岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で18歳の自衛隊員が自動小銃を乱射し、現行犯逮捕されました。撃たれた隊員2人が死亡し、1人が重傷です。


事件があったのは岐阜市にある陸上自衛隊の施設=日野基本射撃場です。きょう午前9時15分ごろ、消防に通報がありました。

記者「事件はあちらの建物内で発生したとみられ、現在、自衛隊の警務隊の車両が慌ただしく出入りしています」

警察などによりますと、自動小銃が乱射され、撃たれた3人はいずれも自衛隊員の男性でした。死亡したのは25歳と52歳の2人。さらに20代の1人が重傷だということです。

陸上自衛隊の隊員が現場で18歳の男の身柄を確保し、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。男は自衛官候補生でした。

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射撃場では午前9時10分ごろ、新たに入隊した隊員に対して、教育として行っていた実弾射撃訓練中に3人の隊員に向けて発砲したということです。

近所に住む人は普段、人通りが少ないのに、朝、にわかに周りが騒がしくなったといいます。そして…


近くに住む人「隊員の方のすごい叫び声が聞こえた。『おい』とか『早くしろ』というのが聞こえた。その後に『AEDを探せ』というのを聞いています。隊員が外に出て、泣いたり慰められているのを見た」