明興双葉株式会社

1954年の設立以来、絶縁電線・ワイヤーハーネスの製造に注力してきた当社。私たちのつくる電線は「細さ」にこだわっています。しかも、50ミクロンの細線を1度も切ることなく約140万mの長さにつくれることも強みの一つ。高品質な製造をはじめ、スピーディな対応、コストの面で高い評価をいただいています。また、さまざまな機器に使われるワイヤーハーネスも主力製品の一つ。それぞれの機器に合わせてオーダーメイド生産を行っており、品質にこだわりながら、一貫生産体制によりお客様の要望に応え続けています。

約70年にわたり、線材加工のノウハウを蓄積してきた当社では、主に 電線の「細線」「撚線」「編組」加工を得意としています。細線に関しては、10ミクロン径の超極細線の製造実績もあります。業界最大級の加工機数を有しており、お客様の要望に合わせて製品の試作、製造を行っています。扱う線材も、銅線をはじめ多様な金属に対応。これまで、エナメル線（銅線をエナメルの皮膜で被覆した電線）や真鍮 （黄銅／銅と亜鉛の合金）、ステンレス（鉄を主成分にし、クロム・ニッケルを含有させた合金）、亜鉛メッキ鉄線（防錆効果を付けた鉄線）などの加工・製造を手がけてきました。今後もお客様のニーズに応えられるものづくりを心がけていきます。

2018年より「超伝導ワイヤー開発プロジェクト」という金属化合物系超伝導線の極細化に関わり、製造している当社。具体的にはNb3Al、Nb3Sn、およびMgB2の3種に注力し、当社の細線・撚線技術を活かし50ミクロン以下の超極細化を進めることで、従来にないフレキシブルさを付与しました。また品質向上のために常に生産技術、製造技術にも力を入れ、問題が発生すれば速やかに対応します。ハーネス事業では航空宇宙の分野にも関わり、より社会に役立つ線材を世の中に輩出していきたいと考えています。