石川県警が13日、金沢市内に住むベトナム人ら数人を入管難民法違反の疑いで逮捕したことが捜査関係者への取材で分かりました。また30人以上を任意同行し、不法滞在の実態を調べています。

金沢市泉が丘のマンションには13日、複数の捜査員が訪れ、ベトナム人やカンボジア人の住人合わせて32人に任意同行を求めました。

現場では、大きな荷物を抱えた外国人の男が、捜査員に誘導されてマンションとマイクロバスの間を行き来する様子が確認できました。

捜査関係者によりますと、警察は数人について、在留期間が経過したまま不法に滞在したとして、入管難民法違反の疑いで逮捕しました。

マンションの管理会社によりますと、ベトナム人らが住んでいた部屋は企業に対して貸し出していたということです。

警察は不法滞在の実態を調べるとともに、事件の全容解明に向けて捜査を進めています。