1年前の悠依の誕生日、直木は“バカの一つ覚え”最強のハンバーグをお店で振る舞い一緒に食べた。悠依の「また来年もこれがいいな」という言葉に、1年後またハンバーグをつくってお祝いしようとしていた。でも一緒に食べることはできなかった。そのハンバーグを、朝から作っている爆イケの直木。これは夢…?直木が店で着ていたコックコートは白。
幽霊となってからは殺されたときに着ていたグレーのコート。でも、悠依の前に現れた直木が着ているのは黒のシャツに黒のエプロン。
そこに意味はあるだろうか…
「直木の目を見て 直木に触って 直木の声だから もらえるものがあるのかな」という悠依の言葉や、原田さんがハヨンと最後に会話したことも思い出すが…
どのようなラストが待っているのか予想はつかないけれど、きっと温かいものを届けてくれると確信している。
文:長谷川裕桃