アメリカ人よ「恥を知れ」
怒りを以てアメリカ人に告げる!!
平成25年6月
1日 |
以下は、西尾幹二氏が外国特派員協会の記者会見での内容である。私は、憤りを以てこの全文を披露する。 |
2日 |
従軍慰安婦問題は韓国タームと思われていたが、近年、アメリカ議会が相次いで対日非難決議をするので局面が大きく変わった。日本外交の壁をなしているのは、今やアメリカである。 |
西尾幹二氏の意見陳述 |
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3日 |
Whereas the “comfort women”system of forced military prostitution by the Goverment of Japan,conddidered unprecedeted in its cruelty and magnitude,included gang rape ,foreced abortions,humiliation, andsexual violence resulting in mutilation,death,or eventual suicide in one of the largest cases of human trafficking in the 20th century。 訳文 日本政府による軍隊向強制売春である「慰安婦」システムは、その残忍さと規模に於いて前例を見ることのない、結果に於いて四肢切断、死亡または自殺まで引き起こした強姦、強制中絶、侮辱のシステムであり、20世紀に於ける最大の人身売買事例の一つである」 と規定し、今年に入ってニューヨーク州議会上院、ニュージャーシー州議会下院に於いて同様の議決を行った事は、許しがたい誹謗で、憂慮に耐えません。 |
4日 |
「慰安婦」という人たちは当時いました。世界には貧困のために、或いは他の理由で、不幸にして自分の性を売らなければならなかった人たちはいました。 |
5日 |
そもそも、アメリカに、或いは世界各国に、戦争と性の問題で日本を非難する資格はありません。 |
6日 |
それでもドイツの慰安婦問題がなぜ話題にならなかったのかと言えば、ナチスのそれ以外の犯罪が余りに巨大で、極悪で、慰安婦の一件は影が霞んでしまつたのです。ホロコースト、殺人工場、人体実験、不妊断種手術、安楽死政策というナチスの犯罪と比べれば、世界中、大昔からある「軍隊と売春」の犠牲者の悲劇は一線に並べることもできません。 |
7日 |
最後に、一つのエピソードを申しあげて終りとします。 中国雲南省の最前線で米軍に追い詰められたある日本部隊は、隊内にいた朝鮮人慰安婦を、お前たちは生きて帰れと米軍側に引渡し、日本人慰安婦は兵隊とともに玉砕した、という事件もあります。日本の兵士たちは武士道をもって戦ったのです。 |
8日 |
質疑応答 西尾幹二氏回答 |
9日 | 外人記者の質問② 戦時中に現地の日本軍人による性犯罪があつたと思われるのか、無いと思われるのか。そして、それが若しあったとしても全軍的、組織的犯罪でなかった場合は日本政府は謝罪すべきではない、と言うお考えと理解しても宜しいのでしょうか。 西尾幹二氏回答 世界のあらゆる軍が慰安施設を持っていることには二つの理由があります。 第二に、一般市民の女性の貞操を守る。その為に売春を商売とする一定の女性を対象とした慰安施設を軍が管理する。これは世界各国が行っていることです。これを犯罪だとするならば日本も犯罪を犯したことになりますが、これを犯罪でないとするならば日本も犯罪を犯したことにはなりません。そのような事はどこの国でもやっていることだと言う事を申しあげているわけであって、それを以て賠償だの謝罪だのと言うのは腹を抱えるほど可笑しな話です。 |
10日 |
騙されてきた日本政府 地球上に軍隊が作られて以降、中世の軍隊、十字軍にも、近世の軍隊、傭兵にもこのような事は常にあった話です。それがなぜ近年、大きな話題になったかという背景を申しますと、日本と韓国の間は特殊な関係になっているのです。二本側が謝罪すれば終りにするよ、という関係です。例えば、慮泰愚大統領も謝ってくれればこの問題を終りにする、と日本政府に言いました。 |
11日 |
1982年までは、韓国からはいかなる声も上がっていなかったのです。82年に歴史教科書問題が発生して中国が揺さぶりをかけ、政治と歴史を結びつけて日本を懲らしめる事が出来ると言う事を見て、83年に全斗煥大統領が俄かに歴史を持ち出して日本を揺すり、日本から援助をもぎ取るという手口を覚えたわけです。 |
12日 |
記者質問 ――日本は、日本国内から日本の女性を連れて戦地まで行って慰安所を作っていた。現地の女性に人権の問題が起らないようにそのような行動を取った。日本は寧ろ人権に対して他の国の軍隊より極めて配慮していたと考えられるのですが、如何がでしょうか? 西尾幹治氏 確かに、ドイツは現地調達でした。ドイツ人女性を前線へ連れて行くケースは無かったようです。ルーマニアなど現地で調達した。指名された女性は二つに一つの道しかなかった。即ち現地の、つまりルーマニアの慰安所に勤務するか、さもなくば東部戦線に駆り出されるか、その二つの一つの選択しかないので多くの人は慰安所に入ったという記録が残っています。 ドイツの女性が出かけていくことがないと云うことは、ナチスにとって困った問題でした。なぜなら、ナチスは血を大事にしますから、ゲルマン人以外の血と混じることは許しがたいことであったという論争も巻き起こっていました。これを見ても、ドイツは現地調達だったことがわかります。 |
13日 |
西尾幹治氏論述 |
14日 |
我々言論人は、この件では無力であることを思い知らされてきた。日本人有志がアメリカの新聞に意見広告を出すような試みもなされてきたが、却って無力感を際立たせた。公的立場を持つ政治家や官僚が言うべきことを言わないからである。安倍首相も、最近ではアメリカに威嚇され腰が引けているように見える。 |
15日 |
私が慰安婦問題で国内の論争に参加したのは1997年のことであった。フランツ・ザイドラーの「売春・同性愛。自己毀損?ドイツ衛生指導の諸問題1939-1945」(クルト。フォヴィンケル出版社)という1997年刊の本を参考に供し「諸君」(1997年1月号)に「慰安婦問題の国際的不公平?ドイツの傲岸、日本の脳天気」を書いたのは数少ない論争参加の足跡である。この論文は単行本「歴史を裁く愚かさ」(PHP研究所)に収められている。 |
16日 |
文中に三浦朱門氏の文章からの引用があるが原文は告発調ではなく、次の如くユーモラスに語られている。 |