2022年11月2日、DJIから新しくコンシューマー向けドローンとして「DJI Mavic 3 Classic」が発表されました!従来のMavic3から一部の機能を取り除き、必要な機能のみを厳選した購入しやすい料金で提供することを目的としたモデルです。本記事では、 Mavic 3 Classicがどんなドローンで、どんな人におすすめなのかを紹介します!
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Mavic 3 Classicの特徴
Mavic 3 ClassicはMavic3の基本スペックを引き継いだまま、望遠カメラを無くした機体です。
カメラ周辺の形がMavic3とは異なるものの、4/3CMOSセンサを搭載した20MPの高性能カメラを標準で搭載しており、高解像度な5.1K/50fpsの動画を撮影できます。
また、Mavic3とバッテリー駆動時間は変わっておらず、Mavic 3 Classicは最大飛行時間は46分と旧モデルであるMavic2よりも15分近く長く飛行可能です。
Mavic 3 Classicには全方位に障害物センサーが搭載されており、前方の全水平方向ビジョンシステム・下方ビジョンシステム・上方ビジョンシステム・後方の全水平方向ビジョンシステムが搭載されているため、初心者でも安全に飛行しやすい機体でもあります。
Mavic 3 ClassicとMavic3の違い
Mavic3とMavic 3 Classicの最も大きな違いは「望遠カメラが搭載されているか」という点です。Mavic 3では28倍ハイブリッドズームができる望遠カメラが搭載されており、空撮を主体として行うユーザーには嬉しい機能ですよね。
Mavic 3 ClassicはMavic3から望遠カメラを取り除き、その分コストを下げて販売することでハイブリッドズームを必要としないユーザーであってもハイレベルモデルを利用できるようにすることを目的に新しく発表されました。
望遠カメラが取り除かれたため、カメラ周辺の形がMavic 3 ClassicとMavic 3では異なります。そのため、Mavic 3で使用できるNDフィルター等のカメラアクセサリーは、Mavic 3 Classicで使用できません。専用のアクセサリーを購入する必要があります。Mavic3とMavic 3 Classicで兼用できないのはカメラアクセサリーのみであり、それ以外のプロペラガード、バッテリー、充電器、プロペラ等のアクセサリーはMavic3の物を使用できます。
その他の細かい違いとしては、Mavic 3 Classicは購入時に送信機(プロポ)の種類や有無を選ぶことができるようになっています。Mavic 3では標準でDJI Mini2/Air2S/Mini3Proなど同機種の送信機RC-N1以外を選択できず、送信機無しで購入することはできません。Mavic 3 Classicでは、購入時に送信機をRC-N1にするか、スマート送信機DJI RCにするか、それとも送信機は無しで機体単体で購入するかの3種類から購入方法を選ぶことが可能です。
Mavic 3 Classicの発売開始日・販売価格
Mavic 3 ClassicはDJI公式が発表した2022年11月2日から公式サイト(https://store.dji.com/jp/)で販売開始しており、先述したように送信機の有無や種類を選んで購入可能です。
機体単体では216,700円で販売しており、送信機を同梱しない分安く済みます。既にDJI RC-N1やDJI RC、DJI RC Proといずれかの送信機を所有している方にとっては、安くMavic 3 Classicを購入できるプランです。
Mavic 3 Classic+DJI RC-N1送信機の場合は229,240円、Mavic 3 Classic+ DJI RCの場合は252,670円となっています。
なお、これらの販売価格はDJI Care Refleshによる保障を含んでいないため、必要に応じて2年版(37,400円)か1年版(23,100円)のどちらかをオプションで付けると良いでしょう。
例えばMavic 3シリーズを所有しておらず新規でDJI RCのセットで購入する場合は、今後の空撮を考えるとまとめて予備バッテリー等が含まれたMavic3のFly More キットやプロペラガード、NDフィルターを購入する必要がありますよね。
この場合、Fly More キットが76,500円、プロペラガードが4,840円、Mavic 3 Classic NDフィルターセット (ND8/16/32/64)が15,510円となるため、まとめて購入する際は349,580円くらいがかかる計算です。
高いと思うかも知れませんが、Mavic3のFly More コンボが393,360円することを考えると、コストが抑えられていると分かります。
「高スペックなMavic3が欲しいけれどもコストは可能な限り下げたい」
Mavic 3 Classicはそんな方のわがままを叶える、低コストな高スペック機です。
編集後記
新しくDJIから発売開始されたDJI Mavic 3 Classicについて紹介しました!「Mavic3が欲しいけれども、やっぱり購入するには高い……」そう思う方にとって、Mavic 3 Classicは選択肢としてアリな機体なのではないでしょうか。
Mavic 3 ClassicはMavic 3の機能をほぼ維持したままコストは下がった機体であり、Air2SやMini3Proを操縦出来る送信機を所有している方であれば機体単体で購入すれば更にコストを抑えて購入することができます。
高スペックなドローンで空撮したい、そう考えている方はぜひ一度検討してみてくださいね。
現役ドローンパイロット&ライターとして活動中 / Mini2・Phantom4 Pro+ V.2.0の2台を所有 / DJI CAMP スペシャリスト・ドローン検定3級・UAS Level2取得済 / 執筆のご相談はこちらから