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読書家になる子と全然読まない子「何が違ったか」 本への興味を持たせるのは、実はとても簡単だ

東洋経済オンライン / 2023年6月1日 8時0分

子どもに本への興味を持たせる方法とは(写真:Taka/PIXTA)

「勉強好きな子どもになってほしい」「読書家な子どもになってほしい」

自身の子どもに対し、このように願ったことのある親は少なくないでしょう。しかし、現実はそう甘くないもの。どうすれば、学ぶことを億劫がらない子どもに育てられるのでしょうか?

娘のSayaちゃんがわずか6歳で世界的絵画コンクールで最優秀賞を受賞し、現在は教育事業も手掛ける池澤摩耶さんは、自身の子育ての体験を通じて、「褒めるよりも、驚くことが大事」「大切なのは結果よりも、プロセスなんです」と語ります。

池澤さんの著書『イギリスが教えてくれた 小さなサプライズが子どもの才能とやる気を引き出す 「ひとつのケーキ」と「アート思考」 』より一部抜粋・再構成してお届けします。

どうしたら「読書」が好きな子になるの?

Sayaはとにかく本を読むことが大好きで1カ月に15~20冊は読んでいます。絵本ではなく、300ページはあるような活字のみのシリーズものが多いです。読書は想像力や語彙力、読解力を育むだけではなく、子どもの表現力や感性が磨かれ、集中力も養うことができるそうです。その集中力が全く途切れなさすぎて、歩きながら本を読んだり、食事中や着替えの最中も読んでいるので困ることがあります!

また、Sayaが自他共に認める本の虫であることを話すと、多くの方から「どうしたら読書が好きな子になりますか?」という質問を受けます。
本を読むのが嫌いというだけでなく、本を読む集中力がないというお悩み相談を受けることもあります。

「子どもに本を読ませるためのテクニックがあるなら知りたい」と思って尋ねてくるのだと思いますが、私はそんな難しいことなどしていません。子どもに本への興味を持たせる方法はたったひとつ、とても簡単です。

それは、親が本を読んで楽しんでいる姿を見せればいいのです。

「それだけ?」と思うかもしれませんが、これが一番大切なのです。

ここで質問です。

「あなたは、お子さんの前で本を読んでいますか?」

仕事や育児で忙しいから本を読む暇なんてないと思う方もいるかもしれません。ですが学校や仕事の緊急連絡以外でもスマホに触れている時間はけっこうあるのに、本を読む時間は取れないと思い込んではいないでしょうか? 読書は最高のエンターテインメント。テレビの代わりにもなり、持ち運びも簡単。誰にも迷惑をかけず静かに楽しむことができます。

もしこの記事を読んで、「そうだ! 私も読書しよう!」と思っていただけたなら、ぜひ小説を手に取ってほしいと思います。子どもが本のページを自ら開くとき、それは本の世界に自分が飛び込みたいときなのかもしれません。

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