埼玉県の県営プールが「水着撮影会」への施設の貸し出しの中止を要請し、その後、県知事が中止要請の一部を撤回した騒動で混乱が続いています。なぜ、埼玉県は撮影会イベントに中止を要請したのでしょうか。
中止要請から一転、中止“撤回”で混乱
良原安美キャスター:
埼玉県の県営プールが、水着撮影会の施設の貸し出しを突如中止したことが物議を醸しています。その後、埼玉県知事が中止の一部撤回を求めるなど混乱は続いているようです。

中止の要請についてですが、埼玉県の大野知事が指導を行いました。
中止を要請した理由について「利用予定の事業者が過去のイベントで違反をしたから」と説明したということですが、大野知事は「監督権限のある埼玉県として、施設を管理・運営する埼玉県公園緑地協会に中止要請の説明を求めた」としました。

その上で、▼違反が認められない団体にも中止を要請していたこと▼1つの施設については明確なルールが無かったことがわかりました。
「“問題のない”業者への中止要請は撤回すべき」と、大野知事は埼玉県の公園緑地協会に指導を行いました。

埼玉県の県営プール2か所で開催予定だった6つの“水着撮影会”について、施設管理団体が中止を要請しましたが、中止要請から2日後、6月10日のイベントが中止になった「フレッシュ撮影会」は、「グラビアを生業とする者、それに関わる全ての者の尊厳や生計に関わる重大な問題。不当な理由で中止に追い込まれたことに深い憤りと懸念を抱いています」と抗議・撤回を求める署名運動を行っています。