【焉】🔗⭐🔉振
【焉】
【焉】(拡)
部 7画 総画数 11画
第2水準 区点=6365 16進=5F61 シフトJIS=E081 Unicode=7109
《音読み》
㊀エン[呉][漢](平)先(仙)
《ピンイン》(yān)
㊁エン[呉][漢](平)先(仙)
《ピンイン》(yán)
《訓読み》
いずくんぞ, いずくにか, いずれ, なに, これ, これより, ここに
《意味》
㊀
❶{副詞}いずくんぞ(いづくんぞ)。いずくにか(いづくにか)。どうして。どこに。疑問や反問をあらわすことば。《同義語》⇒安。「焉得倹=いづくんぞ倹なるを得んや」〔論語・八
〕「人焉
哉=人焉くんぞ
さん哉」〔論語・為政〕
❷{副詞}いずれ(いづれ)。なに。どれ。なに。疑問や反問をあらわすことば。《類義語》⇒何。「又焉貪=又焉をか貪らん」〔論語・尭曰〕
❸{名詞}江南に産する黄色い鳥。
㊁
❶{指示詞}これ。これより。《類義語》⇒是・之。「天下莫強焉=天下これより強きはなし」〔孟子・梁上〕
❷{指示詞}ここに。《類義語》⇒是・之。「又何加焉=又何をかここに加へん」〔論語・子路〕
❸{助辞}文末につけて語調を整える助詞。訓読では読まない。「有君子之道四焉=君子の道四つ有り」〔論語・公冶長〕
❹{助辞}形容詞につける助詞。状態をあらわす。《類義語》⇒然・如。「洋洋焉(ヨウヨウエン)」「瞻之在前忽焉在後=これを瞻るに前に在り忽焉として後ろに在り」〔論語・子罕〕
❺「少焉(ショウエン)」「頃焉(ケイエン)」とは、しばらく。しばらくして。
《解字》焉
象形。えんという鳥を描いたもので、燕(エン)(つばめ)に似た黄色い鳥。安と焉とは似た発音であるので、ともに「いずれ」「いずこ」を意味する疑問副詞に当てて用い、また「ここ」を意味する指示詞にも用いる。
《熟語》《解字》
学研漢和大字典 ページ 4259 での【焉】単語。