姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い④
テーマ:社会
⬛️姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い④
2022/10/6付当毒ブログ「姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い③」
のつづきである。
理由があるから、暴力行為が許される訳ではない
姫路女学院高校の記者会見を見ながら感じた違和感は、
「ソフトボール部の1年の女子生徒(16)が大会にユニフォームを忘れた事に気付き、母親に連絡をした。事情を聞いた母親が、顧問である41歳の男性教師に連絡をすると、そこで顧問は忘れ物をした事に激怒し、電話口で母親に「1発どついていいですか?」と発言。母親は「お任せします」と回答。その後、教師は謝る為に近づいた生徒の頬を叩いた」
という部分である。
そこで、前回の毒ブログで書いた「リスクマネジメント」が出てくるのだ。
この発言は、以下に該当する。
3.自己保身、自己弁護と受け止められる様なメッセージを出さない。
上記内容に該当する部分を抜き出すと、
「○○が○○をし、○○に了解を得た為、頬を叩く行為に至った」
という風に置き換えをする事が可能である。
校長は、記者会見の冒頭で謝罪発言をしているが、上記理由を述べる事により自己保身、自己弁護に走ったと取られかねない。
更に付け加えるならば「該当ソフトボール顧問」1人の責任するべきではなく、学校全体の問題と捉え、自らも責任を取る意思がある主旨の発言をしなければならない。
それは該当教員の行為が「体罰(これも現在では禁止行為)」の範囲を明らかに超えた「傷害事件行為」であるからだ。
また、校長は該当教員に対して
「(男性教諭は)自分にも厳しい教員で、生徒に対しても厳しく当たる傾向があったのではないか。日頃の様子を見ていたら思う」
とも、発言。
「自分にも厳しい教員」とは、具体的にどういう意味なのか?何の説明もない。仮にソフトボール部の有言実行という事であれば、生徒が厳しい指導を受け、良い成果を出し、それは、生徒の実績であり教員を指すものではない。
それとも1教員対1チームでソフトボールの試合を成立させたのか?
それとも、東京大学のスポーツ科学コースを卒業し、論理的な最新鋭の指導法を姫路女学院高等学校のソフトボール部に取り入れ、常時指導法をリアップし続けたのか(それなら、暴力指導法はあり得ない)?
「傷害事件行為」とは、如何なる理由があろうとも、犯して良い理由にはならず、これも「自己保身、自己弁護」に該当する。
教諭は(学校の)聞き取りに対し「自分を見失っていた」と話しているというが、そういう人物は人を殺しかねない。
事実、該当女生徒の「全治1ヶ月」は、重症であり、更に精神的なショックもあり、登校出来ない状況である。
これは、該当教諭及び学校が1人の女性の人生を狂わせた事と同じであり、該当教諭及び学校が、その1人の女性の人生を補償する必要がある。
また「忘れ物をしたから、どついた」という事は、その女生徒を姫路女学院高等学校内で孤立させる事であり、二次被害、三次被害のトリガーとなる。
私立校は、厄介である。
私立校内に、きちんとしたガバナンス(きちんとした統治)基準が定められており、外部機関から指導を受ける立場にあれば良いのだが、私立校というのは民間会社と同じであり、外部機関による指導や確認が難しい立場にある。
10月1日に姫路女学院高等学校がソフト部の保護者向けに行った説明会の内容
参加した20人ほどの保護者から指摘されたA氏の信じがたい言動。
「A氏は、日常的に部員の頭や肩を叩いていた。対外試合では、他校の教諭に『こいつらクズなんですよ』と部員を貶める様な発言もあった。学校側の調査に対し、A氏は『じゃれ合いだと思っていた』と説明した。
同校は10月3日に会見を開き、摺河祐彦校長が「誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。会見で明らかになったのは、Bさんへ行った体罰への呆れた理由。学校側に対し、A氏は次の様な説明をした。
「(Bさんは以前から)物を忘れたり、何度同じ事を言っても理解できない個性を持っていた。部員が10人しかいない中でユニフォームを忘れ、試合ができないピンチとなった。ユニフォームを忘れる事例が過去にもあり、激怒してしまった。(ソフト部は強化部なので)何とか成績をあげようと自分を見失っていた」
ここで言う「個性」とは何だ?
ここで言う「ソフト部は強化部」とは何だ?
「個性」があるから1部員に対して「傷害事件行為」を行なって良いのか?
「ソフト部は強化部」であるから、成績を上げる為なら1部員に対して「傷害事件行為」を行なって良いのか?
第1回記者会見以降に、姫路女学院高等学校第2回目記者会見が開かれていない為、今後の動向発表が急がれる。
つづく

