挿絵表示切替ボタン

配色








行間

文字サイズ

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
懲罰制服
作者:エンドレス
1/2
懲罰カッターシャツ

近未来

学校は風紀の乱れで悩まされていた

政府は改善の為の策を出す

反対意見も出るかと思われたが

だらしない制服に大人も嫌気がさしていたのか

賛成大多数で決議された

依頼を受け

強制的にきちんと着用させる制服の

開発に我が社は着手した



そして

新商品が完成した

この制服はきちんと着用する事しか出来ない

懲罰制服だ

一度着用すると暗証番号を言わない限り

絶対脱ぐことが出来ない

いわゆる拘束衣みたいなものである


はい

女子学生の着崩し防止の新商品なんですよ

そういって若い営業の女性に懲罰カッターシャツの説明をされる

学校にいる間は着崩しが出来ないように強制的にすべてのボタンが締まります

校則違反をした生徒に強制着用させます

第一ボタンを締めると苦しいので一般の制服ではボタンを

外す生徒がいるのですが

懲罰カッターシャツはそれを許しません


着用期間を設定できるのでその間は

絶対脱げません

ネクタイは夏なので今の時期は自由着用ですが

先生には

一度実験的に着用して頂けませんか?

はい

いいですよ

私は簡単に返事してしまった

正直制服を着る年齢ではないので恥ずかしいですけどね・・・


ありがとうございます

そんなことないですよ

よくお似合いになられるかと思います

そういうと

女性はおもむろに袋から白いカッターシャツを取り出す

そして襟元に口を近づけ10桁の数字を呟いた

もう設定してあるのでいつ着てもらっても大丈夫ですよ

着用期間は30分に設定しときますが

その間は絶対脱ぐことは出来ません

女性はそう言った

女性は壁に掛かっているハンガーにカッターシャツをボタンを開いた状態で吊るした

あとこちらのネクタイもお願い致します

ネクタイは紺色で校章が入っている

いつもの生徒が締めているネクタイだ

これは普通のネクタイなんですよね?

そう訪ねると

いいえこれも懲罰ネクタイとなっております

夏期は締めなくてもいいと校則であるだけで

冬服期間は緩めて締めることを許しません

まぁ今の時期のネクタイは暑さでたまらないですよね

私はそういうと女性は笑った

ではお願い致します

懲罰カッターシャツを着用の時がいよいよ

やって来た

ハンガーに掛かっている懲罰カッターシャツはボタンをすべて開かれた状態で掛かっておりまるで着用者を待ち構えているようだ

サイズは先ほど女性が採寸してくれた

試しにハンガーに掛かった状態で第一ボタンを留めてみる

なんのことはない確かに首回りはきつそうだがすぐにボタンを外すことが出来る

本当に着た状態では脱げないのだろうか

すこし半信半疑になるが

安易な気持ちで着用を始める

ハンガーから外し袖を通しカフスボタンと胸元のボタンを留めていく

第一ボタン以外のボタンを留めてカッターシャツを着用すると

さほど苦しくもなく懲罰カッターシャツといえどこんなものかと思ってしまう

このまま第一ボタンを閉めなくてもいいのではと思うがその瞬間

意思とは関係なく

強制的に第一ボタンが自らの手で締められる


うっぐっ喉がしまる

息が出来ない程ではないが固い襟は首に密着する

採寸したサイズが間違ってるのではないですか?

訪ねると

すみません採寸は関係ありません

サイズは設定で調整されています

拘束度MAXに設定してあるので

苦しくてたまらないと思いますよ

襟と喉元の間に指を入れて少しでも緩めようとするが首回りは一ミリたりとも伸びるわけがなく指を入れた分だけさらに苦しさが増すような気がして諦める

着用を後悔して脱ごうと試みる

第一ボタンを外そうと懸命になるがまったく無駄な努力だった

懲罰カッターシャツは自分の意思では脱ぐのが不可能な設定にしてある

もちろん破くなどもってのほかだ

どんな刃物も切ることはできない

なにがあろうが絶対に脱げないのだ


はぁはぁ脱げない苦しい暑い

諦めておとなしく着用を受け入れる

我慢するしかない

何とかこの締め付けなら耐えられる

そう思ったのもつかの間

さらなる拘束が始まる


なぜか手が横に置いてあるネクタイを掴む

ネクタイは苦しいので絞めたくない

そう思いながらもネクタイはみるみるうちに嫌々ながら勝手に手が動く

すこし緩めに締めようと思ったのだか

手が勝手に動く首元まできちんときつく締めてしまった

多分これ以上締まると息ができなくなる

それほどまでに締め付けが苦しい

緩めようとするが一ミリたりとも緩められない

締め付けがきついです

すこし緩めてもらえませんか?

女性は無視して何桁かの数字を呟く


着用完了


何処かから電子音的なものが聞こえる


着用者

○○○

期間

無期限

拘束度

MAX


無期限?


どういうことですか?

訪ねる

女性は無期限とは一生のことですと答える

先生は生徒の模範の為の見本になって頂きます

あと当社の制服の耐久性や締め付け具合い

拘束のテストも兼ねてます

まぁ絶対脱げないでしょうけどね

くそー騙された

すぐ脱げるように設定すると言われて実験的に着る約束だったのに

ネクタイを緩めようともがくが

まったく緩められない

襟に指を入れ

ボタンごと引きちぎろうとする


ネクタイがさらに締まった

うぐぐぐぐ

苦しい~

我慢できない脱がして~


着用する方を探していたんですよね~

制服の窮屈さも知らずに生徒に着用指導なんか出来ませんよ

あなたみたいな人がいて嬉しいです

もう絶対懲罰カッターシャツと懲罰ネクタイは脱ぐことはできません

あとは

気づかないうちに深夜0時に着用中に自動的にクリーニングが掛かり

洗い立ての新品同様になります


脱がしてー

お願い

叫ぶ


女性は笑っている

あっ暗証番号を言えば脱げますよ

但し10桁ですけどね

但しが3回間違えるとロックが掛かり二度と暗証番号を受け付けなくなります

さっき私の言った10桁は着用期間の設定なので

覚えていても無駄ですけどね

いやー

女性に飛びかかろうとするがネクタイが首を締め付ける

無駄ですよー

もう二度と会うことはないと思いますが

最後にアドバイスです

脱ごうとすると締め付けが厳しくなることは覚えといてください

あと

もちろん学校指定の紺色ブレザーと

チェックスカートも履いてもらいますよ

こちらももちろん一生脱げません

はい着用お願い致します

私はスカートを履きブレザーを自らの手で着用した

泣きながら反抗しようとしたが手の自由が効かない

ブレザーのボタンもきちんと留める

暑い苦しい汗が吹き出す


素晴らしい完璧な校則通りの着用です

これを模範に学生に指導してください

すみませんね夏でも冬服ですけどね

暑いのに冬服なのと首回りを厳しく締め付けるのは

違反をした罰を身に染みさせ違反をなくすためです

あっ先生は違反してませんでしたね

懲罰カッターシャツ

懲罰ネクタイ

あとブレザーとスカートも懲罰仕様です

汚れることもないので本当に一生着られます

っていうか着てもらいます



女性が部屋から出ていく


はぁはぁ苦しい

我慢できない

第一ボタンだけでも苦しいがネクタイの締め付けが厳しく耐えられない

ブレザーを脱ごうとボタンを外そうとするがまったく外れない

スカートも腰に食い込んで金具が外れない

ボタン1つですら外せない

本当に完璧な模範的な制服着用状態だ


確か暗証番号が・・・

52879・・・

10桁を適当に言ってみる

ピー

85・・・

ピー

964・・・

暗証番号は破棄されます

ロックが掛かります

ピッピッ

電子音とともにロックが掛かる

5284・・・

シーン

なにも鳴らない

脱ごうと必死で引きちぎろうとするが

きゃあー

制服全体が体を締め付ける

はぁはぁ

もう二度と脱ぐことは出来ない







私の通っている全寮制の高校は校則が厳しく

特に制服はきちんと着用しなければならない

冬服はカッターシャツのボタンはすべて留めて

ネクタイもきちんと締めなければならない

ブレザーの前ボタンも留めてスカートも膝丈

まさに真面目そのものだ

私もきちんと制服を着用していたがある時どうしても苦しくて

カッターシャツの第一ボタンを外してネクタイで隠していた

それを運悪く見つかってしまった

○○さん

生活指導の先生に呼び止められる

この先生

いつも私たちと同じ制服を着用している

最初は奇妙な目でみていたが次第にみんな馴れてしまった

しかも夏でも冬服という格好だ


校則違反なので3日間こちらで用意した制服に着替えてもらいます

こちらへ

そういうと生活指導室に連れていかれる

中にはいると姿見の鏡と椅子が1つ

そして壁には制服一式が壁に掛けられている


とりあえず今着ている制服をこちらのかごに入れて下さい

生活指導室での反抗はこの学校では許されない

私は言われるがままに下着のみの姿になる

こちらのカッターシャツに袖を通して下さい


一見普通のカッターシャツと変わらない

とりあえず袖を通してみる

あっ

指が勝手にボタンを留めていく

第一ボタンもカフスボタンもすべてのボタンを締めてしまった

ボタンを留めるとカッターシャツが縮まり体に密着する

襟元も首に食い込んで

首回りはきつく苦しくてたまらない

さらにネクタイもきちんと締めてしまった

なんですかこれ?

訪ねるようとするが今度はスカートを手につかみ勝手に履いてしまう

そしてブレザーも着用して前ボタンを留める

自分の意思とは関係なく

しかし自分で着てしまっている

まるで手と指が操られているみたいに


着用完了

着用者○○

拘束期間72時間

拘束度MAX

どこかから電子音が聞こえる


脱ごうとしてみるがボタン1つすら外れない

襟に指を入れ引きちぎろうとしてみるが

その瞬間ネクタイがさらに締まった

うっぐぐぐ

首が絞まる

しばらくすると緩まったがそれでも首元にはネクタイがきっちりと結ばれている

暑いです

脱ぎたいです

気温は6月といえど30℃近くまで上昇している

この時期にブレザーを着てネクタイはかなりの苦痛である

3日間の我慢です

とりあえず校則違反の罰を見に染みて受けて下さい

そんなー

私はクラスに帰り

席についた

クラスメイトは私が冬服を着ているのを見て

罰を受けていることをわかっているみたいで

誰も触れなかった

私も校則違反をしたら脱げない制服を着せられるのを噂ながら知っていた

ただ自分がクラスで1番最初に着用させられるとは思ってなかっただけで・・・

暑い

ブレザーの前ボタンだけでも

だめだ外れない

首の締めつけが1番つらい

きつめの襟回りのカッターシャツときつく締められたネクタイが

苦しさを倍増させる

はぁはぁ今度からは服装違反を絶対やめておこう

そう後悔するのであった



私は校則通りにしか着用する事が出来ない

自力では脱げない制服を販売する会社の営業をしている

カッターシャツの第一ボタンはかならず留めて

ネクタイは緩められない

ブレザーの前ボタンも外れない

そんな格好を強制的にさす制服の販売だ

校則違反をした生徒に着せるため

懲罰制服と呼ばれている

高校の時私の学校はやぼったいセーラー服だったので

今手元にある真新しいチェックのスカートと真っ白なカッターシャツ

そしてブレザーに首もとに着用するリボンを見て着てみたい衝動に駆られた

今度取引先の学校に持っていく予定だ

でも商品だし

いいか1着ぐらい

誰に相談するわけでもなく新品のカッターシャツを袋から取り出す

でもこれは懲罰カッターシャツ

設定を間違うと脱げなくなってしまう

設定は10桁の暗証番号を襟元に呟くと設定される

着用期間と締め付け具合い

拘束度はMAXに設定すると息が出来るぎりぎりの所まで

首を強烈に襟とリボンタイが締め付けてしまうので

軽めに設定しておこう

5段階のうちの2ぐらいでいいかな

着用期間はとりあえず10分にしとこうかな

設定完了と


あとは袖を通すだけで自分の手が意思とは関係なくすべての制服一式を

着用してしまう

サイズは袖を通すと体にぴったり自動採寸される


さあ着よう

すこしわくわくして

カッターシャツに袖を通す

すこし大きめだがボタンを留めて幾たびに体に密着する


手と指が勝手に動く


ボタンをすべて留める

第一ボタンを留めると襟元が自動で縮まり

首に食い込んだ


きつい苦しい~

襟が食い込む

これで軽めの設定・・・

嘘でしょ・・・

スカートも履くと腰に食い込んだ

リボンタイを手に取ると首に締める

意思とは関係なく着用がとまらない

ギチギチ首に食い込んでいく

はぁはぁ

暑い苦しい

もう無理

まだ上着のブレザーが

手がブレザーをつかみ袖を通してしまう

前のボタンを留めて

あっという間に着用してしまう


着用完了

制服から

電子音が聞こえる

着用者○○

拘束度MAX

着用期間・・・


拘束度MAX

それにビックリして着用期間を聞き逃してしまった

どうりで苦しいはずだ

設定を間違えてしまったのだろうなどと思う


はぁはぁ暑い

苦しい

こんなの生徒は着ているのかしら

ギリギリギリ

首の締め付けが強烈だ


これはつらい

着用に後悔しひたすら10分耐える


しかし15分

20分過ぎたがボタン1つ外れる気配がない


おかしい


脱ごうと試みる


きゃあー


制服が体を締め付ける


緊急着脱用の10桁の暗証番号を叫ぶ

どうして

もう一度叫ぶ


まったく反応しない


どういうこと


その時別室でその様子を隠しカメラで見ている営業の先輩と上司が笑う


まんまと着用してしまいましたね


最近営業成績悪いから罰だよ


自ら体験して当社の制服の良さを伝えてもらおうかね


政府からの実験者の人数ノルマもあるんでね


それに緊急着脱用の暗証番号も彼女に教えてあるのは偽物の番号だしね

設定はあらかじめ3年にしてある


だめだ脱げない

助けて~

もがくがリボンタイが首に食い込んで息をするのもままならない

きゃあー

制服が体を強烈に締め付ける

無理に脱ごうとすると体を締め付けるのだ

はぁはぁ

無理に脱ごうとせず着用を受け入れて行くしかない

設定時間中は暗証番号を言わないと

何があろうと絶対脱げないのは

自分が一番よく知っている・・・

あとで先輩に脱がしてもらおう


このあと3年間着用が待ってるとも知らずに・・・







ブックマーク機能を使うには ログインしてください。
いいねで応援
受付停止中
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
※感想を書く場合はログインしてください
Twitter・LINEで送る

LINEで送る

+注意+

・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はパソコン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
▲ページの上部へ