京都の夏の風物詩「祇園祭」。今回は、中村雅俊さんが意外と知らない祇園祭を知る旅へ。
実は八坂神社の祭礼だという祇園祭。それには祭りの起源が深く関わっていました。今から約1150年前、当時、国中で流行していた疫病を退散するために、あることを行ったことが始まりとされています。
祭のハイライト「山鉾巡行」。高さ７mもある展示の山鉾に乗せていただき、その大きさを肌で感じます。そんな山鉾ですが、実は「山」と「鉾」に分かれています。その違いを解説。さらにこれらの山鉾が置かれる分布図から、驚きの事実に気がつきます。
前祭の巡行で先頭をかざる「長刀鉾」や、豪華な装飾で知られる「北観音山」、196年の時を経て復活した「鷹山」などを取材。「長刀鉾」の鉾頭に飾られる霊験あらたかな言い伝えが残る長刀や、作り直すのに8年もの月日を費やした豪華な懸装品を間近で拝見。奏でられる「祇園ばやし」の練習風景にもお邪魔します。