(株)だい久製麺

■当社のルーツ　
初代が戦前営んでいたそば屋「やぶそばだい久支店」が原点になります。戦後の昭和24年に会社を設立し、現在につながるそばやうどんといった麺類、めんつゆの製造を開始しました。当時は、配給ゆでめんの委託加工を行っていました。その後、家庭用・業務用に量販店向けの商品へとシフト。昭和35年には冷やし中華の元祖店の『中華料理店 龍亭』協力の下、同店の看板メニュー『涼拌麺（りゃんばんめん）』を家庭調理向けにアレンジした『元祖だい久 冷やし中華』を発売。全国初の『家庭向け冷やし中華」』誕生しブームとなりました。昭和53年には、日本初の希釈せずにすぐ使える瓶入りのストレート麺つゆ『そば屋の味』を商品化。これらのヒット商品により社名を知っていただいている方も多いのではないでしょうか。

■時代のニーズに合せてた商品開発
現在は主力の麺・めんつゆに加え、セット麺やレンジ麺、パスタ、スープなどラインナップも広がり、主要量販店や小売店、コンビニエンスストア、業務店などで取り扱っていただき、時代や季節、消費者のニーズに合せて新商品も開発しています。また近頃よく聞くようになった「地産地消」にもいち早く取り組みました。宮城県北部「加美富士」と呼ばれる加美町（旧小野田町）薬莱山（やくらいさん）の高原地帯に、自家栽培のそば畑を開き100％自社管理のそば粉を精製し、味定評のある「薬莱高原そば」として、11月～12月の新そばの季節のみ販売しておりました。（現在休耕中）また、宮城県産原材料（小麦粉・そば粉）を使用した商品製造も積極的に行っております。

■当社の自信・今後の展望
当社の強みは本社に製造工場と営業本部がひとつの場所に集約されていることです。よって、お客様からの要望はすぐに関係各所に共有され、製品の改善・改良に結びつけることができます。現在は物流の発達により、競合他社との競争も激しさを増しています。しかし、逆に考えると、拠点の立地に関わらず商品力だけで勝負できる市場になっていると思っています。消費者の目が肥え、貪欲になっていることを踏まえた次の新たなる一手が求められているのです。
（代表取締役　社長　中楯 恭悦）