小諸「駅ナカバー」グランドオープン、「街の玄関口、明るくにぎわって」
小諸駅舎内の小諸市産ワインバー「エキューブ・こもろ」が15日、グランドオープンした。近年注目が集まる市内五つのワイナリーの商品をそろえる。記念式典に関係者約30人が出席。バーを開業した広告戦略コンサルティング会社「テムズ」(東京)の鷹野義昭社長(59)は「駅は街の玄関口で、明るくにぎわってほしい。小諸の『味覚の資源』と鉄道を結びつけたかった」とあいさつした。
市産ワイン約50種類を用意した。3種類の飲み比べセットは1600円、信州産ワインはグラス(60ミリリットル)500円。つまみは市内の手作りソーセージ・ハム専門店「デリカテッセン山吹」の商品など。式典に出席したワイン用ブドウ栽培農家は「情報発信基地として期待している」と話した。
市出身の鷹野さんは学生時代、旧国鉄の臨時雇用職員として小諸駅で働いた。同駅は長野新幹線(現北陸新幹線)開通により信越本線の特急列車が止まらなくなり乗降客数が減少。「にぎわいが減っていることがずっと気になっていた」とした。
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