【BS朝日 毎週木曜 よる9時00分放送】
近年、女性からの人気が高まり注目を集める刀剣。実は京都は、古くから日本刀の代表的な産地の一つに数えられるほど、刀作りが盛んな場所でした。今回は、新作歌舞伎「刀剣乱舞」に出演する尾上右近さんと尾上松也さんが、日本刀とゆかりの深い京都で居合の達人・町井勲さんの案内のもと、日本人にとって刀がどのようなものなのかを紐解きます。
まずは、現在も刀を作り続けている亀岡市の「将大鍛刀場」へ。玉鋼からどのように日本刀が作られるのかを間近で見学。右近さんと松也さんは、熱した鉄を大槌で叩く「鍛錬」も体験します。まるで神事のような緊張感に2人が感じたこととは?「北野天満宮」本殿の前に置かれた燈籠には、歌舞伎にも登場する名刀・髭切にまつわる物語が。そして実際に髭切を拝見します。美しい刀の姿に圧倒された右近さんと松也さん。今回の新作歌舞伎「刀剣乱舞」で松也さんが演じるのは「三日月宗近」、右近さんは「小狐丸」、どちらも名刀。その二振りの刀を作ったのが、平安時代に活躍した伝説の刀工・三条宗近です。続いては、三条宗近ゆかりの場所で刀剣ファンの聖地として知られている「粟田神社」へ。さらに宗近が神様として祀られている末社の「鍛冶神社」にも足を運びます。そして、右近さん演じる「小狐丸」に秘められた、魂が宿る日本刀だからこその考え方とは?この粟田神社をはじめ、建勲神社、豊国神社、藤森神社を回ると授与される人気の「京都刀剣御朱印めぐり」もご紹介。神聖な刀剣の世界を思う存分堪能できる1時間です。
旅人:尾上右近、尾上松也(歌舞伎俳優)