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県と塩尻市、民間企業が林業活性化を目的に始めた信州F・パワープロジェクトが混迷している。県内から集める木材を利用した木質バイオマス発電と大規模製材工場を2本柱とし、「森林県」から「林業県」への転換を掲げたが、発電所は燃料不足で当初計画通り操業できていないことが判明。県や国が約24億円の公費を注入した公的側面が強い事業だが、県は民間事業者の経営に関わる問題―として、詳しく説明していない。(東圭吾、須田充登)
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■国内の競合激化であおり
プロジェクトの発電事業が計画通りに進んでいない事態は、北野建設(長野市)が5月12日に投資家向けに発表したことで明るみに出た。
同社は発電事業を担うソヤノウッドパワー(塩尻市)の出資企業の一つ。その発電事業の燃料調達が低調になっている―とし、債務保証の特別損失引当金7億5300万円を計上したとの内容だった。
その後、塩尻市の百瀬敬市長が「当初の計画通り稼働していないことを確認している」、阿部守一知事も事業が全国的な燃料不足の影響を受けている―と記者会見で説明。ソヤノ社も6月、取材に対して燃料材の調達が困難になっている状況と…
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