マカオ税関、運び屋による化粧品の密輸事案を3日間で16件摘発

 マカオ税関(マカオ税関)は7月6日、直近3日間(7月3〜5日)にかけて、マカオ半島北部にあり広東省との主要な陸路の玄関口となっている關閘イミグレーションで16件の違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に絡む化粧品の密輸事案を摘発したと発表。

 発見に至った密輸品の数に計305点で、食品のパッケージに入れるなどして隠蔽する悪質なケースも目立ったといい、マカオ居民及び中国本土からの旅客の男女(21〜61歳)16人を対外貿易法違反で起訴したとのこと。

 目下、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2023」を展開する中、税関でも水際での警戒を強化して臨んでいるとし、市民に対して物品の出入りに関する法令の遵守、また営利を目的とした密輸に関与しないよう呼びかけた。

關閘イミグレーション出境フロアの税関検査場で発見された化粧品密輸事案の隠蔽工作例(写真:澳門海關)

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