高校生、小学生の3人の子どもを育てながら、女優としても輝きを放つ広末涼子さん。毎月〝思春期ママ〟たちと思いを共有する場となる連載エッセイ。今回は、「ネット&ゲームの付き合い方」をテーマに語ります。
禁止するのでなく、子どもと一緒に上手く活用する方法を考えてみよう
ゲームは一日、一時間まで! テレビやビデオもMax観ても一時間! とルールを決めていた長男が小学校高学年だった頃から、時は過ぎ2023年の今。ゲームやTVだけでなく、LINE、Instagram、Twitter、TikTok、とにかくSNSに支配されつつある現代。
そして我家では2番目の子がいよいよスマホデビューのお年頃。あんなに厳しく約束をして、ゲームに固執、執着しすぎないように制限をしていた長男の時とは異なり、間違いなく画面を観る時間が増えている下の子たちの現状に、私も頭を悩ませている今日この頃。
NetflixやYouTubeの時間は長くなりすぎないように声を掛けたり、あつ森、スプラトゥーンもいいけれど本を読むのもたのしいよ! と本やマンガも勧めてみたり。あの手この手でアプローチしてみるも、大した成果はあげられていない自分に、反省。パパからももっと制限しなければダメだと言われるし、長男からももっと運動させた方がいいと言われるし、話し合いを重ねるも、忙しい日常の中でついつい下の子たちへのルールが緩くなってしまいがちな情けない私です。
WHO(世界保健機関)は、ゲーム症(ゲーム障害)の判定基準を定めていて、その内容は……
● ゲームをする衝動が止められない
● ゲームを最優先してしまう
● 何か問題が起きてもゲームを続けてしまう
● 個人、家族、社会、学習、仕事などに重要な問題が生じている
このような状態が12カ月続く場合、としている。子どもが中毒になりつつあるのでは? と感じていらっしゃるママは判断材料にしてみてください。
殆どのお子さんはそこまで深刻ではないとしても、SNSの利用頻度が高い子どもほど、自己肯定感が低く、孤独感を抱えている、とういう研究結果もあるそう。今の時代は仕方ない、コミュニケーションツールとして欠くことができないから、と諦めるのではなく、親としてまだ思春期の子どもたちは管理してあげる必要がありますよね。
情報過多で大人も子どももストレス社会で生きる今、どうしたらゲームの時間を有意義なものにできるのか、ネットを有効活用できるのか、を親子で考えてみるのもいいかもしれません。
ある時、息子が私に「ママ、ツムツムしたら?」と言ってきたことがありました。「ママ、忙しくてツムツムやってる時間ないや」と答えた私に彼が返した言葉は、「ママ、ツムツムしないと死んじゃうよ」でした(爆)。
どういうこと!? ツムツムしない→死ぬ。という発想はどこから来るのか全く想像もつかなかった私にしてくれた息子の説明によると、ゲームをしている間は、嫌なことや疲れを忘れていられる時間でもあるから大切なんだと。ママは仕事と家事と俺たち(子どもたち)のことで忙しすぎて、ゲームする時間も余裕もなかったら、死んじゃうよ! という彼なりの理論だったのです。ほほう、とちょっと納得してしまって(笑)。ゲームを親としての側面からしか捉えられなくなっていた自分に気付かされ、ハッとしました。
ネットやゲームを禁止するのではなく、スマホともパソコン(タブレット)とも大人も子どもも上手に共存できるように、気持ちよく活用できるように、親子で話し合っていきたいですね。
〈次回へつづく〉
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ジャケット¥18,700パンツ¥19,800(ともにカデュネ)ニット¥16,500(ツル バイ マリコ オイカワ)シューズ¥39,600(デイト/ティースクエア プレスルーム)ピアス¥55,000(デ・プレ)
モデル&文/広末涼子 撮影/生田昌士(hanna) ヘア・メーク/陶山恵実(ROI) スタイリスト/竹村はま子 取材/奥村千草 ※情報は2023年6月号掲載時のものです。








