ストーリー
初めての夢は“歌手になること”
ルビー(エミリア・ジョーンズ)は、仲の良い家族に愛されて育った高校生。漁業を営む優しい父フランク(トロイ・コッツァー)と陽気な母ジャッキー(マーリー・マトリン)、妹想いの兄レオ(ダニエル・デュラント)は耳が聞こえないため、家族の中で一人だけ耳が聞こえるルビーは3人の「通訳係」を務めていた。 新学期、ルビーは密かに憧れる同級生のマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)と同じ合唱クラブに入る。ルビーの歌声を聴いた顧問のV先生(エウへニオ・デルベス)が彼女の歌の才能を見抜き、秋の合唱祭でマイルズとデュエット曲を歌うよう言い渡す。戸惑いながらも、少しずつマイルズとの距離を縮めていくルビー。そんな中、V先生からバークリー音楽大学への受験と、そのための特別レッスンを勧められ、ルビーは家族に内緒で先生のレッスンを受けることに…。
漁の手伝いとV先生のレッスンと慌ただしい毎日を送るルビー。更に父親のフランクが、漁業組合の会議で「自分たちで魚を売る」と宣言したため、ルビーは様々な交渉ごとに引っ張りまわされることになる。レッスンの遅刻が続き、V先生に叱られたルビーは、ようやく家族に音楽大学に進学したいことを伝える。しかし、ルビーの歌声が聴こえない両親は娘の才能を信じられず猛反対。夢と家族、どちらを選ぶか悩んだルビーが出した答えは!?