「エロい写真を撮ってもらいたいわけではない」相次ぐ水着撮影会中止に参加モデルが実名告白
週刊女性PRIME / 2023年6月12日 7時0分
埼玉県の県営プールにて行われる予定だった水着撮影会が相次いで中止に。撤回を求める署名運動が起こるなど、波紋を呼んでいる。
川越水上公園では、6月10日の『フレッシュ撮影会』と11日の『はなまる2023大プール撮影会』が、しらこばと水上公園では10日の『ミスヤングアニマルオーディションセミファイナルプール撮影会』が中止を発表。さらに、しらこばと水上公園で24日、25日に開催予定だった“国内最大級の水着の祭典”を謳う『近代麻雀水着祭2023』も中止となった。
参加予定だったモデルが実名告白
いずれも会場の都合というのが理由。
だが、近代麻雀水着祭については、8日に日本共産党埼玉県委員会ジェンダー平等委員会と日本共産党埼玉県議会議員団が、入場料が1万円から3万6千円と高額であることや、過去の同イベントにおいて、水着姿の女性がわいせつなポーズやわいせつなしぐさで撮影されていることが、明らかに「性の商品化」を目的にしているということを理由に、都市公園法第1条に反するとして、貸し出しを禁止するよう県に申し入れていた。
その翌日から立て続けに中止が発表されると、日本共産党埼玉県議会議員団のTwitterには、
《表現の自由は守られるべき》
などといった反論意見が続々と寄せられる事態に。これを受け、同県の大野元裕知事は自身のTwitterにて、
《主催者に対し過激な露出の水着やポーズを禁止することを条件に許可していました。しかし、過去の撮影会の参加者のネット投稿内容等から、主催者が許可条件に反する行為を行っていたことが判明したため、協会では今後同様の撮影会は許可しないこととしたと聞いています》
と経緯を説明したが、結果的に仕事を奪われる形になったグラビアアイドルたちからSNSで反論が多数投稿される事態となっている。
突然の中止という事態にアイドルたちは何を思ったのか。近代麻雀水着祭に出演するはずだった元グラビアアイドル、現セクシー女優の稲森美優(みゆう)さんに話を聞いたところ……。
「‘18年の立ち上げ当初からこちらの撮影会に参加していたので、とても驚きました。このイベントは、夏の風物詩として親しまれていていますし、100人以上のファンの方が来られるため、モデル側も会えるのを楽しみにしている撮影イベントでした。
撮影会禁止については、何年も行っていたので、“なぜ、急に?”という気持ちが強いです。普段は室内で撮影会をしているモデルもこのイベントに限っては開園前の貸し切ったプールで水着の夏らしい写真を撮ってもらうことができる、モデルである私たちにとってもうれしいイベントです」
今回、撮影会が禁止になった原因は、開催の条件であった“過激な露出の水着やポーズ”が守られていなかったからとされているが、実際はどうだったのか。
「過激な水着やポーズの線引きは人それぞれなのでとても難しく、撮影会の主催者によって厳しさのラインが違うので一概にはわかりません。ですが、ガッツリM字開脚をしたり、水着をずらしての撮影など、露骨で下品なポーズをとるモデルは見かけません。
水着を着ていても、あくまでモデルですので、エロくて下品な写真を撮ってもらいたいわけではないです。綺麗で可愛くポージングしたものを後からデータでもらい、長くSNSで使っていきたい女の子が多いのではないかと思います」
好きでやっている仕事がどんどん禁止されていく
本人はそのつもりがなくても、撮影者から過激な要求をされたり、至近距離で撮影されたりなど、これまで不快に感じたことはあったのだろうか。
「私はありません。みなさん優しく、譲り合って撮影をしてくれます。距離も決まっていますし、周りのスタッフも万が一のことがあったときには、すぐ動けるよう待機してくれているため、近づかれてなにか迷惑行為をされるなどはありません」
楽しかったイベントが、市民や共産党からの申し入れがあったこともあり、直前での中止。この状況をどう捉えているのか――。
「政治家のみなさまは善意からだとは思いますが、当事者にちゃんとヒアリングをしたのでしょうか。行っていないなら、“禁止にいたしました!”と事後報告では、こちらもなにも対応できません。
私たちのように自らの意志でグラビアアイドルやセクシー女優などを職にしている女の子からすると、“どうして好きでやっているお仕事がたくさん禁止されていくの?”という状況だと思います。大好きで、やっとの思いでつけた今の職を、性の商品化は許さないなどと主張して、職業選択の自由を奪う行為はとても悲しい現実だと私は思っています」
女性を性的搾取から守ることは大切だが、すべてを禁止にする前に彼女たちの声にも耳を傾けてほしい。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中止で波紋の「近代麻雀水着祭」主催者が経緯説明「運営上の責任は全て弊社」 一部のルール違反も「事実」
スポニチアネックス / 2023年6月14日 16時14分
-
波紋広がる水着撮影会 埼玉の県営プールで中止要請も…一部撤回
産経ニュース / 2023年6月12日 20時59分
-
埼玉県営公園での「プール撮影会」が続々中止に 共産党県議会議員団も中止要請 グラドルは嘆き止まらず
よろず~ニュース / 2023年6月9日 18時45分
-
水着撮影会が軒並み中止 共産党「性の商品化」と抗議 未成年出演や過激なポーズなど規約違反も グラビアアイドル反発「性被害じゃない」「好きで着てる」
まいどなニュース / 2023年6月9日 18時34分
-
「モデルに18歳未満」「過激ポーズや水着」指摘受け確認 埼玉県営公園での「プール撮影会」が会場都合で中止...一律禁止に
J-CASTニュース / 2023年6月9日 16時5分
トピックスRSS
ランキング
-
1広末涼子、夫も事務所も失う危機的状況も「お手本にすべき」“W不倫から復活”した先輩女優
週刊女性PRIME / 2023年6月15日 18時0分
-
2山口達也さん「はじめてのおつかいです」 人生初「1人で飛行機」報告、思わぬハプニングに困惑も
スポニチアネックス / 2023年6月15日 20時27分
-
3“W不倫認め謝罪”女優・広末涼子のニュース、韓国でも大きく報道…「事実上の引退」と指摘する媒体も
Wow!Korea / 2023年6月15日 20時5分
-
4【あなして】まさかのラストにネット衝撃!「えっ、ダブル離婚?」「誰も幸せに…」「ボロボロに泣いてる」
スポーツ報知 / 2023年6月15日 23時17分
-
5広末涼子、不倫証拠の“ラブレター”がネットで拡散、性的内容にファン絶望 本気の恋の行方は…
週刊女性PRIME / 2023年6月15日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む