社長挨拶

お詫び

 この度は弊社が上場廃止の処分を受けましたこと、心よりお詫び申し上げます。
 22年4月下旬に証券取引等監視委員会の調査が入って以来、上場維持を目指し、全社一丸となって尽力して参りましたが、残念でなりません。
 先ずは、22年5月10日に元会長の三吉野が関連当事者取引の隠蔽をしていたと告白があり、驚きで困惑しましたが、その対応に陣頭指揮をとり、何とか乗り切ろうと覚悟を決めました。5月13日に予定しておりました22年第一四半期の決算開示は過去の訂正が必要な為、開示不可な事態になりました。決算開示の延長申請は通常約一カ月ほどをかけて承認をいただけるところ、僅か1週間で、不眠不休の努力の結果、承認をいただくことが出来、最初の上場廃止危機を切り抜けることができました。
次に、第三者委員会の調査が三カ月ほどかかり、それ無しに開示が出来ない中、約二カ月の決算開示の再延長申請にのぞみました。日本では2例しか承認されていないと聞いている非常に難しい申請でしたが、第三者委員会の協力も得て承認をいただき、第二回目の上場廃止危機を乗り切ることができました。
 さらに、第三者委員会の報告書が予定より遅延し、3日間で約50本の開示をしなくてはならなくなり、社員や社外のプロジェクトメンバーの方々、監査法人の方々などの協力を賜り、8月12日・15日に開示を行い、一旦は上場維持危機を回避出来たかと思っておりました。しかしながら、入力ミスや、確認を行う時間が無かったことから、一つ一つは小さなミスながら、それらが重なることで大きな間違いを開示したことになり、再度、9月2日に訂正開示を行いました。一連の不祥事により特設注意銘柄の指定を受けてしまいましたこと、非常に申し訳無く思いましたが、即上場廃止では無いことから、全社で真摯に取り組み特設注意銘柄解除を目指そうと、頑張ってきました。
 また、第三者委員会の報告書では、当社にとっては受け入れ難いものでしたが、それを真とし改善計画を実施する必要がありました。不本意な人事や、評価や懲罰や辞任を、上場維持の為と受け入れていただいた方々もいらっしゃいました。
5月15日に提出の訂正報告書でも、事実を誤認させるであろう、私達にとっても屈辱的な内容でしたが、財務局のご指導に従って提出して上場維持をするか、正論を通し報告書遅延による上場廃止かを迫られ、株主や社員などの為、受け入れ開示致しました。
 しかしながら、何とか首の皮一枚で頑張ってまいりましたが、この度、上場廃止の処分を受けてしまいました。潔く上場廃止を受け入れるか、無理をしても上場維持かという選択の中、虚偽や隠蔽等不正は絶対にしないながらも、無理を重ねて何とか上場廃止を逃れて参りました。その無理が管理体制の不備と判断され、上場廃止の処分につながってしまいました。
 私にとっては、昨年5月より、これ以上無い努力をして参りましたし、これ以上無いご尽力を周りの皆さんにいただきました。この結果は、私の能力不足、人徳の無さの結果であると受け止めております。
皆さんに心よりお詫び申し上げますとともに、社員や協力いただいた皆様には感謝申し上げます。
 今後は、コンプライアンス・ガバナンスの強化を徹底するとともに、難しい環境が予想される中ではありますが、業績向上に誠心誠意努めて参りたいと思っております。また、何らかの形でステークホルダーの皆様にお返しする方法などを考えて参ります。非上場企業にはなりますが、運転資金は潤沢なこと。社員達も心機一転頑張っており離職者は出ていないこと。ほとんどの取引先も取引の継続に合意いただいていること。以上により会社の継続性には問題ありませんから、ご安心賜ればと存じます。
重ねて、この度の上場廃止処分を受けたことをお詫び申し上げます。

株式会社ディー・ディー・エス
代表取締役 社長執行役員 久保 統義

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