移動時間は10分ほどだった。

”着いた。降りて。”

と、そうまの声が聞こえた。

 

車のドアを開けるとそこはマンションの地下の駐車場だった。

”さあ、行くよ”

 

そうまとが40Fと入力するhとエレベーターは動き出した。

40Fで止まると再びそうまは、カードを出しドアにかざした。

 

するとドアが開いたそこはすでに玄関だった。

奥の部屋から”男女数人の声がした”

 

”あらためて、ようこそオアシスへ”とそうまは

私の手を掴み、声がするほうへと歩き出した。

 

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