6月11日(日曜日)ひだ宇宙科学館カミオカラボ
カミオカラボで今年度第1回目の「子ども向け科学教室」が開催されました。
子どもたちが科学全般について興味を持ち、地元の研究施設や働いている研究者を知ってもらうことで科学を身近に感じてもらおうと開かれている催し。この日は、飛騨市内の小学3~6年生10人が参加。プログラミング教育用の小型コンピューターボード「マイクロビット」を使った電子工作に挑戦しました。
3年前から神岡町でプログラミングと作文の教室を開いている浅岡佳代さんを講師に迎え、パソコンとマイクロビットをつなぐケーブルの抜き差しや扱い方などの基本を学んだ後、手に取ったボードを傾けた方向にLED光が進んでいく「たまころがし」ゲームのプログラミングに挑戦しました。
事前に組まれたプログラムの塊を、パソコン上でさまざまに組み合わせていくだけで完成するというもの。参加者はマニュアルを見たりスタッフからアドバイスを受けながら、1時間ほどで完成させました。プログラムを実行すると、ボード上で実際に光の「玉」が移動したり、ボードに「Goal!」の文字が表示され、子どもたちは満足気でした。
古川西小学校6年生の岩佐友陽君は「難しかったけど、ボードを傾けるだけで光が動くのが不思議で楽しかったです。学校のプログラミングの授業より面白い。いろんなゲームを作れて楽しそう。またやってみたいです」と喜んでいました。
浅岡さんは「初心者にはちょっと難しかったかもしれませんが、簡単すぎてもプログラミングの面白さが伝わらないので、ゲーム作りに挑戦しました。みんな一生懸命やっていたので、完成できて良かったです」と目を細めていました。