自身の年金や寄付でまかない、入管や病院にも付き添う。活動の原点にあるのは、去年3月、入管での収容が続く中で亡くなったスリランカ人女性、ウィシュマさんとの「ある約束」だった…。語り;milet

                                                                    • 「思いつなぐ みんなの校歌」

                                                                      初回放送日: 2022年6月4日

                                                                      初回放送日
                                                                      2022年6月4日 (土)

                                                                      東京電力福島第一原発の事故で一時は無人の町となった福島県富岡町。町唯一の小学校では復興へ向け“町のみんなで”校歌を作ることに。校歌に込めたそれぞれの思いとは。 「校歌をどうしたいか考えることが町の将来を考えることに結びつく」。朝ドラ「あまちゃん」の音楽などで知られる大友良英さんが、福島県富岡町の小学校の新たな校歌を手がけることに。原発事故で一度は人の姿が消えた町の復興への一歩だ。震災前を知らない子どもたち、そして、別の町で避難生活を続ける卒業生…人口が大幅に減り、その姿も大きく変わった町で、それぞれが描く未来とは。語りmilet。

                                                                      • 「”学生さん”を待ち続けて 熊本・南阿蘇」

                                                                        初回放送日: 2022年5月28日

                                                                        初回放送日
                                                                        2022年5月28日 (土)

                                                                        熊本地震で3名の学生が犠牲になった南阿蘇村黒川地区。唯一残った学生向けの下宿に、6年ぶりの若者が。受け入れに奔走する下宿の“おばちゃん”の姿に密着。 「家族よね、学生さんは」。熊本県南阿蘇村で学生向けの下宿を営む竹原伊都子さん。抜群においしい手料理でもてなし、母のように慕われてきた。しかし6年前、熊本地震で村は大きな被害を受け地元の大学は移転し、学生の姿は消えた。そこにこの春、専門学校が新たに開校。国籍もさまざまな若者たちがやってきた。“学生村”と呼ばれたかつての活気は取り戻せるのか?奔走する“おばちゃん”の日々をみつめる。語り 吉岡里帆

                                                                        • 「笑顔咲かせる 母の鼓動」

                                                                          初回放送日: 2022年5月21日

                                                                          初回放送日
                                                                          2022年5月21日 (土)

                                                                          満開の桜に響き渡る太鼓の音。この春、難病の子をもつ母親たちの和太鼓グループが、苦難を乗り越えて舞台に立った。笑顔を絶やすことなく鼓を打ち込む、母親たちの思いは。 難病の子をもつ母親たちで結成された和太鼓グループ「ひまわりのやうに」。コロナ禍で途絶えていた活動を再開し、この春、関西で3年半ぶりの舞台に立った。目が見えず、音がすべての世界で生きる息子に向けて鼓舞する母、闘病の末に旅立った娘に演奏を捧げる母、わが子が突然病気に襲われた現実に直面し、悲嘆の中で一歩を踏み出そうとする母…。笑顔で鼓を打ち込む母たちの秘められた思いを見つめる。語り・吉岡里帆

                                                                          • 「棟梁 御開帳がつなぐもの 長野・善光寺」

                                                                            初回放送日: 2022年5月14日

                                                                            初回放送日
                                                                            2022年5月14日 (土)

                                                                            長野市・善光寺で始まった、7年に1度の「御開帳」。地元の人々が待ち望む伝統行事を、30年以上支え続けてきた職人が、今年引退することに。後継者に託した思いとは… 「善光寺“さま”じゃなくて、善光寺“さん”」。長年、地元の人から親しまれてきたこの寺が、今年、特別な春を迎えた。新型コロナの影響で1年延期されていた「御開帳」が、ようやく行われることになったのだ。この伝統行事を30年以上支えてきた、職人の村井一雄さん(74)。持病の悪化から、今回、棟りょうの座を退くことを決意した。後継者は重責を全うし、歴史ある御開帳を無事開催することができるのか?語り milet

                                                                            • 「絶対、家見つけたる!」

                                                                              初回放送日: 2022年5月7日

                                                                              初回放送日
                                                                              2022年5月7日 (土)

                                                                              生活困窮者が全国から駆け込んでくる、大阪のとあるNPO。相談が来たら即日住居を確保し、生活再建の道筋を立てる。再起請負人が奔走する、支援現場のリアルな実態とは… 「大阪で人生の再起を」。家を失った困窮者が全国から駆け込んでくるNPOがある。運営するのは、不動産会社も経営する若き社長。支援は住まい探しのみならず、生活保護の申請や就職活動など、あらゆる面に及ぶ。人生に挫折した過去、助けを求められながら救えなかった命…無念の思いを抱えながら奔走する日々。そんな彼のもとにやってきた二十歳の青年。孤独感を募らせてきた心をとかし、再起を図ることはできるか。

                                                                              • 「ひとりたどり着いた山里で〜和歌山・田辺〜」

                                                                                初回放送日: 2022年4月30日

                                                                                初回放送日
                                                                                2022年4月30日 (土)

                                                                                和歌山県の深い山奥にたたずむシェアハウス。都会での暮らしに傷ついた若者が、全国から集まる。一人暮らしのお年寄りたちと不思議な交流がうまれ、集落にも変化が… 和歌山県田辺市の深い山奥。廃校になった小学校の校舎を譲り受けてできたシェアハウスがある。暮らすのは引きこもりやニートだった10人あまりの若者たち。4年前ここに来た女性は、都会での暮らしに傷つき、誰にも頼れないまま「社会との関わりを断ちたい」とやってきた。ところが、家族と離れ、一人で暮らすお年寄りたちと交流するうちに、少しずつ自分らしさを取り戻し、ある決意をする…。語り・吉岡里帆

                                                                                • 「島からでもできる 鹿児島・奄美大島」

                                                                                  初回放送日: 2022年4月23日

                                                                                  初回放送日
                                                                                  2022年4月23日 (土)

                                                                                  去年、センバツ出場で話題となった鹿児島県立大島高校野球部。「島からでもできる」と、球児たちを支えてきた地元奄美大島の人々。子どもたちの躍進に託した、思いとは─。 去年、離島からセンバツ出場を果たした鹿児島県立大島高校野球部。球児たちの快挙に、地元奄美大島の人たちは湧き立っている。躍進の裏には、「離島からでも夢はかなう」と環境を整えてきた島の人々の姿があった。世界自然遺産に登録された奄美大島だが、子どもの多くが進学や就職で島を離れ、過疎化も進む。島の人々は、野球部の活躍に何を思い、何を託すのか。離島に生きる人々の今と、その思いを見つめる。語り milet。

                                                                                  • 「ここで、私を生き直す」

                                                                                    初回放送日: 2022年4月16日

                                                                                    初回放送日
                                                                                    2022年4月16日 (土)

                                                                                    和歌山市にある、女性たちの依存症回復施設。入居者はプログラムの一環として、過去に自分が傷つけた人たちの元へ謝罪に行く。過去の自分と決別しようと葛藤する姿に密着。 女性たちの依存症回復施設・和歌山ダルク。薬物やアルコールへの依存で、人間関係も壊れてしまった人々に手を差し伸べるのは、代表の池谷太輔さん(45)。自身も20年近く薬物依存に苦しんだ末、克服した経験を持つ。池谷さんが実践するのは「埋め合わせ」というプログラム。過去に迷惑をかけた人たちに直接謝罪することで、過去の自分と決別することを促す。依存症からどう生き直すのか?葛藤の日々を記録。語り:牧野莉佳

                                                                                    • 「魅惑の粉雪と生きる 北海道・ニセコ」

                                                                                      初回放送日: 2022年4月9日

                                                                                      初回放送日
                                                                                      2022年4月9日 (土)

                                                                                      日本各地の「今」を見つめるドキュメンタリーシリーズ。北海道のスノーリゾート「ニセコ」。コロナ禍のいま、インバウンドや投資で賑(にぎ)わった町のリアルとは… 世界有数の粉雪が降り積もる北海道のスノーリゾート「ニセコ」。以前はオーストラリアやアジア各国から年間20万人が訪れてきた。しかしコロナ禍のいま、インバウンドをなりわいにしてきた地元の町は静まりかえっている。売り上げが3割に減ったペンション経営者、ニセコの雪に惹(ひ)かれて移住してきたスノーボーダーなど、地元の人々はいま何を思うのか。粉雪の映像美でつづるひと冬の記録。語り・吉岡里帆。