荒木飛呂彦氏の人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)の第5部「黄金の風」が10月からテレビアニメ化されることが、6月21日に明らかになった。第4部から2年後のイタリアを舞台に、ギャングスターを夢見る主人公のジョルノ・ジョバァーナの生き様が描かれる。
10月の放送開始に先立ち、7月5日にパリ、7日にロサンゼルスで第1話が先行上映されるプレミアイベントが開催されるという。
日本のみならず、ワールドワイドな広がりを見せる『ジョジョ』だが、アニメ版で思い出されるのが、あの黒歴史だろう。サブカル誌のライターが明かす。
「2001年に制作されたOVA版の中に不適切な表現があったとして、原作出版元の集英社と、アニメを制作したA.P.P.P.がホームページ上で謝罪。当該DVDアニメと、原作の一部の出荷が停止となりました」
問題となっているのは、ジョジョ3部OVA『ジョジョの奇妙な冒険 Adventure 6 -報復の霧-』の冒頭シーン。
「エジプトにいる悪役DIOが、イスラム教の聖典『コーラン』を手にしながら、部下に主人公たちの抹殺を命じるのです。
シリーズで最も女性ファンが多いといわれる5部。きな臭い話は二度と起きてほしくないが……。