世の中には、悪事を働いておきながら、もっともらしい言い訳をする呆れた犯罪者がいるようだ。
海外ニュースサイト『news.com.au』は8月28日、母親と買い物に来ていた女児を連れ去りわいせつ行為を働いたとして逮捕、起訴されていた男の裁判で、男に実刑判決が下ったと報じた。
同記事によると、事件のあった2016年12月当時、豪・シドニーに住む現在30歳の男は、市内のショッピングセンターで警備員として働いていたという。そのショッピングセンターに、被害に遭った当時3歳だった女児と当時7歳になる被害者の姉を連れて買い物に来ていた母親は、買い物をする間、姉妹をショッピングセンター内の遊び場に預けていたそうだ。透明の壁に覆われた遊び場に、担当の職員はおらず、事件当時は十数人の子供が遊び場にいたようだ。
なお、豪在住の日本人によると、シドニーのショッピングセンター内にある遊び場は、子供だけがこの遊び場の中に入って遊び、親たちは壁の外で子供を見ていたり、近くのカフェなどで遠巻きに眺めているのが一般的だとのことだ。
男は遊び場から女児を連れ去り、施設内の人気のない場所で自身の下半身を露出させ、下着の上から執拗に女児の体を触ったという。
買い物が終わって遊び場へ戻って来た母親は、姉から女児がいなくなったと聞き、慌てふためいた。
男を警察官と思っていた女児は、この日家に帰ってから父親に「お巡りさんのお尻に無理やりキスをさせられた」と話し、事件が発覚した。
両親から通報を受けた警察は捜査を開始。男が女児の手を引いて従業員専用廊下を歩く様子が、ショッピングセンター内の監視カメラに映っていた。さらに、女児の下着などからDNAを採取し鑑定した結果、男のDNAが検出され、男はわいせつ行為容疑で逮捕、起訴されたという。
その後、裁判で「迷子になった子供と一緒に母親を探していた」と、男は一貫して容疑を否認。しかし、裁判の結果、実刑判決を受け、4年6か月の刑務所行きが確定した。裁判官は男が母親に説教したことに触れ、「どの母親にも、本来安全な場所であるはずのショッピングセンターが提供する遊び場に、子供だけを残して買い物を楽しむ権利がある」と述べたそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネットでは「男を警察官だと思って信用してついて行った女の子の心と体の傷が心配」「娘を残して買い物に行った母親はきっと自分を責めて苦しんでいると思う」といった被害者と家族に同情する声とともに、「男は悪事を働いておきながら母親に説教するなんて、呆れて物も言えない」「こいつは4年半経って出所したら性犯罪を繰り返すに決まっている」「幼児をわいせつ目的で誘拐して、いたずらするような奴は終身刑にすべき」といった男に対する怒りの声が多く寄せられていた。
子どもに対しわいせつ行為をしておきながら、呆れた言い訳をした犯罪者は日本にもいる。
神奈川県相模原市に住む当時33歳の無職の男が、女子児童2人の体を触るなどし、その様子を動画撮影したとして、強制わいせつなどの容疑で再逮捕されたと、「産経新聞」が2019年1月11日と2月12日、報じた。
記事によると2018年7月、同県海老名市の路上で男が、「保健の先生に頼まれて給食の中に虫などが入っていないか検査しているので、おなかをみせて」と言って、当時7歳と10歳の小学生の女子児童に声をかけ、民家の敷地内に連れ込んだという。そして2人の体を触るなどし、その様子をスマートフォンで動画撮影したそうだ。
男は同様の手口による犯行で、2017年10月に1回目の逮捕をされ、その後も強制わいせつ罪などで逮捕、今回は4回目の逮捕だった。2019年1月に開かれた初公判で、「わいせつな漫画を描こうと思った。そのためにリアルな状況が必要だったので犯行に及んだ」という犯行についての男の身勝手で呆れた動機が明らかになったそうだ。
悪事を働いた者は往々にして身勝手な言い訳をする。日本でも海外でも、信用できる大人の目が届かない場所では、子供から目を離すことは危険だ。
記事内の引用について
Former Homebush DFO security guard Mohammad Al Bayati sentenced for touching toddler
https://www.news.com.au/national/nsw-act/courts-law/former-homebush-dfo-security-guard-mohammad-al-bayati-sentenced-for-touching-toddler/news-story/0c45acae10070191e4c1d74cebfd5e97
女子児童に強制わいせつ容疑 相模原市の男を4回目の逮捕
https://www.sankei.com/affairs/news/190212/afr1902120019-n1.html
検査装い女児にわいせつの被告、初公判で一部否認 横浜地裁
https://www.sankei.com/affairs/news/190111/afr1901110045-n1.html
海外ニュースサイト『news.com.au』は8月28日、母親と買い物に来ていた女児を連れ去りわいせつ行為を働いたとして逮捕、起訴されていた男の裁判で、男に実刑判決が下ったと報じた。
同記事によると、事件のあった2016年12月当時、豪・シドニーに住む現在30歳の男は、市内のショッピングセンターで警備員として働いていたという。そのショッピングセンターに、被害に遭った当時3歳だった女児と当時7歳になる被害者の姉を連れて買い物に来ていた母親は、買い物をする間、姉妹をショッピングセンター内の遊び場に預けていたそうだ。透明の壁に覆われた遊び場に、担当の職員はおらず、事件当時は十数人の子供が遊び場にいたようだ。
なお、豪在住の日本人によると、シドニーのショッピングセンター内にある遊び場は、子供だけがこの遊び場の中に入って遊び、親たちは壁の外で子供を見ていたり、近くのカフェなどで遠巻きに眺めているのが一般的だとのことだ。
男は遊び場から女児を連れ去り、施設内の人気のない場所で自身の下半身を露出させ、下着の上から執拗に女児の体を触ったという。
買い物が終わって遊び場へ戻って来た母親は、姉から女児がいなくなったと聞き、慌てふためいた。
そこへ女児を連れて戻って来た男が、保護者が子供を遊び場に残して買い物をすることがどんなに危険なことか、母親に説教したという。
男を警察官と思っていた女児は、この日家に帰ってから父親に「お巡りさんのお尻に無理やりキスをさせられた」と話し、事件が発覚した。
両親から通報を受けた警察は捜査を開始。男が女児の手を引いて従業員専用廊下を歩く様子が、ショッピングセンター内の監視カメラに映っていた。さらに、女児の下着などからDNAを採取し鑑定した結果、男のDNAが検出され、男はわいせつ行為容疑で逮捕、起訴されたという。
その後、裁判で「迷子になった子供と一緒に母親を探していた」と、男は一貫して容疑を否認。しかし、裁判の結果、実刑判決を受け、4年6か月の刑務所行きが確定した。裁判官は男が母親に説教したことに触れ、「どの母親にも、本来安全な場所であるはずのショッピングセンターが提供する遊び場に、子供だけを残して買い物を楽しむ権利がある」と述べたそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネットでは「男を警察官だと思って信用してついて行った女の子の心と体の傷が心配」「娘を残して買い物に行った母親はきっと自分を責めて苦しんでいると思う」といった被害者と家族に同情する声とともに、「男は悪事を働いておきながら母親に説教するなんて、呆れて物も言えない」「こいつは4年半経って出所したら性犯罪を繰り返すに決まっている」「幼児をわいせつ目的で誘拐して、いたずらするような奴は終身刑にすべき」といった男に対する怒りの声が多く寄せられていた。
子どもに対しわいせつ行為をしておきながら、呆れた言い訳をした犯罪者は日本にもいる。
神奈川県相模原市に住む当時33歳の無職の男が、女子児童2人の体を触るなどし、その様子を動画撮影したとして、強制わいせつなどの容疑で再逮捕されたと、「産経新聞」が2019年1月11日と2月12日、報じた。
記事によると2018年7月、同県海老名市の路上で男が、「保健の先生に頼まれて給食の中に虫などが入っていないか検査しているので、おなかをみせて」と言って、当時7歳と10歳の小学生の女子児童に声をかけ、民家の敷地内に連れ込んだという。そして2人の体を触るなどし、その様子をスマートフォンで動画撮影したそうだ。
男は同様の手口による犯行で、2017年10月に1回目の逮捕をされ、その後も強制わいせつ罪などで逮捕、今回は4回目の逮捕だった。2019年1月に開かれた初公判で、「わいせつな漫画を描こうと思った。そのためにリアルな状況が必要だったので犯行に及んだ」という犯行についての男の身勝手で呆れた動機が明らかになったそうだ。
悪事を働いた者は往々にして身勝手な言い訳をする。日本でも海外でも、信用できる大人の目が届かない場所では、子供から目を離すことは危険だ。
記事内の引用について
Former Homebush DFO security guard Mohammad Al Bayati sentenced for touching toddler
https://www.news.com.au/national/nsw-act/courts-law/former-homebush-dfo-security-guard-mohammad-al-bayati-sentenced-for-touching-toddler/news-story/0c45acae10070191e4c1d74cebfd5e97
女子児童に強制わいせつ容疑 相模原市の男を4回目の逮捕
https://www.sankei.com/affairs/news/190212/afr1902120019-n1.html
検査装い女児にわいせつの被告、初公判で一部否認 横浜地裁
https://www.sankei.com/affairs/news/190111/afr1901110045-n1.html