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この作品「お仕着せの小悪魔」は「ぎゆしの」「鬼滅の刃(二次創作)」等のタグがつけられた作品です。
お仕着せの小悪魔/よしのの小説

お仕着せの小悪魔

3,813文字8分

コスプレしたりしなかったり割と何でもありで展開するけど、(書き手の問題で)戦闘シーンがない現代鬼殺隊ぎゆしの。
お仕着せ=メイド服です。

貯まってる話を放出しておりますので、しばらくちょこちょこ投稿します、よろしければお付き合いください😂

ブクマなどなどありがとうございます!☺️

2022年10月12日 10:05
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お仕着せの小悪魔


 何でお前と俺はこういう任務が多いんだ、という冨岡のぼやきに、胡蝶は平然と返したものである。
「仕方ないじゃないですか、他の幹部の容姿が個性的過ぎるんですから」
 至言である。
 冨岡は、他の同僚たちの容姿を思い浮かべた。……派手である。
 ということで(どういうことだ、と冨岡は思うが)、今回の任務はメイドと従僕に化けての金持ちの護衛任務ということになった。
 古くは「藤の家紋の家」と呼ばれた鬼殺隊の協力者なのだが、ここのところ、彼らを鬼が狙ったと思われる事件が相次いでいる。すわ一大事と慌てた協力者が、金にあかせて柱をふたりも護衛に寄越せと言い出した、というのが今回の任務の概要である。いけ好かない相手だが、金を持っていることはたしかで、無下にできない。そのため、二週間と期限を区切っての任務と相成ったのである。
 しかし、だ。
「とっみおっかさん♡」
「………………」
 護衛任務の合間に顔を出す同僚が、面倒臭い。
「はーやれやれ、くたびれました。エロ親父の相手も面倒ですねぇ」
 胡蝶は、セクハラ糞エロ親父の手を躱しつつ、護衛に当たっているのである。無論冨岡も護衛には付くのだが、セクハラ(中略)親父は、露骨に胡蝶を側に付けたがる。それに苛立ちを募らせた胡蝶が笑顔のまま、鬱憤晴らしに冨岡を揶揄いに来る。そして冨岡がストレスを溜める。という循環である。まったくもって迷惑な話である。
 禁欲的な黒いロングスカートのワンピースに、清楚な白いエプロンとヘッドドレスを付けた胡蝶は、とにかく清らかに美しく見える。無骨な隊服を纏ってさえ漂う妖艶な色香も、今はなりを潜めている。鬼殺隊の幹部にこんなに可愛らしい美人のお嬢さんがいたとは、と(前略)エロ親父はやにさがっていたが、この女は油断ならない、と冨岡は知っている。多分件のセクハラ糞エロ(後略)は、胡蝶の脳裏で十回は毒を撃ち込まれて悶死しているだろう。
 胡蝶は足首まであるスカートを優雅に捌いて、勝手に冨岡のデスクに腰掛けた。
「……邪魔なんだが」
「それはそうと、報告書、終わりました?」
「もう少し」
 カタカタとキーボードを叩く冨岡の指を、胡蝶は眺めているようだった。経過報告を暗号化されたメールで送信して、冨岡は息をついた。
 敵は鬼だから、護衛は夜だけでいいのだが、その間にやるべきことはまぁまぁある。ただでさえ慢性的な人手不足だというのに、実動部隊の最高幹部を二人も割いているのだ。
「——ねぇ、義勇さん」
 呼ばれた名前にハッとして、顔を上げた途端に、視界に入ってきたのは、白い太腿に艶かしく伝う、淡い藤色のリボンとレースだった。
 一瞬で目に焼き付いた光景は、パッと降りてきた黒いスカートで隠されてしまった。
 白い、太腿までのストッキングと、それを吊るすガーターベルト。禁欲的なスカートの下の光景に、目がチカチカした。途端に慎ましいメイド服が、淫らな肢体を隠すヴェールに過ぎないように見えてくる。
「……こちょう、」
「遊びましょ?」
 清楚な美貌の「メイド」は、蠱惑的な微笑みを浮かべた。その背後に、小悪魔の尻尾が見える。
「……不真面目なメイドだな」
「お仕置きします? ご主人さま」
 胡蝶はクスクスと笑った。
「『ご主人さま』はあの男じゃないのか」
「嫌ですよ、あんなの。どうせ『ご奉仕』するなら、若くて逞しい美男子がいいです」
 胡蝶はするりと身を滑らせて、冨岡の膝の上に跨った。スカートが捲れ上がり、挑発的なガーターベルトがあらわになる。
 その滑らかな太腿をするりとひと撫でして、ついでにガーターベルトの吊り紐をパチンと弾いてから、冨岡はため息をついた。
「……終わったら遊んでやるから、大人しく待っていろ」
「ふふ」
 小悪魔は微笑んで、膝の上で少し動いた。
 兆しかけているものを、刺激するような仕草に、冨岡は思わず渋面になった。
「お前な」
「なぁに?」
 前言撤回。先に遊んでやった方が早そうだ。このお仕着せの小悪魔は、冨岡の集中を妨げることばかりしそうだから。
 そう判断した冨岡は、「お守り」の痕を付けてやろうと、その白い首筋に噛み付いた。

コメント

  • 月白
    2022年10月13日
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  • 熊犬
    2022年10月13日
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  • レナ
    2022年10月12日
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