【BS朝日 毎週木曜 よる9時00分放送】
今話題の徳川家康をはじめ、織田信長、豊臣秀吉、武田信玄など、日本の歴史に名を刻む戦国武将たちがこぞって憧れた寺院、鞍馬寺。なぜ鞍馬寺は名だたる武将たちから敬われたのでしょうか?今回は俳優の中村雅俊さんが、その秘密をひも解く旅へと出かけます。
京都の中心部から展望列車に揺られ鞍馬駅へ。鞍馬山といえば牛若丸こと源義経と天狗の伝説が今に伝わる場所です。参道には、秀吉が崇めたという神社や、鞍馬寺と朝廷との結びつきを示す場所など、様々な見どころが。鞍馬寺の本堂「本殿金堂」に祀られているのは秘仏とされ、60年に一度しか開帳されない「尊天」と呼ばれる3体の本尊。その内の一尊毘沙門天に武将たちが鞍馬を敬った秘密が。しかも寺には、武将たちが拝顔したと伝わる国宝の毘沙門天像が残っているのです。鞍馬寺の国宝・毘沙門天像だけに見られる、特別なその姿とは。また、武将が鞍馬寺を崇めた理由は、境内の最も奥にある最大の聖地にもあると言います。雅俊さんは険しい山道を歩き、最大の聖地へと向かいます。その途中には、源義経が天狗に剣術を教わった伝説の場所が残されていました。そして辿り着いた聖地「魔王殿」では、遙かな時の流れを超越した、鞍馬寺の始まりの秘密が明らかに。さらに鞍馬山の麓に位置する貴船神社へ。溢れ出る清らかな水と巨大な御神木が自然の力強さを感じる社です。「貴船」という地名から鞍馬山・貴船山を包むパワーの秘密が浮かび上がります。そして貴船名物「川床」で川の恵みにも舌鼓。
旅人:中村雅俊(俳優)