群馬県太田市のパチンコ店で1996年、横山ゆかりちゃん=当時(4)=が行方不明になった事件が、7日で発生から27年を迎えることから、情報提供を呼びかけるCMの撮影が3日、太田署(柿崎誠署長)で行われた。
県警捜査1課重要事件特別捜査班長の高橋稔警部や同署刑事1課の井田貴子巡査部長ら11人が出演し、ポスターを手に捜査への協力を呼びかけた。高橋警部は「寄せられた情報は一つ一つ慎重に捜査を進めている。ささいなことでも構わないので、ためらわずに連絡して」と訴えた。
CMは約4分間。7日から約1年間、太田、桐生両市を拠点とするケーブルテレビ局「光ネット」で1日4回流す。
一方、ゆかりちゃんの帰宅を待つ父親の保雄さん(56)は上毛新聞の取材に「すぐに見つかると思っていた。あっという間に27年たってしまった」と振り返った。「ゆかりのことだけは忘れずにいた。ずっとゆかり、何かにつけて必ずゆかり。ひとときも頭から離れることはない」。頭に浮かぶ娘の姿は、事件当日のまま止まっているという。
「もっとパパ、ママと遊びたかっただろうし、寂しかったと思う。ゆかりに会えたら、まず謝りたい」と悔やむ気持ちは消えない。「顔はすっかり変わってしまったと思うが、おなかの灰色のあざは今も変わらずあるはず」と話し、思い当たる人を見かけたら警察に連絡してほしいと願う。
情報提供は同署の捜査本部(フリーダイヤル0120-889-324)へ。