ウクライナ、へルソン州で地雷の撤去作業を行っていたウクライナ兵が、巨大なウサギを発見し、安全な場所へと移動させたというニュースが話題となっている。
あまりの大きさに最初はカンガルーと見間違ったほどだという。
ウクライナ、へルソン州で地雷の撤去作業中、草原に茶色い巨大な動物を発見したというウクライナの兵士。
最初はカンガルーかと思ったそうだが、近づいてよくみると、とても大きなウサギだったという。
2022年2月24日にロシアがウクライナの侵攻を開始して以来、ウクライナの兵士たちは、戦闘地帯で見つけた動物を救助している様子がSNSなどで話題となっている。
この陸軍兵士も、危険な地雷が埋まっている地域からこのウサギを救い出した。
このウサギはどこから来たのか?様々な憶測が流れる
最初にFacebookに投稿されたこの動画は、Twitterでも共有され大きな話題となった。
その巨大なサイズから、「古代のウサギ神」であるといった声や、放射線によって巨大化した「チェルノブイリのウサギ」ではないか?などの陰謀説も飛び交っている。
だが、チェルノブイリは南部に位置するへルソン州から約828kmも離れており、その可能性はほぼないだろう。
この陸軍兵士はウサギを抱きかかえて写真を撮った後、安全な地帯へと放してあげたそうだ。
ウサギには様々な種があり、この1枚の写真からではウサギの種を特定することは難しそうだが、コメント欄によると、ヤブノウサギである可能性もあるという。
ヤブノウサギはヨーロッパ大陸原産のノウサギ属最大の種で、体長は約50~70cm、特に大きな個体では体重が7kgを超えることもあるという。
ヤブノウサギはヨーロッパ全土をはじめ、西アジア、北アフリカに広範囲の草原や農耕地、森林の端に生息しており、夜行性で草食性だそうだ。

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ちなみに、世界最大級のウサギとして知られているのは、フレミッシュ・ジャイアント(Flemish Giant rabbit)だ。
体長は約65~75センチメートルで、特に大きい個体では体重が11キログラムを超えることもある。
フレミッシュ・ジャイアントは、16世紀にベルギーのフランドル地域で肉や毛皮供給のために育成され始めた品種で、19世紀になると、その大きさと親しみやすさからペットや展示用のウサギとして広く飼育されるようになった。
もしかしたら誰かが飼っていたフレミッシュ・ジャイアントが、戦時下で逃げ出したか、放棄された可能性もあるのかな?
ちなみに以下の動画はペットとして飼われているフレミッシュ・ジャイアントである。
追記(2023/06/30)本文を一部修正して再送します。

tyobi
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