“Twitter閲覧制限”なぜ起きた? 公式ブログの日本語訳が公開 ユーザーから批判殺到 「いい加減にして」
ITmedia NEWS / 2023年7月6日 7時0分
Twitterを運営する米Xは7月5日、告知なしに実施したTwitterの閲覧制限について説明した広告主向けブログ記事の日本語訳を公開した。内容は同社が4日(現地時間)に公開したオリジナル版と同じだが、日本のユーザーからは「いい加減にして」「施策は失敗している」といった声が相次いでおり、批判の的になっている。
記事では閲覧制限について「プラットフォームに害を及ぼしているbotやその他の悪質な行為を働いている者を検出して排除する」目的で実施したと説明。排除したい行為については「AIモデルを構築するために人々の公開されているTwitter上のデータをスクレイピングすること」「さまざまな方法でプラットフォーム上の人々や会話を操作すること」と定義している。
予告がなかったのは「事前に告知を行えば、悪質業者は検知を逃れるために行動を変えることができる」からだったと説明。閲覧制限の影響については「プラットフォームを利用する人々のごく一部に影響を及ぼしている。広告への影響は最小限」としている。
●日本ユーザーからは批判殺到
Xが公開した訳文に対する日本ユーザーの反応は厳しい。例えば「影響はごく一部」という部分に対しては、アニメ「ガンダム 水星の魔女」を引き合いに出したものも。同アニメでは、指定のハッシュタグを使うと専用の絵文字が表示されるプロモーションを行っていた。しかし最終回当日に閲覧制限がかかっていたことから「SNSマーケティングを台無しにしたのでは」とする意見が出ていた。
記事冒頭の「私たちはプラットフォームからスパムやbotを除去するために、ときには大変厳しい措置を講じる必要があります」という書き出しに対し「その割にはスパムを送ってくるbotが減っていない」「この記事を読んでいる間にもスパムメッセージが届いた」と、効果を疑う声も。「背景は理解したが、1日単位ではなくもっと短い期間で閲覧を制限したほうがいいのではないか」などと、施策の妥当性について疑問を投げかける声も見られた。
他には「ユーザー向けの説明なしに、広告主だけに言い訳するのか」「何があったとしても、事後報告の時点で信頼を損ねている。もう少し告知について方法を検討してほしい」と、説明の順序を批判する意見もあった。Xは一連の閲覧制限について「作業が完了次第、最新情報を提供する予定」としている。
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