今回は、サンガリアのハイボール缶を飲んでみます。

国破れてサンガリア

日本サンガリアベバレッジカンパニーは、1974年に設立された大阪に本社のある飲料メーカーで、元々はコーヒーや清涼飲料水を販売していました。

社名の「サンガリア」は、中国、唐王朝時代の詩人、杜甫の代表作「春望」の冒頭部分、「国破れて山河あり」から引用しています。

_DSC7324_012008年に酒類の製造免許を取得して以降、缶やペットボトルのチューハイを販売しています。

元々は関西圏中心の販売でしたが、酒類においてはローソンで全国販売を行っています。

今回取り上げるハイボール缶は、2023年6月27日にローソン限定で販売開始されたもので、アルコール度数は7度で、350mLで105円という低価格で販売されています。

原材料を見ると、ウイスキーよりもウォッカの方が先に書かれていて、早速怪しさが出ています。

また、プリン体がないことを謳っているものの、糖類はしっかり入っていて100mLあたり2gです。

四の五の言わず、飲んでみます。

テイスティング

先にオレンジの香りが広がり、その後に紅茶、カラメル、軽く樽の香りが続きます。

味わいは酸味が少々目立ち、後から甘さが追いかけてきます。

多少はウイスキーっぽさがあるが...

一応は樽の香りなどウイスキーっぽい香りは少なからず感じられました。
ただ、香料による香り付けでチューハイっぽさが出てしまい、さっぱりと飲むと言うよりもカクテルの感覚が強くなってしまっています。
食中酒としてはあまり合わない印象です。

<個人的評価>

  • 香り C: 樽香が多少感じられる。オレンジ、紅茶、カラメルの香りが比較的良い。
  • 味わい C: 軽い酸味の後に甘さが広がる。
  • 総評 C: カクテルやチューハイの感覚で飲んだ方がしっくりくる。