こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ










お悩み



あおいさんこんにちは。

ずっと疑問に思っていたことがあり、あおいさんに相談させていただきたく、メッセージを送ります。

昔、10代の頃、好きな人がいました。
最初は好きでしたが、しだいに好きを通り越して、「その人になりたい」と思うようになりました。
それはどう言った心理だと思いますか?

私はあまり良くない心理だと思ったので自分に集中するためにその人とは別れました。
今では昔の思い出なので辛くはありません。

その時は辛かったので、ケータイも持たずテレビも売ってしまい、友達にも会わず、内省というのでしょうか、修行かのように、情報を断ち、知らない人しかいない場所に住み、過ごしていました。

恋愛でそうなってしまうと、もうそれは腐って食べられなくなってしまった物同然だと思います。(個人的に)私は2度と、恋愛で「あの人になりたい」と思いたくありません。
もう終わるしかないと思うからです。

あおいさんは、好きだった人に対して、「その人になりたい」と思うようになる心理についてどう思いますか?

季節の変わり目ですので、お体にお気をつけてお過ごしください。

























『好きな人の好きなものを好きになる』という経験は誰にでもあると思います
自分と相手を無意識のうちに混同させてしまい、相手の行動や考え方を自分のものと認識してしまう『同一化』という心理現象ですね

ある程度の同一化は仕方のないことだと思いますが、これが行き過ぎると自他境界を越えて『好きな人になりたい』という完全なる同一化を求めるようになってしまいます

その人は自分であり、自分はその人である
そう思い込んでしまうと僅かな違いも許せなくなり、違いの数だけ不満を溜めてしまいます
そうなると話もしないのに『なんで分かってくれないの!?』と言い出す面倒な女の出来上がりです

『自信がない』というよりも『自分がない』
まだ自己の存在にアイデンティティが確立されていない未熟な人が陥りがちな心理作用ですね

まだ幼い子供は親と同一化しようとして自己を確立させていきます
親の真似をしながら自我を発達させ、それを繰り返しながら、自分の内面も成長させていくわけです
それを恋愛でやろうとすることは、恋人に親代わりを求めているということ
彼氏にしてみたら『お前のパパじゃないんだぜ』という気分になってしまうと思いますよ

平たく言えばまだお子ちゃまということです
恋愛云々以前の段階なのでまずは自立することに精進してください















以上
DJあおいでした



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