揚げ物から火が出てパニック!消化活動全てが逆効果の中…マヨネーズで!?
唐揚げなどをカラッと揚げるには油の温度は180度くらいが最適とされているが、そのままうっかり熱しすぎるとやがて白い煙が出て、火がなくても360度以上で発火するという。その状態でパニックになってしまった家族の仰天ニュースを再現ドラマで紹介。松本薫が出演した。
ある日のこと、お母さんは唐揚げを作るためにカレイを1匹丸ごと熱した油の中に入れ揚げていた。そんな中、電話がかかってきてしまい、話に引き込まれ揚げ物のことを忘れ話しに夢中に。
そこに娘のミツコさんが帰宅し、キッチンを覗いてみると火が上がっていると大慌て。そんなミツコさんを横目に母は電話を切らず、子機に変えながら鍋蓋を揚げ物の鍋の上に置き、鎮火。
一件落着したかと思われ、母は電話に戻る。しかし、その間にもフライパンの中では恐ろしいことが起きていた。高温の油の中、カレイの水分が一気に水蒸気になり、フライパンの中の圧力が急激に高まっていた。そしてついに高温の油が空気に触れ燃え始め、火がどんどん上がってきた。
母も流石に慌てだした。このままでは火事になる勢いに。さらに父がパニックになった結果、フライパンをひっくり返してしまい、さらに大炎上。
パニックになった父は次に水に浸けたタオルを豪快に投げるが、これもさらに炎上を引き起こしてしまった。水をちゃんと絞らなかったため、燃えている油に水を入れた場合と同様に油が弾け飛び、爆発的に燃え上がってしまったのだ。
慌てた娘・ミツコさんは前に誰かから聞いた方法を思い出した。それはマヨネーズを火の元に吹き付けることで、これによって火を消すことができた。絶体絶命の危機を脱した家族だったが、マヨネーズで火が消えたのは偶然で、全く推奨されていないことだった。
専門家によるとマヨネーズをかけることで油の温度が下がり表面が覆われれば酸素と触れなくなり、火が消えることは稀にあるが、マヨネーズ自体が消火の性能を持っているわけではないと言う。条件によってはより危険になる場合があるので推奨はできないそう。家庭用消化器を家庭に用意することを勧めている。油火災には消化器を。もちろん、油で料理中は目を離さないように。