バーを去り。

地下の駐車場に向かった。

駐車場には黒のBMW車が止まっていた。

 

”こっちに乗って”

と後部座席が開けられた。

 

言われるままに後部座席乗った。

 

男性も運転座席に座った。

 

”あらためて、ようこそ。そうまと言う。まさか来るとは思わなかったよ。

さて、これからあなたをオアシスに連れていくわけだが秘密の場所でね。

着くまでこの目隠しをしてもらえないか。それとカーテンも閉めてくれ”.

 

と低く何とも重みのあるそうまの声とともにヴェルサーチのスカーフを渡された。

私は、またも言われるがままにカーテンを閉めスカーフで目隠しをした。

 

そして、車が走り出した。

 

私は、何かに憑かれたかのようにただ時に身を任せていた。

 

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