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「マイナ保険証」今あえて挙げる4つのメリット 賢く利用すれば医療費の削減などお得にも

東洋経済オンライン / 2023年6月29日 7時10分

「マイナ保険証」にはメリットもある(写真:吉原秀樹/アフロ)

マイナンバーカードを健康保険証として利用する「マイナ保険証」をめぐって、「窓口で医療費の全額を請求される」、「別人の情報が誤ってひも付けされる」などのトラブルが相次いでいます。

こうしたデメリットはあるものの、マイナ保険証にはメリットもあります。世論は批判一辺倒ではありますが、本稿ではあえてメリットに目を向けてみましょう。

①マイナポイント7500円相当がもらえる

「マイナ保険証」の利用登録をすると、7500円相当のポイントがもらえます。マイナンバーカードの新規作成とキャッシュレス決済で最大5000円、公金受取口座の登録で7500円という施策と合わせると最大で1人2万円分のポイントがもらえるため、マイナンバーカード普及を促進するきっかけにもなりました。

ポイントをもらう手続きはマイナンバーカードとスマートフォンなどを用意し、個人ごとの情報が管理される「マイナポータル」サイトの登録画面で行います。

マイナンバーカードを健康保険証として利用するための申込をして、ポイントをもらうためのクレジットカード・電子マネー・コード決済などのうちいずれかを選択すると登録が完了し、後日にポイントが付与されます。登録手続きをするだけで医療機関を受診しなくても、ポイントはもらえます。

②医療機関の窓口での医療費が安くなる

受診時にはマイナ保険証を使わずに紙の保険証を使うことも、現在は可能です。紙の健康保険証は2024年秋に廃止される予定ですが、マイナ保険証の登録をしたことで紙の保険証がすぐに無効にはなりません。手持ちの紙の健康保険証は廃止後も経過措置として最長1年間は有効とされる見通しですので、当面は病院などの受診時には紙の保険証を使うか、マイナ保険証を使うかを自分で選ぶことになります。

ただし今年の4月から、マイナンバーカードで本人確認をすると紙の保険証よりも医療費が安くなりました。

病院や薬局などの受診時には本人確認のために保険証を提示しますが、マイナ保険証に対応した医療機関では「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」という診療報酬が加算されます。これがマイナンバーカードの利用時には低く設定されていて、初診の場合は3割負担で6円、紙の保険証だと18円になっています。再診時はマイナンバーカードなら本人確認に医療費はかかりませんが、紙の健康保険証だと月に1回6円がかかります。

薬局の調剤でも6カ月に1回は同様の医療費がかかり、マイナンバーカード利用時は3円ですが、紙の保険証だと12円という差がついています。

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