姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い② | ヤサグレもんの戯言

姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い②

テーマ:社会



⬛️姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い②


 2022/10/5付当毒ブログ「姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い①」

のつづきである。


このブログを書く為に


 姫路女学院高等学校は、常に話中であり、話を聞く事は残念ながら出来なかった。


 暴力事件加害者名を特定する為に、財団法人日本ソフトボール協会、兵庫県ソフトボール協会、県高体連ソフトボール専門部に電話をしたが、何も「答える立場に無い」という回答であった。


 ただ分かった点があり、生徒(男女問わず)に対して教師(男女問わず)が肩を叩いた場合であったとしても、該当生徒が「教師に身体を触られた」と一言言えば「セクハラ」や「痴漢行為」「性被害行為」に当たるのだ。これは、部活に限らない為、注意して頂きたい。


 更に分かった内容がある。


 公務員は、罪状や処罰が確定しない限り「実名公表」は、しないという事である。


 一般市民は「容疑者」の段階で未成年者でない限り「実名公表」されるにも関わらずである。


 そういった面において「公務員」もしくは「準公務員」は、上級国民と呼べると言える。


 日本国憲法第 15 条第2項において「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者で はない」とし、更に国家公務員法第 96 条は「すべて職員は、国民全体の奉仕者として、 公共の利益のために勤務しなければならない」と定めている。姫路女学院高等学校の傷害事件教師は「みなし公務員」に該当するのだが「国民全体の奉仕者」という一文に適用されるという点を忘れているとしか言いようがない。


前回のブログで書いた以下の内容に対する問題点


体罰根絶に向けた取組強化の再徹底について


体罰根絶に向けた取組強化の再徹底について


 体罰根絶に向けた取組の強化については、 令和4614日付け兵高体連15号により、 全国高体連の 「全国共通ルール」 及びQ&Aを再確認いただくとともに、各運動部内で周知いただくよう依頼しているところです。

しかしながら、過日、本県の私立高校ソフトボール部における体罰事案が発生し、 各種メディアにより全国的に報道されました。

つきましては、各運動部の顧問会等を通じ、 再度、 体罰根絶に向けた取組の強化について周知徹底をお願いします。


 以上の文書の中の何が問題なのか?と言えば体罰根絶に向けた取組の強化について、全国高体連の 「全国共通ルール」 及びQ&Aを再確認いただくとともに、各運動部内で周知いただくという点である。


 ここでいう「全国共通ルール」 及びQ&A「リスクマネジメント」は、含まれていないのである。


 前回のブログで


「体罰根絶」が簡単に出来るなら、法治国家である日本国内において一切の犯罪は無くなる筈である。


 と書いた。


 だが、そんなものは世の中に存在しない。


 「イジメ根絶」と謳っても、なくならない。


 と書いたが「出来ないもの」に対して「根絶」と謳っても「非現実的」でしかない。ならば、どうするか?と言えば「そうは目標として掲げても、起きてしまう可能性は0では無いとした場合、事が起きた場合の適切な対応について」を盛り込む必要があり、かつ、記者会見においては「該当教員」とするのでは無く「実名」を挙げるのが望ましい。


 その場で「該当教員」としたとしてもネット社会の発展いる現在では2-3日中に「実名特定」される可能性は極めて高く、その場合の方が「該当教員」が所属する団体の痛手は大きなものとなる。


リスクマネジメントについて


 実は非常に興味深いリスクマネジメントについての文書を発見した為、次回の姫路女学院高校の暴力事件対応から見るトンデモ勘違い③で具体例を用いて説明させて頂く。


つづく