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岸田首相「遺志継ぎ時代開く」=安倍元首相銃撃から1年

時事通信 / 2023年7月8日 17時58分

 安倍晋三元首相が参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した事件から8日で1年を迎えた。岸田文雄首相は東京都内で開かれた追悼集会に出席し、「安倍氏の遺志を継ぐ」と強調。憲法改正、安定的な皇位継承、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に触れ、「将来につながる種をまき続け、力強く次の時代を切り開いていく」と表明した。

 首相は「ロシアのウクライナ侵略を前に(集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法は)ますます重みを増している」と安倍氏の実績を評価。生前の安倍氏から「信じる道を真っすぐに進めばいい」と声を掛けられたことを紹介し、「一人悩むときにこの言葉を思い出す。そっと背中を押してくれる」としのんだ。

 安倍氏夫人の昭恵さんは「影で努力し、話を本当によく聞いてくれる夫だった」と振り返った。集会は保守系の民間団体が主催し、東京・元赤坂の明治記念館で開かれた。

 集会に先立ち、東京・芝公園の増上寺では一周忌の法要が営まれ、昭恵氏ら遺族や首相に加え、自民党の麻生太郎副総裁、菅義偉前首相、森喜朗元首相、小泉純一郎元首相、公明党の山口那津男代表ら多くの政財界関係者が参列した。

 寺の境内に設けられた献花台には大勢の人々が列を作り、約5000人(自民党発表)が花を手向けた。山口県下関市の安倍氏の旧事務所や奈良市の銃撃の現場にも献花台が置かれ、遺影に花を供える姿が見られた。 

[時事通信社]

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