FC2 Analyzer

iCBM3 付録



付録1 メニューの定義

メニューは定義ファイルを直接編集します.
対象定義ファイル
フォルダーツリーMenu_FolderTree.XML
タグクラウドMenu_TagCloud.XML
アイテムリストMenu_ItemList.XML
検索タイプMenu_Search.XML

付録1-1 親メニューの定義

親メニューで子メニューを囲むことで階層構造を形成します.
<parent name="名称" [icon="アイコン名"]>
 <menuItem command="コマンド1" />
 <menuItem command="コマンド2" />
 ...
</parent>
アイコンは以下の3通りの設定方法があります.
表記説明
フルパスc:\..\History.png任意の場所に存在する画像ファイル
ファイル名History.png画像フォルダ("images")内の画像ファイル
拡張子なしHistory内蔵画像リソース

付録1-2 子メニューの定義

子メニューはコマンド名を指定するとタイトル,アイコン,ショートカットキーを自動的に設定します.
<menuItem command="コマンド" />

付録1-2-1 コマンドメニュー

コマンド説明
AllAliasItemsエイリアスをリストアップ
AllAppItems実行ファイルをリストアップ
AllEntryItems全エントリーアイテムをリストアップ
AllHibernateFeeds休止Feedをリストアップ
AllMemoItemsメモアイテムをリストアップ
AllSpecialItems特殊アイテムをリストアップ
AppendTagタグクラウドで選択中のタグを追加
ChangeLayoutメインウィンドウの表示レイアウトを変更
ClearCommentアイテムのコメントを全削除
ClearTagsアイテムのコメントから%tagsマクロを全削除
CollapseLowerTree下位のフォルダツリーを閉じる
CollapseOtherTree他のフォルダツリーを閉じる
ConvertToHtmlTextアイテムのコメントをHTMLテキストに変換
ConvertToPlainTextアイテムのコメントを平文テキストに変換
CopyCommentコメントをコピー
CopyRSSRSS/Atom/Podcastアドレスをコピー
CopyTagタグクラウドで選択中のタグをコピー
CopyTemplateユーザー定義のテンプレートによるコピー
CopyTitleタイトルをコピー
CopyURLURL/PATH/Aliasをコピー
CreateAliasエイリアスを作成
CreateCloneクローンを作成
CreateFolder新規フォルダを作成
CreateItem新規アイテムを作成
DownloadPodcastPodcastアイテムをダウンロード
Editアイテムを編集・閲覧
EditAppearance外観設定ファイルを編集
EditMenuFolderTreeツリーのメニュー設定ファイルを編集
EditMenuItemListリストのメニュー設定ファイルを編集
EditMenuSearchBar検索タイプの設定ファイルを編集
EditMenuTagCloudタグクラウドのメニュー設定ファイルを編集
EmptyTrashゴミ箱フォルダを空にする
EnumErrorItems更新チェックの失敗アイテムをリストアップ
EnumNewItems新着アイテムをリストアップ
EnumRecentItems最新着アイテムをリストアップ
EnumUnreadItems未読アイテムをリストアップ
ExpandAllTree全てのフォルダツリーを開く
ExpandLowerTree下位のフォルダツリーを開く
Export別形式で保存する
FlattenNewItems新着アイテムをフラット表示する
FlattenRecentItems最新着アイテムをフラット表示する
FlattenUnreadItems未読アイテムをフラット表示する
GoBack表示履歴をひとつ前へ戻る
GoBF「戻る・進む」メニューをまとめて定義
GoForward表示履歴をひとつ先に進む
GoHomeホームポジションへ移動
Historyブラウザの訪問履歴(サブメニュー付き)
InlineEditタイトルをインライン編集
InsertLineセパレータを挿入
MoveToParent親フォルダへ移動
MoveToTrashアイテムをゴミ箱フォルダに捨てる
OpenUrlWithブラウザに表示する(サブメニュー付き)
Optionオプション設定ダイアログ
PasteクリップボードのURLからアイテムを新規作成
PlayPodcastPodcastアイテムを再生
Readアイテムを既読とする
RecentVisitItems最近訪問したアイテムをリストアップ
RefreshTagCloudタグクラウドを最新の状態に更新
Removeアイテムを完全に削除
ReplaceTextアイテムのテキストを置換
Reset更新チェッカーから解除
SelectAllリストアイテムをすべて選択
SelectNoneリストアイテムをすべて選択解除
ShowNotify通知ウィンドウを開閉
ShowPocket登録ウィンドウを開閉
StartAll全更新チェックを開始
StartSelect個別更新チェックを開始
Stopインターネット接続を中止
SynchroAll全ブックマークを同期
SynchroSelect個別ブックマークを同期
Unreadアイテムを未読とする

付録1-2-2 検索メニュー

コマンド説明
SearchBookmarkブックマーク検索
SearchHistoryブラウザ訪問履歴検索

付録1-3 インターネット検索メニューの定義

<menuItem name="名称" url="URL" [encode="エンコード"] [icon="アイコン名"] />
パラメータ説明
名称インターネット検索のタイトル
URL検索クエリーアドレス(キーワードは環境変数"%s"で渡す)
エンコード日本語キーワードのエンコード方式
アイコン親メニューの説明を参照
注意
メニュー定義ファイルはXML文書なので,特定の文字に関してエンティティの書き換えが必要となる場合があります.
特に"&""&amp;"と書き換えることをお忘れなく.

付録1-4 セパレータの定義

メニュー間の仕切り線を定義します.
<menuItem />

付録2 外観の定義

外観も定義ファイルを直接編集します.
定義ファイル
Appearance.XML

付録2-1 Skin

スキンに関する設定です.
要素属性説明
 pathスキン画像のファイルパス(相対表記)
 tiledスキン画像をタイル状に貼り付けるか?
 color背景色(注)
注意
背景色はpathの設定がないか無効の場合のみ有効です.

付録2-2 Toolbar

ツールバーに関する設定です.
要素属性説明
buttonsshow表示するか?
 layoutボタンのレイアウト(1)
captionshowキャプションを表示するか?
 colorキャプションの文字色
fontnameフォント名称(注)
 sizeフォントサイズ(注)
visualStyleenabledシステムのビジュアルスタイルに合わせるか?
注意
ツールバーのコンボボックス,テキストボックス,数値入力コントロールのフォントを設定します.

付録2-2-1 ボタンのレイアウト

ボタンのレイアウトは"ボタン名""セミコロン"で連結して記述します.
 ボタン名説明
Refresh.png同期以下の同期入出力コマンドをまとめたボタン
Refresh.png選択同期選択ブックマークの同期入出力コマンド
Refresh.png全同期すべてのブックマークの同期入出力コマンド
Connect.png開始以下の更新チェック開始コマンドをまとめたボタン
Connect.png選択開始選択項目の更新チェックを開始するコマンド
Connect.png全開始全エントリー項目の更新チェックを開始するコマンド
Stop.png中止インターネット接続を中止
Reset.png解除更新チェッカーから解除
Read.png既読アイテムを既読とする
Unread.png未読アイテムを未読とする
Entries.png列挙アイテム列挙に関するコマンド群
History.png履歴訪問履歴に関するコマンド群
GoBack.png戻る表示履歴をひとつ前へ戻る
GoForward.png進む表示履歴をひとつ先に進む
 辿る"戻る・進む・表示履歴ドロップダウン"ボタンをまとめて定義
GoHome.pngホームホームポジションへ移動
ToParent.png親へ親フォルダへ移動
Tree.pngツリーフォルダツリーの開閉に関するコマンド群
CreateItem.png新規新規作成に関するコマンド群
Edit.png編集編集・変換に関するコマンド群
Trash.png削除アイテムの削除に関するコマンド群
Export.png保存保存に関するコマンド群
Copy.pngコピーコピーに関するコマンド群
Paste.png貼付クリップボードのURLからアイテムを新規作成
 ブラウザブラウザボタン群
Podcast.png放送Podcastに関するコマンド群
Notify.png通知通知ウィンドウを開閉
Drop.png登録登録ウィンドウを開閉
Layout.png構成表示レイアウトを変更
Option.png設定オプション設定などに関するコマンド群
 |ツールバーのセパレータ

付録2-3 Menu

メニューに関する設定です.
要素属性説明
 flap折り返す項目数
 lengthタイトルの最大文字数
 history表示履歴の最大保存数

付録2-4 Item

アイテムに関する設定です.
要素属性説明
normalcolor文字色(通常)
readOnlycolor文字色(編集不可)
specialcolor文字色(特殊フォルダ)
popupcolor文字色(%popupマクロ定義)
watchcolor文字色(%feedマクロのwatchサブキー定義)
bookmarkcolor文字色(ブックマーク)
syncmarkcolor文字色(同期出力が可能なブックマーク)
separatorcolor背景色(セパレータ)
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ
ghostimageenabledドラッグ項目のゴーストイメージを表示するか?

付録2-5 FolderTree

フォルダツリーに関する設定です.
要素属性説明
backgroundcolor背景色
dragBordercolorアイテムドラッグ時の枠線色

付録2-6 TagCloud

タグクラウドに関する設定です.
要素属性説明
fontsizemaxタグ定義数が最大値の時のフォントサイズ(%)
focuscolorタグクラウドで選択したタグの文字色
template テンプレート(1)

付録2-6-1 テンプレート

タグクラウドのHTMLを定義するテンプレートです.
"$tags$"にタグクラウド本体のデータを読み込みます.
WebView2の制約上,タグクラウドに関してだけは他のファイルからスタイルシートを読み込むことができません.このテンプレートのHTMLヘッダに記述してください.

付録2-7 ItemsList

アイテムリストに関する設定です.
要素属性説明
backgroundcolor1背景色(通常時)
 color2背景色(検索列挙時)
dragBordercolorアイテムドラッグ時の枠線色
gridLineenabledグリッドラインを表示するか?

付録2-8 InfoBox / Title

情報ボックス/タイトルバーに関する設定です.
要素属性説明
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ
 bold太字にするか?
heightmaxタイトルバーの高さ・最大値
 minタイトルバーの高さ・最小値

付録2-9 InfoBox / TagCloud

情報ボックス/ミニタグクラウドに関する設定です.
要素属性説明
backgroundcolor1背景色(通常時)
 color2背景色(マウス静止時)
linkcolor1文字色(通常時)
 color2文字色(マウスクリック時)
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ

付録2-10 InfoBox / Editor

情報ボックス/エディタパネルに関する設定です.
要素属性説明
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ
spaceleft左マージン
 top上マージン
 line行間隔
 tabTAB幅
displayrulerルーラーを表示するか?
 lnum行番号を表示するか?
 eol改行記号を表示するか?
 eof文末記号を表示するか?
 tabTAB記号を表示するか?
 ulカーソル行に下線を表示するか?
 dirt編集行にマークを表示するか?
 braペア括弧強調を表示するか?
 urlクリッカブルURLを有効にするか?
 indent自動インデントするか?
backgroundedit背景色(編集部)
 lnum背景色(行番号&ルーラー)
 select背景色(選択テキスト)
 bra背景色(ペア括弧強調)
 srch背景色(検索強調)
textedit文字色(編集部)
 lnum文字色(行番号&ルーラー)
 select文字色(選択テキスト)
 bra文字色(ペア括弧強調)
 eol改行記号色
 eof文末記号色
 ul下線色
 dirt編集マーク色
htmlstr文字色(HTMLハイライトの文字列)
 com文字色(HTMLハイライトのコメント)
 name文字色(HTMLハイライトのタグ)
 ent文字色(HTMLハイライトのエンティティ)
 attr文字色(HTMLハイライトの属性)
 delm文字色(HTMLハイライトのデリミタ)
users ユーザーハイライトの配列
userbg背景色(ユーザーハイライト)
 fg文字色(ユーザーハイライト)
 (テキスト)パターン(ユーザーハイライト)

付録2-10-1 ユーザーハイライトについて

ユーザーハイライトはTMNユーザー定義セットによるハイライトと同じコードで動作しています.そのため,パターンの記法はまったく同じですのでそちらの説明を参照してください.
背景色&文字色に関しては基本的に他パラメータの色設定と同じなのですが,パターンが正規表現かつグループ定義している場合だけ記法が変わります.
例えば,グループが2つある正規表現に配色をする場合は
fg="パターン全体の文字色;グループ1の文字色;グループ2の文字色"
bg="パターン全体の背景色;グループ1の背景色;グループ2の背景色"
と記述します.見て分かる通り,グループの個数+1個の色をセミコロンで連結しています.当然のことながら,文字色と背景色の設定数は同数でなければなりません.読み込み時にこの数が一致していない定義はスキップします.
ところで,特定のグループだけ配色して,残りは元の配色のまま残すにはどうしたらよいのでしょう? 上記の例からグループ1だけ配色する場合は
fg=";グループ1の文字色;"
bg=";グループ1の背景色;"
と記述します.元の配色を残す部分を空欄にします.
この規則は例えば元の文字色のままで背景色だけ変更するような時にも適用できます.上記の例からグループ1の背景色だけ変更する場合は
fg=";;"
bg=";グループ1の背景色;"
と記述します.これでfgから設定がすべて消えてしまいましたが省略してはいけません.なぜなら,先に述べた通り「文字色と背景色の設定数は同数でなければならない」からです.よって,セミコロンだけの定義にも意味があることに注意してください.

付録2-11 InfoBox / Browser

情報ボックス/ブラウザパネルに関する設定です.
要素属性説明
webview2popupポップアップウィンドウを生成する表示をすべて許可するか?
 clearプログラム終了時にキャッシュデータをクリアするか?
backgroundcolor背景色
textcolor文字色
templates ブラウザパネル表示用テンプレート(配列)
 default%displayマクロによる指定がない場合のテンプレートの名称
 historyブラウザ訪問履歴表示のテンプレートの名称
templatenameブラウザパネル表示用テンプレートの名称(1)
 (テキスト)ブラウザパネル表示用テンプレートの定義(HTML)(1)

付録2-11-1 テンプレート

選択アイテムの内容をブラウザパネルに表示するためのテンプレートを定義します.iCBM3はアイテムの用途や内容に応じて,様々なレイアウトのテンプレートを切り替えて表示することができます.

表示までの流れ
例として,Podcast記事をブラウザパネルに表示するまでの流れを説明します.

1.%displayマクロ
親Feedのコメント欄に以下の%displayマクロを記述します.
%display[child=podcast]
childサブキーにPodcast再生用テンプレートの名称"podcast"をセットします.

2.親テンプレートを検索
template要素の中からnameが"podcast"のテンプレートを検索してバッファに読み込みます.
<!DOCTYPE html>
<html><head>
{{#header1}}
</head>
<body>
<div class="enclosure article">
{{$x$??#player}}<p>$C$</p>
{{#date}}
</div>
</body></html>

3.子テンプレートの展開
上記の親テンプレートを見ると
{{子テンプレートの名称}}
という記述があります.
これは子テンプレートをこの場所に読み込んで展開するための置換子です.
更に子テンプレートの中に置換子が見つかれば,芋づる式(最大5階層まで)に読み込んで展開していきます.
ところで,親テンプレートの中には特殊な置換子があります.
{{$x$??#player}}
これは指定した環境変数が空文字でない場合のみテンプレートを読み込むという条件付き置換子です.
{{環境変数??個別テンプレート名}}
上記の場合は,"$x$"(Podcastアドレス)が存在するならば,テンプレート"#player"を読み込むという仕掛けになります.

4.環境変数に代入
テンプレートに記述された環境変数にPodcast記事のエレメント値を流し込みます.
また,下記の特別環境変数の記述があれば値を代入します.
特別環境変数
$css$外部CSSへの参照アドレス
$exec$実行ファイルのあるフォルダへのパス
$user$初期設定フォルダへのパス

5.ブラウザパネルへ表示
すべて展開&代入が終わったテンプレートを
{Settings}\temp.html
にファイル出力して,ブラウザパネルに表示します.

付録2-12 Statusbar

ステータスバーに関する設定です.
要素属性説明
backgroundenabled背景にスキン画像を表示するか?
textcolor文字色
linkcolorノーマルリンク色
alinkcolorアクティブリンク色
errorcolorエラーメッセージ色
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ

付録2-13 NotifyWindow

通知ウィンドウに関する設定です.
要素属性説明
backgroundcolor1背景色(グラディエーション右)
 color2背景色(グラディエーション左)
 color3背景色(マウス通過時)
title1color文字色(主タイトル)
title2color文字色(副タイトル)
articlecolor文字色(Feed記事タイトル)
linkcolorノーマルリンク色
alinkcolorアクティブリンク色
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ

付録2-14 SourceWindow

%checkマクロのkeywordサブキーの編集ダイアログに関する設定です.
要素属性説明
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ
spaceleft左マージン
 top上マージン
 line行間隔
 tabTAB幅
displayrulerルーラーを表示するか?
 lnum行番号を表示するか?
 eol改行記号を表示するか?
 eof文末記号を表示するか?
 tabTAB記号を表示するか?
 ulカーソル行に下線を表示するか?
 dirt編集行にマークを表示するか?
 braペア括弧強調を表示するか?
backgroundedit背景色(編集部)
 lnum背景色(行番号&ルーラー)
 select背景色(選択テキスト)
 bra背景色(ペア括弧強調)
textedit文字色(編集部)
 lnum文字色(行番号&ルーラー)
 select文字色(選択テキスト)
 bra文字色(ペア括弧強調)
 eol改行記号色
 eof文末記号色
 ul下線色
htmlstr文字色(HTMLハイライトの文字列)
 com文字色(HTMLハイライトのコメント)
 name文字色(HTMLハイライトのタグ)
 ent文字色(HTMLハイライトのエンティティ)
 attr文字色(HTMLハイライトの属性)
 delm文字色(HTMLハイライトのデリミタ)
markerbg1背景色(検索一致した文字列全体)
 bg2背景色(検索一致したグループ番号1の部分文字列)

付録2-15 DropPocket

ドロップポケットに関する設定です.
要素属性説明
backgroundcolor1背景色(通常時)
 color2背景色(ドロップ時)
 color3背景色(枠線)
opacityratio透明度(通常時)

付録2-16 ToolTip

ツールチップ(ポップアップメッセージ)に関する設定です.
要素属性説明
textcolor文字色(通常)
errorcolorエラーメッセージ色
newscolor速報ニュースのFeed記事色
fontnameフォント名称
 sizeフォントサイズ

付録2-17 Sounds

サウンド出力に関する設定です.
要素属性説明
activeenabledサウンド出力を有効にするか?
completepathコマンド完了音のファイルパス
chimepath更新チェック完了音のファイルパス
errorpathコマンドエラー音のファイルパス

付録2-18 Commons

要素定義を省略した場合の共通値に関する設定です.
要素属性説明
fontnameフォント名称(1)
 sizeフォントサイズ

付録2-18-1 フォント名称について

候補となるフォント名称をセミコロンで連結して複数記述することができます.
<font name="Meiryo UI;MS UI Gothic;Arial" size="12.0" />
システムにインストールされているフォントと合致する候補が共通フォントとして採用されます.合致する候補が複数ある場合は先に記述した方を選択します.

付録3 ブラウザのコンテキストメニュー

obsolute


付録4 複数コンピュータ間の同期

iCBM3に登録したブックマークを複数のコンピュータ間で同期するには,一昔前ならば「USBメモリにiCBM3と各種ブラウザをインストールして持ち運ぶ」方法しかありませんでした.しかし,今ならばDropboxのような同期系オンラインストレージサービスを活用するほうが圧倒的に便利でしょう.また,ほとんどのメジャーブラウザでブックマーク同期サービスを利用できるようになったので,最早何も持ち歩く必要はなくなりました.
本章ではこれらのサービスを駆使して「iCBM3とブラウザブックマークを複数コンピュータで利用する」方法を解説します.

付録4-1 利用条件

同期するすべてのPCにあなたのアカウントがあり,それぞれにiCBM3がインストールされていると仮定します.これが満たされない場合は,残念ながらこれから解説する方法は適用できません.
さて,複数コンピュータ間で同期させると言っても,iCBM3やブラウザのすべての設定&ブックマークをオンラインストレージに突っ込んでしまうのは賢いやり方とは言えません.それぞれのコンピュータは環境(OS,ディスプレィ解像度など)が異なるでしょうし,インストールされているブラウザがそもそも同じとは限りません.というわけで,以下のような方針で同期を行うことにします.
  • 設定ファイル(iCBM3.XML, Appearance.XML, Menu_FolderTree.XML, Menu_ItemList.XML, Menu_Search.XML, Menu_TagCloud.XML)は同期しない.
  • OPMLファイル(scrap.OPML, trash.OPML など)と更新チェックデータベース(database)のみ同期する.
  • ブラウザブックマークはブラウザ個別のブックマーク同期サービスを利用する.そのため,iCBM3とブラウザブックマークの"同期フラグ"がオンだと不都合が生じるのでオフにしておきます.

付録4-2 OPMLファイルとデータベース同期

同期系ストレージサービスはいろいろありますが,最もポピュラーなDropboxを使った例を解説します.
すべてのコンピュータにDropboxクライアントを同じアカウントでインストールします.
Dropbox"My Dropbox"というフォルダにあるファイル/フォルダのみを同期することができます.任意の場所のファイルを同期することはできません.そのため,iCBM3のファイル群を同期するにはちょっとした工夫が必要となります.
まず,同期したいファイルを適当なフォルダに収めて"My Dropbox"に配置します.

次に,そのフォルダのシンボリックリンクをiCBM3の設定フォルダ直下に作成します.

参考
Dropboxとシンボリックリンク(Windows XP): Active Non-Action 2.0
最後に,iCBM3.XMLに記述された関連するファイル/フォルダパスを変更します.
定義箇所変更前変更後
Bookmarks/bookmark@pathscrap.OPMLdemo_bookmarks\scrap.OPML
Bookmarks/bookmark@pathtrash.OPMLdemo_bookmarks\trash.OPML
この他にも関連するファイル/フォルダがあれば適宜変更してください.
2台目以降のコンピュータも同様にシンボリックリンクを作成してiCBM3.XMLを編集します.

付録4-3 ブラウザブックマーク同期

各ブラウザのブックマーク同期サービスのインストールや使い方は,各サイトの説明を御覧ください.
ところで,ブックマーク同期サービスDropboxのように常駐しているわけではなく,ブラウザを起動している間のみ同期作業を行います.ということは,ブラウザを先に立ち上げて同期を完了してからiCBM3を起動しないと,ブックマーク内容に齟齬が生じてしまうかもしれません.ただし,起動順序が逆になっても"全ブックマーク同期"コマンドを実行すれば,いつでも最新のブックマークを読み込むことができるので,それほど神経質になる必要はありません.

付録5 環境変数

環境変数はテンプレートにアイテムエレメントやシステム定数を加工して渡す役割を果たします.

付録5-1 定義


付録5-1-1 アイテムエレメント

[{エレメント記号}{整形関数}]
${エレメント記号}{整形関数}$
囲み記号"[..]"と"$..$"はどちらも同じ結果を得ます.テンプレートの中でコンフリクションを起こさないように,自由に使い分けてください.
{エレメント記号}説明
tタイトル
uURL/PATH/Alias
U%displayマクロのurlサブキーの値
xRSS/Atom/Podcastアドレス
r     〃
cコメント
Cマクロ宣言を除去したコメント
m更新日時(キャプションなし)
M更新日時(キャプションあり)
v訪問日時(キャプションなし)
V訪問日時(キャプションあり)
a作成日時(キャプションなし)
A作成日時(キャプションあり)
d更新日時 or 訪問日時 or 作成日時 or 空文字(キャプションなし)
D更新日時 or 訪問日時 or 作成日時 or 空文字(キャプションあり)
整形関数記号は一部の例外を除いて複数記述することができます.
ただし,一般的な数学関数と異なり,左側の関数から作用していくので注意してください.
{整形関数}説明
なしなにも変換しない
pHTMLテキストを平文化
P平文テキストをHTML化
hHTMLエンコード
HHTMLデコード
uURLエンコード
UURLデコード
b"#"文字のみURLエンコード(1)
nドメイン名(1)
NURLスキーム("https://"など)を除いたURL(1)
aドメイン名の頭文字(1)
diCBM3の日時書式に変換(2)
wWindowsファイル名称に使えない文字をスペースに置換
qWikiリンクのタイトル用のエスケープする
eマクロ引数用のエスケープ
r無駄な改行を除去
R制御文字(0x00~0x19)を除去
s2個以上の連続するスペースを1個に縮める
tトリミング
(開始,長さ)要素文字列の指定箇所を取得
注意1
エレメントがアドレス関連に限る
注意2
エレメントが日時関連に限る

付録5-1-2 制御文字

表記説明
\r復帰
\n改行
\tタブ

付録5-2 例


付録5-2-1 ブラウザへ送る


はてなブックマークのエントリー照会
http://b.hatena.ne.jp/entry/[ub]

URLの安全性チェック
http://www.aguse.jp/?url=[uu]

付録5-2-2 アンカー


HTML形式のリンクタグ
<a href="[u]" target="_blank">[tph]</a>

Wiki形式のリンク
[$tpq$|$u$]

付録5-2-3 スナップショット

<a href="[u]"><img alt="[tph]" border="0" align="left" src="http://mozshot.nemui.org/shot?[U]"></a>
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