埼玉県「水着撮影会」中止を“表現弾圧”と大騒ぎ…「表現の不自由展」騒動とは大違いの不思議
埼玉県営水上公園で開催予定だった水着撮影会が急きょ、中止になった問題をめぐる論争がネット上で続いている。
水着撮影会は10日~25日にかけ、「川越水上公園」(川越市)と「しらこばと水上公園」(越谷市)で企画されていた催しで、複数のモデルやグラビアアイドルが参加する予定だった。ところが、市民から県などに対して「(アイドルらの)ポーズが過激」などと苦情が寄せられ、共産党県議団も「性の商品化」などを理由に「県有施設を貸し出すべきではない」として、撮影会の中止や基準の見直しを県に要望。これを受け、主催者側が「中止」を決めたことから、参加する予定だったファンなどから怒りの声が上がったのだ。
この騒動に対し、日本維新の会の音喜多駿参議院議員(39)は自身のツイッターに、《共産党の主張は表現弾圧につながるもので論外であるのは勿論、ルールを遡及適用・拡大適用したことを認めている管理者側にも大きな問題がある。埼玉維新のメンバーとも連携して対応していきます。》とコメント。
この音喜多氏の投稿に呼応するかのように、SNS上では、《すでに許可を出して2日前と迫っていたのなら、開催すべきだった》《この中止判断、おかしいだろ》といった声が続出。埼玉県の大野元裕知事(59)が自身のツイッターで、中止に至った経緯を説明しつつ、《多くの方からもこの件について意見等を頂いておりますが、埼玉県、公園緑地協会として特定の政治団体等の意見に左右された事実はございません》と反論する展開となっている。