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キャッツといえばまだ札幌駅前に劇団四季の小屋があった25年くらい前に見た
ぶっちゃけ内容なんてもう全然覚えてないんだけど通路側の席で真横を猫たちが通ったこととキャッツを象徴する歌とも言えるメモリーだけが強く印象に残ってる

そんなCATSの実写映画
予告編を初めて見たときからこいつはやべぇと
そんなふうに感じたあの感覚は決して間違っていなかった
最低作品賞や最低監督賞など複数部門でノミネートされラジー賞の大本命とも言われるCATSの運命やいかに


じゃあ一体なにがそんなにやべーのか
以下のニューヨークタイムズとかが言っていることを見れば一目瞭然


「実写版『キャッツ』を観るのは、不浄で、これまで知られてなかったポルノのジャンルにうっかり遭遇したような体験だ。性欲を爆発させた毛皮のバケモノたちが、舌を伸ばしてミルクを飲んで、いやらしい声をあげるたびにFBIが劇場に乗り込んでくるんじゃないかと思った」

ニューヨークタイムズ



「同僚のJustin Changが書いた『キャッツ』のレビューを抜粋しよう。『奇妙』、『人間の顔をした小さなゴキブリ』、『心をざわつかせる』、『ホラーであり、忍耐テスト』、『身の毛のよだつ』、『退屈』、『恐ろしい人間もどき』、『ゾワゾワするほど人間っぽい』、『悪夢のような解剖学のレッスン』、『平らで、全く違いのない股間』」

LA Times



「『キャッツ』を0~5点で評価するとしたら、玉ねぎかな」

Screen Crush




などなどなど
まぁ大体言いたいこと感じたことを言ってくれてる
なんかこう心をざわつかせてくるみたいな(恐怖心)
去年末の試写後に話題になった上記のような批評の数々
一体どれほどのものかと胸をざわめかせて(恐怖心)見てみたら
批評の数々がほんとそれなってなって
わかりみが深すぎる

映画冒頭からして猫の動きを模して出てくる時点でもう凄いやばい
四つん這いの人間的な四足歩行でにじり寄ってくる猫でもなければ人間でもないなにか
それはもう妖怪の類に近い
舞台で見るならばならちゃんと人間が着ぐるみなりタイツなりを着て演っているというのが理解できるんだけどね
でもこっちは猫でもなければ人間でもないなにか
じゃあ一体なんなの?いま目の前で動き回っているアレは一体なんなの?という感じでどうしても理解が及ばない
人型のゴキブリはマジヤバい
テラフォーマーズ

スクリーンの中のアレらが艶めかしい表情をするたびに根源的な恐怖心を掻き立てられるというか
人間の顔が付いてちゃいけないところに顔がついてるっていう感じがね
いろんなSF映画で人型のクリーチャーは出てくるけどそれは顔をクリーチャー等のデザインに落とし込まれてそいつの顔として違和感無く受け入れられるデザインな訳だけど
CATSの場合は演者の顔をちゃん見せないといけないためか人の顔そのまま
そこが明らかな違和感
人の顔をしているんだけど人間じゃない
人間じゃないのに人間の顔をしている違和感
たまにある人面○○みたいな違和感
人間の顔があってはいけないところにある不気味さ
不気味の谷というかなんというか
古くはデビルマンの亀の悪魔とか伊藤淳二の風船のやつとかみたいな
あーいう不気味さ

そんなラジー賞大本命と言われるCATSだけどCG処理はとてつもない
アカデミー賞の視覚効果賞を受賞しても良いくらい
演者を猫にするためのCG処理というとんでもない無理難題を無茶苦茶なスケジュールで仕上げたらしい



そーやって見てる間これってなんだろうこーいう感じのなんか見たことあるなって思いながら見てたんだけどそれがなんなのかやっとわかった
あれだ



親指スターウォーズ
あれを見たときの感じに似てる



ところでCATSのストーリーってあんまよくわかんないんだけど
あれって魂の救済というか
成仏しきれない何かがいるこの世ともあの世とも言えない混沌の世界を猫も姿を借りて表現して
その中で一年に一回歌によって天上の世界へ行く
つまり成仏できる1匹を決めてるってことでいいの?





あろま 
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