マイナ保険証をめぐり、他人の情報がひもづけられるなどのトラブルが相次いでいますが、河野デジタル大臣は「これから新しい誤登録というのは起きない」と明言しました。

河野デジタル大臣
「保険証のひもづけにつきましては、これはマイナンバーを登録の際に提出をいただかなかった。これが原因でございましたので、6月1日には厚労省が省令を改正をして、保険の情報の登録にはマイナンバーを出していただくということが義務づけられるようになりましたので、これから新しい誤登録というのは起きません」

参議院の決算委員会で河野大臣は、トラブルが相次ぐマイナンバーカードについて「マイナンバーあるいはマイナンバーカードの仕組みやシステムに起因するものは一つもない」と強調しました。そのうえで、マイナ保険証をめぐるトラブルについては、今月から保険情報の登録にマイナンバーの記載も義務付けられたことから、今後は誤った情報がひもづけられることはないとの考えを示しました。

来年の秋には紙の保険証が廃止され、マイナ保険証に一本化されますが、野党側が「スケジュールありきではなく実施時期は柔軟に対応すべき」と迫ったのに対し、岸田総理は、「問題になっている中身は様々だ。それについて丁寧に対応することによって、信頼回復を図らなければならない」と述べるにとどめました。