今から測量士試験の受験を考えている人、もしくは、測量会社に勤めようと考えている人の中で、年収や給料が気になる人は多いのではないでしょうか。

働くモチベーションを保つためにも、年収や給与などの情報は必要です。

ボーナスが貰えるのかというのも気になる情報ではないでしょうか。

この記事では、測量士の給料事情をわかりやすく紹介します。

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測量士の平均的な年収・給料(月収)

測量士の平均年収476万円、月収31万円、賞与98万円

測量士の平均年収や月収、賞与について表にまとめました。

平均(全体)男性(平均)女性(平均)
年収476万1300円486万3900円366万3600円
月収31万5100円32万1900円24万2300円
賞与(ボーナス)98万100円100万1100円75万6000円
平均年齢43.1歳43.3歳41.3歳
勤続年数14.1年14.3年12年
引用 :令和3年「賃金構造基本統計調査」

令和3年の「賃金構造基本統計調査」を参考にした所、測量士の年収は平均で約476万円でした。

また、月収は約31万円、賞与は約98万円です。

この値は年々上昇傾向にあります。

参考として、2010年の年収は約406万円、2015年では約455万円と段々金額が上がっています。

男女別で年収を比べると、男性が約486万円、女性が366万円です。

一見、かなり男性が多く貰っている感じがしますが、平均年齢でみますと男性が約43.3歳に対して女性が41.3歳です。

女性の方が勤続年数が低いことから、年収が低くなっていると予想できます。

また、多くの職場で男性の方が多いことからも、男性の方が管理職として働いている人が多いのではないでしょうか。

関連記事:測量士とは?仕事内容や年収は?必要な資格や難易度もご紹介

測量会社の社員数の規模による給与の違い

次は、測量会社の社員数の規模と年収・月収ついてそれぞれ表にまとめました。

平均(年収)男性(年収)女性(年収)
企業10人~99人467万3700円476万7000円364万100円
企業100人~999人502万9000円511万200円378万9900円
企業1000人以上527万6400円590万2800円367万3100円
引用 :令和3年「賃金構造基本統計調査」
平均(月収)男性(月収)女性(月収)
企業10人~99人31万円31万6400円23万9000円
企業100人~999人33万1100円33万6400円25万100円
企業1000人以上34万2500円37万6400円25万5800円
引用 :令和3年「賃金構造基本統計調査」
年齢平均(月収)平均(年収)
20~24歳21万6000円306万5400円
25~29歳24万5800円356万8300円
30~34歳28万5100円433万3000円
35~39歳30万5400円456万6500円
40~44歳32万8600円515万8900円
45~49歳35万1600円538万1300円
50~54歳38万1700円590万5100円
55~59歳38万900円599万5300円
60~64歳35万8100円510万9500円
65~69歳28万1400円390万3200円
70歳以上20万5500円274万2400円
引用 :令和3年「賃金構造基本統計調査」

上記表から、企業の大きさによっても違いがあることがわかります。

1000人を越える企業と100人未満の企業では、年収にして約60万円、月収でも約2万円差があることがわかります。

1000人以上の企業では、工事受注が着工から完工までが全て自社で出来るので収益も上げやすいのでしょう。

測量は、少人数でも活動出来るため、小規模の会社でも十分給与が出せるのが特徴です。

また、年齢別で見た場合、年齢が上がっていくにつれて年収も上がっている傾向となります。

全体の平均年収は約452万円となり、最も年収が高い年代は50代後半の約599万円となります。

地域による給与の違い

その他として、地域によっても給料は変化します。

地方に比べて都心では年収は約50万円~100万円くらい多く差が出ています。

これは、都心と地方での所得格差の影響で約2割程度出ます。

働き方による給与の違い

働き方によっても違い、契約社員の年収は約200万円~350万円くらいです。

パートやアルバイトも時給1000円~1500円で契約社員と条件を合わせるとほぼ同程度の年収です。

これは、測量士以外も含まれた内容で、資格と能力にバラつきがあるため金額設定に幅を持たせているためでしょう。

収入を増やすためには?

他の技術職と基本的には同じですが、主に「資格の取得」と「特化した技術を持つ」ことで収入がアップします。

それぞれについて解説します。

資格を取得する

給料を上げるためにも資格を取る方法が確実です。

資格を取ることで、資格手当が貰えるというのが一つですが、昇進などにも優遇されます。

特に、測量に関係する資格をもっていると年収アップにつながる会社もあります。

例えば、土木施工管理士土地家屋調査士などの資格をもっていると年収アップにつながります。

最近では、ドローン資格なども良いでしょう。

測量会社で働いているのであれば、働きながらも資格取得を目指しましょう。

特化した強みのある技術を持つ

特化した強みのある技術を身につけるのも一つの手です。

測量技術は従来のトータルステーションを使用した測量に加えて、3 D スキャナー機器やドローン機器などの3D観測機器が大幅に増えました。

作図のための測量CADを始め、機器に対応した処理ソフトなども多く増えています。

そのため、あらゆる機器の使用に詳しいオールラウンダー測量技術者はほぼ居ないでしょう。

一つの技術に特化した技術者は会社にとって重要な技術者です。

ドローン機器を扱わせたら会社で一番、3D画像の編集方法を会社で誰よりも熟知しているなど、それぞれ強みを持っている技術者は必要とされます。

技術を身につけることで、昇進やさらに給与の高い会社へステップアップすることも可能です。

オンリーワンの技術者になることは収入につながるでしょう。

測量士は年収1,000万円も可能?

測量士として年収1,000万円を稼ぐには、以下のような方法があります。

  • 経験とスキルの向上
  • 営業力を磨く
  • 独立・開業する
  • ネットワークの構築

それでは一つずつ見ていきましょう。

経験とスキルの向上

測量士としての専門知識や技術を高めることで、高度な案件に携わることができ、それに伴って報酬も上がります。

例えば、土地区画整理や大規模開発プロジェクトなど、多様な案件に関わることで幅広い経験を積むことができます。

また、新しい技術やソフトウェアを習得することで、他の測量士と差別化を図ることも可能です。

営業力を磨く

顧客獲得や高額な契約を獲得するためには、営業力や交渉力が重要です。

顧客や業界関係者との人間関係を築くことで、信頼される測量士となり、仕事の依頼が増えることが期待できます。

また、自らの実績や専門性をアピールするプレゼンテーション能力も大切です。

独立・開業する

独立し、自分の会社を設立することで収益を最大化できます。

また、他の測量士と連携し、協力体制を築くこともおすすめです。

自社のブランディングを行い、業界内での評価を高めることで高額な案件を獲得しやすくなります。

ネットワークの構築

業界内での人脈やネットワークを構築することで、情報収集や新たなビジネスチャンスに繋がります。

業界団体やセミナーに参加し、同業者や関連企業と交流を深めることが効果的。

また、SNSなどを活用して、情報発信や相互交流を行うこともおすすめです。


これらのポイントを押さえて、努力を続けることで測量士として年収1000万円を稼ぐことが可能になります。

ただし、目標に到達するまでの道のりは容易ではありません。

自分自身のスキルや強みを理解し、戦略的に取り組むことが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ポイントは、平均給与は約476万円。

収入が高いのは、1000人以上の大企業。

収入アップしたいなら、資格と特化した強みのある技術を持つことです。

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