車の購入代金合わせて１６００万円詐欺　自動車販売店の元社長に「懲役３年６か月」実刑判決「犯情は悪質」【長野】

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長野 2023.06.12 21:40
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車の購入代金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている自動車販売店の元社長の裁判で、長野地方裁判所は１２日、元社長に「懲役３年６か月」の実刑判決を言い渡しました。

詐欺の罪に問われているのは長野市にあった自動車販売店デュナミス・レーシングの元社長小谷徹被告・６４歳です。

起訴状などによりますと、小谷被告はおととしから去年にかけて、自動車を販売する名目で県内などに住む３０代から６０代の男女５人からあわせて「１６７８万円」をだまし取ったとされています。

１２日の裁判で、長野地方裁判所の坂井唯弥裁判官は「被告は会社の経営が破綻していることを認識しながら営業活動を継続し新たな顧客から得た金銭を別の顧客への納車費用などに充てることを繰り返していた」「起こるべくして起きた犯罪というほかない」と指摘。

「犯行に至る経緯や動機に酌むべき事情は乏しく犯情は悪質で刑事責任は重い」として検察側の懲役５年の求刑に対し、「懲役３年６か月」の実刑判決を言い渡しました。

弁護側は判決について「重く受け止めている」とし、控訴については本人と話してから決めたいとしています。

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