東京・新橋のいわゆる「ぼったくりパブ」の経営者の女が逮捕された。この店をめぐっては、これまでに、およそ40件もの被害相談が寄せられていたという。
ぼったくり防止条例の疑いで逮捕されたのは、港区新橋の「パブsmile」の経営者・高野ひとみ容疑者(53)。

調べによると、高橋容疑者は、今年1月28日、50代の男性客に対して、法外な飲食代金を要求。男性が「払えない」と拒否すると、高橋容疑者は「社長も飲んだんだから払ってよ」などと言って、男性客の腕を引っ張り、コンビニのATMまで連れて行ったという。
そして、ATMの機械を叩きながら、「そう、ちゃんと明朗会計ですよ」などと語気を荒げ、駆けつけてきた他の女性従業員2人とともに、男性客を取り囲み、飲食代金を払わせようとした疑いが持たれている。


当時、男性は酒に酔っていて、女性従業員に”客引き”をされて入店。午前2時半ごろから午前6時ごろまでの間に、5~6杯の酒を飲み、37万円を請求されたという。この店は、通常、1時間3000円~5000円のコースで営業していたとのこと。
調べに対して高野容疑者は「そのお客さんのことは覚えていますがそのようなことはしていません」と容疑を否認しているが、この店でのぼったくり被害の相談が、去年9月から今年4月にかけて40件ほど寄せられていて、警視庁保安課などが余罪を調べている。
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