iCBM3 マニュアル



1 インストール&アンインストール


1-1 実行に必要なランタイムライブラリー

このソフトを実行するためには,下記の実行環境とランタイムライブラリーが必要です.
フリーのランタイムライブラリーをご提供されている作者様に,改めて御礼を申し上げます.ありがとうございます.

1-1-1 .NET Framework

このソフトはMicrosoft .NET Framework 4.7.2以上がインストールされた実行環境でのみ動作します.ご自身の環境に合わせたパッケージを以下のリンクから取得してください.

1-1-2 WebView2

ブラウザパネルとタグクラウドには,Edge(Chrome)ベースのWebView2コントロールを使用しています.Windows11の方はデフォルトでライブラリがインストールされていますが,Windows10以下の方はご自身でインストールする必要があります.以下のリンクからEvergreen Bootstrapperを取得してください.

1-1-3 Azuki.DLL

エディタパネルとHTMLソースビューワには,Azukiコントロールを使用しています.こちらはパッケージに同梱されているのでご自身でインストールする必要はありません.

1-1-4 System.Data.SQLite.DLL

Mozilla Firefox 3~のブックマーク,Opera 15~, Google Chrome, Microsoft Edgeの訪問履歴,更新チェッカーのデータベース入出力には,SQLiteライブラリー「System.Data.SQLite」を使用しています.こちらはパッケージに同梱されているのでご自身でインストールする必要はありません.

1-1-5 LitJSON.DLL

Google ChromeMozilla Firefox 3~Opera 25~VivaldiSleipnir 3~Microsoft Edgeのブックマークの入出力,はてなAPI (JSON)のコールバック処理には,JSONライブラリー「LitJSON」を使用しています.こちらはパッケージに同梱されているのでご自身でインストールする必要はありません.

1-2 インストール

ZIP圧縮ファイルを適当な場所に解凍したらそのまま起動できます.
以下の2つのフォルダは今後簡略表記で記述します.
表記説明
{iCBM3}iCBM3.exeのあるフォルダ
{Settings}初期設定ファイルのあるフォルダ
"{Settings}"フォルダの配置場所によって,様々なユーザーモードで動作します.

1-2-1 シングルユーザーモード

{iCBM3}\single\
"{Settings}"フォルダを配置すると,iCBM3はシングルユーザーモードで動作します.異なるユーザーが実行しても初期設定は必ず"single"フォルダに格納されるので,すべて同じ設定を共有することになります.

1-2-2 マルチユーザーモード・その1

{iCBM3}\users\ユーザー名\
"{Settings}"フォルダを配置すると,iCBM3はマルチユーザーモードで動作します.ログインユーザーごとに別々の"{Settings}"フォルダが作成されるので,個別の設定を所有することができます.

1-2-3 マルチユーザーモード・その2

上記の二種類の"{Settings}"フォルダのどちらも存在しない場合,
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\iCBM3\初期設定名\
という"{Settings}"フォルダが自動的に作成され,iCBM3はマルチユーザーモードで動作します.ログインユーザーごとに個別の設定を所有できるのは前節の"マルチユーザーモード・その1"と同じですが,こちらは更に"初期設定名"フォルダを任意にいくつでも作成することができます.すなわち,1ユーザーが複数の個別設定を所有することができるわけです.
起動時の"初期設定名"フォルダの指定方法はこちらを参照してください.

1-3 バージョンアップ

バージョンアップは"{iCBM3}"フォルダにすべての新規ファイルを上書きするだけで完了です.
何らかの理由で,初期設定が壊れたり,設定をロールバックしたい場合は,設定ファイル(iCBM3.XML)を削除して再起動すると,デフォルト状態の設定ファイルを再生成します.

1-4 アンインストール

以下のフォルダを削除したらアンインストール完了です.
注意
キャッシュフォルダ:C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp\webview2cache_icbm3\

2 概要


2-1 起動

>iCBM3.exe [/初期設定名] [コマンド名=パラメータ] [オプション名=パラメータ]
起動時にコマンドライン引数を付加することで,初期設定名フォルダを切り替えたり,アイテム登録や検索コマンドを実行したりすることができます.

2-1-1 初期設定の切り替え

"マルチユーザーモード・その2"初期設定名フォルダを切り替えます.
>iCBM3.exe /初期設定名
指定を省略した場合は"初期設定名=ユーザー名"とみなします.

2-1-2 一般アイテム&実行ファイルの登録

>iCBM3.exe link={URL} [title={タイトル}]
>iCBM3.exe application={実行ファイルパス}
>iCBM3.exe {URL}
>iCBM3.exe {実行ファイルパス}
一般アイテムや実行ファイルをiCBM3に登録します.

2-1-3 Feedの登録

>iCBM3.exe feed={URL} [title={タイトル}]
Feedを登録します.

2-1-4 リンク抽出

>iCBM3.exe extract={URL}
指定URLのページ内リンクを抽出します.

2-1-5 検索

>iCBM3.exe search={文字列} [method={検索方法}]
以下の2種類の検索を行うことができます.
{検索方法}説明
SearchBookmarkすべてのブックマークアイテムを検索
SearchHistoryすべてのブラウザの訪問履歴を検索
"すべて"とはiCBM3に登録されたブックマークやブラウザを意味します.
検索方法を省略した場合は"SearchBookmark"を選択したとみなします.

2-1-6 リンクジャグラー

>iCBM3.exe launch={URL} [browser={ブラウザタイプ}]
指定URLを指定ブラウザで開きます.
指定ブラウザがインストールされていなければ,何もしません.
{ブラウザタイプ}対応ブラウザ
EdgeMicrosoft Edge
ChromeGoogle Chrome
FirefoxMozilla Firefox
VivaldiVivaldi
Opera15Opera 15~
OperaOpera ~12
SleipnirSleipnir, Sleipnir 2, Sleipnir 3~
LunascapeLunascape 3~
IExplorerInternet Explorer
ブラウザタイプを省略した場合は"Edge"を選択したとみなします.

2-1-7 初期設定を特定して実行

2-1-2から2-1-6までのコマンドは通常"初期設定名=ユーザー名"のインスタンスを対象に実行します.特定の初期設定を対象に実行するには"初期設定名"を明示的に記述します.
>iCBM3.exe /初期設定名 link={URL} [title={タイトル}]

2-1-8 アプリケーション間通信

起動済みのインスタンス(実行ファイルの実体)を対象に引数つきコマンドを実行した場合,アプリケーション間通信によってそのインスタンスに引数を渡します.

2-2 基本的な操作

iCBM3を起動すると,ブラウザのブックマークiCBM3独自のブックマーク"スクラップ""ゴミ箱")を読み込んで表示します.各ブラウザが標準の方法でインストールされているのであれば,ブラウザのブックマークを自動マウントしますが,手動インストールの場合は"オプション設定|ブックマーク|登録"を参考にご自分でマウントしてください.
iCBM3に登録されたアイテムにアクセスするには"フォルダツリー"を辿る方法と"タグクラウド"を辿る方法の2通りがあります.両者の切り替えは左のタブパネルから行います.タグクラウドを利用するためには%tagasマクロを定義します.
アイテムを選択すると,右下の"情報ボックス"にコメントを表示します.情報ボックスへの表示方法はアイテムの種類やマクロにより様々に変化します.例えば,アイテムがFeed記事の場合は"ブラウザ表示用テンプレート"で加工した文章を"ブラウザパネル"で閲覧します.メモアイテムの場合は"エディタパネル"で編集します.
アイテムを選択してメインツールバーのブラウザボタンをクリックするとウェブブラウザで表示します.アイテムをダブルクリックすると"デフォルトブラウザ"で表示します.フォルダを選択してブラウザボタンをクリックするとフォルダ内のアイテムをまとめてウェブブラウザに表示します.
起動後しばらくすると,"Feed""チェックアイテム"の更新チェックを行います.更新が見つかったら,"新着アイテム""太字斜体"で強調表示します.更新チェックはタイマーを使って定期的に行うこともできます.更新チェックに関する設定は"オプション設定|更新チェック"を参照してください.
更新チェックで"新着アイテム"が見つかったら,デスクトップの隅に"通知ウィンドウ"を表示します.通知ウィンドウ上のアイテムをクリックするとメインウィンドウの該当アイテムに移動します.コンテキストメニューを使ってウェブブラウザに表示することも可能です.通知ウィンドウに関する設定は"オプション設定|シーケンサー|通知ウィンドウ"を参照してください.
メインウィンドウのステータスバー"更新アイテム"の見出しを「ビルヂング屋上で電光掲示する速報ニュース」のように表示することができます.マウスをこの"速報ニュース"の上で静止するとFeed記事の内容をポップアップ表示します.速報ニュースに関する設定は"オプション設定|シーケンサー|速報ニュース"を参照してください.

3 ツールバー


3-1 Refresh.png 同期

ブックマークとiCBM3の間で同期入出力を行います.
入力/出力は各ブックマークの"方向フラグ"によって決まります.
方向フラグ動作
INブックマークからiCBM3に同期入力
OUTiCBM3からブックマークに同期出力
当該ブックマークのブラウザが起動中の場合は,上書き防止のため同期出力できません.

3-1-1 選択ブックマークを同期

選択中のアイテムが属するブックマークについて同期入出力を行います.

3-1-2 全ブックマークを同期

すべてのブックマークについて同期入出力を行います.

3-2 Connect.png 開始

更新チェックやFeed記事のタグ収集を手動開始します.

3-2-1 選択項目のチェック開始

選択したアイテムの更新チェックを手動開始します.
選択アイテムが一般アイテムや休止Feedの場合,このチェック以降は更新チェッカーのスケジュールに組み込まれ,定期的に自動チェックされます.
選択アイテムがフォルダの場合,フォルダ内の更新チェッカーにエントリー済み項目を探索してチェックします.
例外的に,選択アイテムがFeed記事でかつ親Feedに"はてなブックマークのタグ"収集のためのマクロが記述されている場合はタグを収集してアイテムに読み込みます.

3-2-2 全エントリーのチェック開始

更新チェッカーの全エントリーの更新チェックを開始します.

3-3 Stop.png 中止

更新チェックやFeed記事のタグ収集を中止します.
また,それ以外のインターネット接続に関する動作の停止も行います.

3-4 Reset.png 解除 (Ctrl+Q)

更新チェッカーのエントリーを解除します.
注意
フォルダを選択すると中のエントリーアイテムをまとめて解除します.

3-5 Read.png 既読 (Ctrl+R)

"新着・未読アイテム"を手動で既読状態にします.
注意
フォルダを選択するとまとめて既読状態にします.

3-6 Unread.png 未読 (Ctrl+U)

"既読アイテム"を手動で未読状態にします.
注意
フォルダを選択するとまとめて未読状態にします.

3-7 Entries.png 列挙

アイテムを様々な条件に従ってリストアップします.
列挙結果は次回チェック日時を除いてアイテムリストに表示します.

3-7-1 全エントリー (Ctrl+L)

更新チェッカーの全エントリーをリストアップします.

3-7-2 次回チェック日時

全エントリーの次回更新チェック日時をテキストファイルにリストアップして,Windowsデフォルトのテキストエディタで表示します.

3-7-3 新着/サイト別 (Ctrl+Alt+L)

"新着アイテム"をサイト別にリストアップします.

3-7-4 未読/サイト別 (Ctrl+Shift+L)

"未読アイテム"をサイト別にリストアップします.

3-7-5 新着/フラット (Ctrl+Alt+J)

"新着アイテム"をサイトの区別なくリストアップします.

3-7-6 未読/フラット (Ctrl+Shift+J)

"未読アイテム"をサイトの区別なくリストアップします.

3-7-7 エラー項目

更新チェックや"はてなブックマークのタグ"収集に失敗したアイテムをリストアップします.

3-7-8 特殊項目

ブラウザブックマークの"ツールバーフォルダ"のような特殊フォルダをリストアップします.

3-7-9 休止Feed

休止Feedをすべてリストアップします.

3-7-10 実行ファイル

実行ファイルをすべてリストアップします.

3-7-11 メモ項目

メモアイテムをすべてリストアップします.

3-7-12 エイリアス

エイリアスをすべてリストアップします.

3-8 History.png 履歴

訪問履歴をリストアップします.

3-8-1 最近訪問した項目 (Ctrl+I)

最近iCBM3から訪問したアイテムを訪問日時順にリストアップします.

3-8-2 全ブラウザ履歴 (Ctrl+H)

すべてのブラウザの訪問履歴を訪問日時順にリストアップします.

3-8-3 個別ブラウザ履歴

各ブラウザの訪問履歴を訪問日時順にリストアップします.

3-9 GoBack.png 戻る (Ctrl+<)

リストの表示履歴をひとつ前へ戻ります.

3-10 GoForward.png 進む (Ctrl+>)

リストの表示履歴をひとつ先に進みます.

3-11 GoHome.png ホ-ム (Ctrl+?)

ホームポジションへ移動します.
ホームポジションとはユーザーが頻繁に表示する場所を示します.言うなれば,ポータルサイトのようなものです.フォルダタグクラウド列挙あるいは検索・列挙結果さえもホームポジションとして登録することができます.
"オプション設定|ツリー&リスト|ホームポジション"から設定します.

3-12 ToParent.png 親へ (Backslash:ツリーのみ)

選択アイテムの親フォルダへ移動します.

3-13 Tree.png ツリー


3-13-1 全てのフォルダを開く (Ctrl+O)

すべてのフォルダツリーを開きます.

3-13-2 下位のフォルダを開く (Ctrl+Shift+O)

選択しているフォルダツリーより下位のフォルダを開きます.

3-13-3 他のフォルダを閉じる (Ctrl+W)

選択しているフォルダツリー以外をすべて閉じます.

3-13-4 他のフォルダを閉じる (Ctrl+Shift+W)

選択しているフォルダツリーより下位のフォルダを閉じます.

3-14 CreateItem.png 新規


3-14-1 新規項目を作成 (Ctrl+N)


新規アイテムを作成します.

種別
アイテムの種別を決めます.

アイコン
アイコン色を設定します.
注意
実行ファイルはアプリケーションからアイコンを取得するので設定する必要はありません.

マクロ入力支援
コメント欄にマクロを記述する際の入力支援をします.
マクロの種類やコントロールキー押下の有無によって動作が異なります.
マクロ&サブキーコントロールキー定義済ならば未定義ならば
%check[keyword](1)無関係上書き追加
%login[basic](2)
%login[wsse]
%feed[clip]
%feed[ignore]
%feed[exclude]
%feed[include]
%feed[watch]
%feed[replace]
追加
その他上書き
×キャレット移動のみ
注意1
専用編集ダイアログからセットします.
注意2
専用編集ダイアログからセットします.

ターゲット
新規アイテムを作成するフォルダを選択します.

重複確認
既存アイテムとアドレスが重複していないかをチェックします.
重複が見つかった場合は作成を中止します.

挿入・追加
ボタン説明
挿入選択アイテムの下に作成
選択アイテムがない場合は末尾に作成
追加末尾に作成

3-14-2 新規フォルダを挿入 (Ctrl+Alt+N)

新規フォルダを作成します.
新規項目を作成コマンドのフォルダ作成と同じですがこちらは一発で選択位置に作成します.

3-14-3 セパレータを挿入 (Ctrl+Shift+N)

セパレータ(仕切り線)を作成します.
新規フォルダを挿入コマンドと同様に一発で選択位置に作成します.

3-14-4 エイリアスを作成 (Ctrl+M)

エイリアスを作成します.
エイリアスとはMozilla Firefox 3以降のスマートブックマークのようなものです.作成したエイリアスをダブルクリックすると,特定のフォルダに移動したり検索・列挙結果を再現します.

3-14-5 クローンを作成 (Ctrl+Alt+M)

選択したアイテムのクローンを作成します.
クローンを作成するだけならば,このようなコマンドに頼らなくても右クリック&ドラッグでコピーする方法があります.しかし,この方法を使えば,Feed記事をスクラップする作業を2クリックで完了できるので便利です.

3-15 Edit.png 編集


3-15-1 選択項目を編集 (Ctrl+E)


選択アイテムの編集を行います.
編集不可のアイテムは閲覧のみ許可します.

タイトルのインライン編集
編集ダイアログを使わなくても,アイテムを選択した状態(複数不可)でF2キーを押すとタイトルをインライン編集することができます.

アイコンのワンタッチ変更
編集ダイアログを使わなくても,アイテムを選択した状態(複数可)で数字キーを押すとアイコンをワンタッチ変更することができます.

3-15-2 テキストコンバーター (Ctrl+Shift+E)


選択アイテムのテキスト変換を行います.
以下の変換方法を用途に応じて使い分けることができます.
単独変換リスト登録した単独手順を選択して実行(1)
一括変換リスト登録した一括手順を選択して実行(2)
リスト登録した複数の単独手順を選択して実行(3)
使い捨て変換リスト登録せず,一度限りの変換手順を書き込んで実行
注意1
単独変換は予め定義した変換を1回だけ実行します.
注意2
一括変換は複数の単独変換をひとつの手順にまとめた項目を実行します.
注意3
複数の単独変換を選択した順番に実行します.
実行順によって変換結果が変わる場合は,上述の一括項目を作成して,所望の順番に並べ替えて実行しましょう.

単独
単独変換に関する新規手順をリストに作成します.

一括
一括変換に関する新規手順をリストに作成します.
リストから所望の単独変換(2個以上)を選択して,このボタンをクリックしてください.

複製
リスト選択している変換手順(複数の場合は先頭)の複製を作成します.

削除
リスト選択している変換手順(複数可)を削除します.

▲・▼
リスト選択している変換手順(複数可)の表示順を変更します.

インポート
テキストコンバーターのエクスポートファイル(TextConverterData.XML)をリストにインポートします.
もし,既存リストに名称が同じ変換手順があればマージします.それ以外の変換手順ならば末尾に新規登録します.

エクスポート
リストにあるすべての変換手順をファイル(TextConverterData.XML)にエクスポートします.

使い捨て変換を開始する
上述した一度限りの変換を行う使い捨て変換を開始します.

やっぱり,リストに登録する
使い捨て変換を翻意して,リストに登録する場合に,このボタンをクリックします.

名称
変換手順の名称を設定します.
使い捨て変換では原理的に設定する必要ありませんが,やっぱり,リストに登録するを実行する場合に備えて用意しています.

出力
テキスト変換した結果を書き込むエレメントを選択します.

出力=入力
説明
オン出力と同じエレメントを入力とみなす
オフユーザーが入力を手動入力する

入力
アイテムのエレメント名を組み合わせて,テキスト変換の元となるテンプレートを設定します.
エレメント名説明
[タイトル]全アイテムのタイトル
[コメント]全アイテムのコメント
[url]一般アイテム&チェックアイテムのURL
実行ファイルのPATH
エイリアスアイテムのAlias
[rss]FeedアイテムのRSSやAtom
Poscastアイテムのアドレス
[作成日時]全アイテムの作成日時
[更新日時]更新チェックアイテムとFeed記事とメモアイテムの更新日時
[訪問日時]フォルダ以外のアイテムの訪問日時
[num]選択アイテムに連番をつける
[num:数字]選択アイテムに連番をつける(初期値&書式あり)
  • エレメント名は手動入力する以外にコンテキストメニューからカーソル位置に挿入することもできます.
テンプレートには上記のエレメント名以外に環境変数を記述することもできます.
環境変数を使うとエレメントにHTML変換やトリミングなどを施しておくことができます.

検索&置換
入力に対して文字列置換を行うための検索テキスト&置換テキストを設定します.
文字列置換を行わない場合は,検索テキスト入力欄を空にしておきます.
この場合は,置換テキストに何か書かれていても無視します.
文字列置換を行っても変化がない場合は,次の整形には進みません.

検索テキスト

入力書式
{検索オプション} {文字列}
{検索オプション}は必ず{文字列}の前に記述します.
{検索オプション}と{文字列}の間に一つ以上のスペースを挿入します.

検索オプション
@{記号1}{記号2}...
{検索オプション}は"@"の後に下記の{記号}を組み合わせて記述します.
{記号}の記述順や大小文字の違いを気にする必要はありません.
ただし,{記号}と{記号}の間にスペースや文字を挿入すると正しく認識できません.
{記号}説明
r正規表現で文字列を記述する
n通常表現で文字列を記述する(デフォルト値)
i英文大小文字を区別しない(両表現で使用可)
s改行も一般文字とみなす(正規表現のみ使用可)
m各行で^と$を認識する(正規表現のみ使用可)
b末尾から検索を実行する(正規表現のみ使用可)
  • {記号}は手動入力する以外に,コンテキストメニューから挿入することもできます.

置換テキスト

入力書式
{置換オプション} {文字列}
{置換オプション}は必ず{文字列}の前に記述します.
{置換オプション}と{文字列}の間に一つ以上のスペースを挿入します.

置換オプション
@{記号1}{記号2}...
{置換オプション}は"@"の後に下記の{記号}を組み合わせて記述します.
{記号}の記述順や大小文字の違いを気にする必要はありません.
ただし,{記号}と{記号}の間にスペースや文字を挿入すると正しく認識できません.
{記号}説明
cクリッピングモード(省略時:置換モード)
f最初の一致のみ置換(省略時:全一致を置換)
  • {記号}は手動入力する以外に,コンテキストメニューから挿入することもできます.
クリッピングモードとは置換された文字列のみを抽出します.検索一致文字列をただ単に抽出するわけではなく,"置換メタ文字"を使って文字列を再構成することができるのがメリットです.

整形
文字列置換した結果もしくは入力そのものに行うテキスト整形処理を設定します.
整形関数は以下の文字記号の並びによって記述します.
整形関数を複数記述した場合は,定義順(左→右)に処理を行います.
テキスト整形処理を行わない場合は,整形関数入力欄を空にしておきます.
整形関数説明
pHTMLテキストを平文化
P平文テキストをHTML化
hHTMLエンコード
HHTMLデコード
uURLエンコード
UURLデコード
eマクロ引数用のエスケープ
r無駄な改行除去
tトリミング
(開始,長さ)要素文字列の指定箇所を取得
  • 整形関数は手動入力する以外にコンテキストメニューからカーソル位置に挿入することもできます.

メンバ
一括変換で実行する単独変換の名称を列挙します.
通常は一括ボタンでリスト登録する時に自動的に設定されるので編集する必要はありません.
しかし,同一エレメントに対する複数の変換手順の実行順によっては変換結果が異なる場合があります.そのような時は手動で名称の並び順を編集してください.
また,元となる単独変換の名称がリネームされた場合も手動でこちらの名称を修正する必要があります.

変換する
選択した変換手順もしくは使い捨て変換の変換手順に基いて,上部の確認リストのチェックボックスにチェックが入っているアイテムを対象にテキスト変換を行います.

変換後に閉じる
説明
オン変換が成功したら即座にダイアログを閉じる
オフ変換の成否に関わらずダイアログを閉じないので,メインウィンドウで変換結果を確認したり(注)
続けて別の変換を実行したり,はたまた変換を取り消すことが可能
注意
テキストコンバータはモーダレスダイアログなので,開いたままでもメインウィンドウの操作を行うことができます.その際,アイテムの選択状態が変更されても,テキストコンバータは起動した時の初期選択状態を保持しているので,続けて別の変換を実行したり,変換を取り消すことが可能です.
意図的にテキストコンバータの選択状態を変更したい場合は,アイテム選択を変更して,再度メインウィンドウからテキストコンバータを実行してください.

取り消す
テキスト変換を取り消してコンバータを起動した時と同じ状態に戻します.

閉じる
ダイアログを閉じます.
リスト項目(変換手順)が編集されているならば保存します.
わざと編集を破棄したい場合は,クローズボックスでダイアログを閉じます.


コメントを平文変換
パラメータ
入力[コメント]
出力コメント
検索
置換
整形prt

コメントをクリア
パラメータ
入力
出力コメント
検索
置換
整形

貼り付け画像の削除
パラメータ
入力[コメント]
出力コメント
検索@ri <img.+?>
置換
整形rt

Podcastのタイトル
パラメータ
入力[m(,8)]放送分
出力タイトル
検索
置換
整形

3-16 Trash.png 削除


3-16-1 選択項目をゴミ箱へ

選択アイテムをゴミ箱フォルダに捨てます.
注意
"方向フラグ"INのブックマークに属するアイテムやルートフォルダ直下のブックマークを捨てることはできません.

3-16-2 選択項目を完全削除

選択アイテムを完全に削除します.
注意
選択項目をゴミ箱へコマンドと同様の制限があります.

3-16-3 ゴミ箱を空にする

ゴミ箱フォルダを空にします.

3-17 Export.png 保存 (Ctrl+S)


iCBM3に登録したアイテムを各種ブラウザのブックマーク・OPML・HTML形式に変換して保存(エクスポート)します.

3-17-1 入力

エクスポートするアイテムをメニューから選びます.
確認のため下のリストにアイテム一覧が表示されます.

3-17-2 調整

入力アイテムの分類や取捨選択を行います.

カテゴリーごとに自動分配する
このスイッチがオンの場合は,入力特殊フォルダ/アイテムをなるべく出力の同じカテゴリーに属するフォルダに収まるように自動分配します.(下表)
このスイッチがオフの場合は,入力のすべての項目を出力ベースフォルダ(最上位フォルダ)に収めます.ベースフォルダがないブックマークに関しては,それに準ずるフォルダに収めます.(下表アスタリスクのついたフォルダ)
カテゴリー特殊フォルダ/アイテム
ツールバーInternet Explorerのお気に入りバー
Microsoft Edgeのお気に入りバー
Firefox(SQLite/JSON)のブックマークツールバー
Google Chromeのブックマーク バー
Opera ~12のパーソナルバー項目
Opera 25~のブックマーク バー
LunascapeとSleipnir 2のリンク
Sleipnir 1のリンクバー
Sleipnir 3~のブックマークバー
メニューMicrosoft Edgeのその他のお気に入り
Firefox(SQLite/JSON)のブックマークメニュー
Google Chromeのその他のブックマーク(*)
Opera 25~のその他のブックマーク
Sleipnir 1のお気に入り(*)
未整理Firefox(SQLite/JSON)の未整理のブックマーク(*)
Opera 25~の未整理のブックマーク(*)
Sleipnir 3~の未整理のフォルダ
スピードダイアルOpera 25~のスピードダイヤル
Vivaldiのスピードダイヤル属性のフォルダ
ごみ箱Opera ~12のごみ箱
Opera 25~のごみ箱
Vivaldiのごみ箱
その他上記のどれにも属さない

エイリアスを実体に展開する
このスイッチがオンの場合は,エイリアスアイテムを実アイテム/フォルダに展開して出力します.ただし,無限ループを防ぐためエイリアス展開した中のエイリアスアイテムは無視します.オフの場合は,エイリアスアイテムを無視します.

ごみ箱フォルダを除外する
このスイッチがオンの場合は,ごみ箱カテゴリーのフォルダを除外します.

Feed
許可
活動のみ
禁止
入力アイテムのFeedを出力するか否かを設定します.
許可された場合は以下の規則に従います.
出力ブックマーク形式説明
FeedをサポートするRSSがあればFeedアイテムとして出力
FeedをサポートしないURLがあれば一般アイテムとして出力

セパレータ
許可
禁止
入力アイテムのセパレータを出力するか否かを設定します.
出力ブックマークがセパレータをサポートしていなければそもそも出力しません.

コメント
(1)整形なし
(2)分類タグ以外のマクロを削除
(3)すべてのマクロを削除
(4)すべてのテキストをクリア
各アイテムのコメントを整形します.
出力ブックマークがタグ(Firefox(SQLite)Firefox(JSON))やラベル(Sleipnir 3~)をサポートしている形式の場合は,それぞれのデータ型に変換して出力するため,たとえ(1)や(2)を選択しても結局はコメントからタグマクロは削除されます.
注意
%tempマクロはiCBM3内部のみで使用するフラグなので,このメニューの値に関係なく必ず削除されます.

3-17-3 出力


形式選択メニュー
出力ブックマーク形式を以下の中から選択します.
各ブックマークに示した表は出力可能なエレメントを列挙したものです.
このメニューを選択すると,当該型式で推奨される調整パラメータを提示します.もちろん,自由に変更して使って頂いて構いません.ただし,当該型式で出力不可なエレメントは,スイッチを許可にしても当然出力はできません.

Internet Explorer
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL
フォルダタイトル
  • アイテムの整列順は維持されません.
  • 255文字以上のタイトルのアイテムは出力できません.
  • ファイル名に使えない文字を含むタイトルを強制的に修正します.

Microsoft Edge
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL
フォルダタイトル

Firefox(HTML)
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,作成日時,訪問日時
Feedタイトル,URL,RSS,コメント,作成日時
フォルダタイトル,コメント,作成日時
セパレータ-

Firefox(SQLite)
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,作成日時,分類タグ
スマートブックマークタイトル,クエリー,コメント,作成日時
Feedタイトル,URL,RSS,コメント,作成日時
フォルダタイトル,コメント,作成日時
セパレータ-
注意
Ver.0.217bよりしばらくの間はこの形式の出力を停止します.

Firefox(JSON)
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,作成日時,分類タグ
スマートブックマークタイトル,クエリー,コメント,作成日時
Feedタイトル,URL,RSS,コメント,作成日時
フォルダタイトル,コメント,作成日時
セパレータ-
注意
Ver.0.217bよりしばらくの間はこの形式の出力を停止します.

Opera ~12
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,作成日時,訪問日時
Feedタイトル,URL,コメント,作成日時,訪問日時
フォルダタイトル,コメント
セパレータ-

Opera 25~
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,作成日時
フォルダタイトル,作成日時

Vivaldi
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,作成日時
フォルダタイトル,コメント,作成日時
セパレータ-

Chrome
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,作成日時
フォルダタイトル,コメント,作成日時

Sleipnir
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント
フォルダタイトル,コメント,アイコン番号
セパレータ-

Sleipnir 2
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,訪問日時
Feedタイトル,RSS,コメント
フォルダタイトル,コメント,アイコン番号
セパレータ-

Sleipnir 3~
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント,ラベル
Feedタイトル,RSS,コメント,ラベル
フォルダタイトル,コメント
セパレータ-

標準OPML
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL,コメント
Feedタイトル,URL,RSS,コメント
フォルダタイトル

拡張OPML
入力エレメント
すべてすべて
拡張OPML形式とはiCBM3独自のアイテムやエレメントを追加した書式です.
スクラップブックマーク&ゴミ箱はこの書式で記述しています.

簡易HTML
入力エレメント
一般アイテムタイトル,URL
フォルダタイトル
簡易HTML形式とは以下のような書式です.
<ul>
 <li>フォルダタイトル</li>
 <ul>
  <li><a href="URL">一般アイテムタイトル</a></li>
  <li><a href="URL">Feedタイトル</a></li>
            :
            :
 </ul>
  :
  :
</ul>

上書きを許可する
このスイッチがオンの場合は,既に同名の出力ファイル(フォルダ)が存在しても上書き保存します.

出力場所を開く
このスイッチがオンの場合は,保存後に出力場所をエクスプローラで開きます.

パス名
出力パス名を設定します.
テキストボックスを直接書き換えるか,選択ボタンをクリックしてファイル/フォルダ保存ダイアログを使って設定することができます.

3-17-3 保存する

上記の設定に従いブックマークをエクスポートします.
保存後に閉じるスイッチがオンの場合は,処理が完了したらダイアログを閉じて,メインウィンドウに戻ります.オフの場合は,ダイアログを閉じないので,続けて別形式のエクスポートを行うこともできます.
処理中にエラーが発生したら,スイッチの値がどうであっても,エラーメッセージを表示して,ダイアログを閉じません.

3-17-4 閉じる

ダイアログを閉じます.
この時,調整などのパラメータが編集されているならば保存します.
わざと編集結果を破棄したい場合は,ダイアログのクローズボックスで閉じます.

3-18 Copy.png コピー

選択アイテムのエレメント文字列やそれらを組み合わせて作成した文字列をクリップボードにコピーします.
アイテムを複数選択した場合は"改行コード"で連結してコピーします.
その時にCapsLockが有効ならば逆順にコピーします.

3-18-1 URL/PATH/Alias (Ctrl+C)

選択アイテムのURL/PATH/Aliasをクリップボードにコピーします.

3-18-2 RSS/Atom/Podcast (Ctrl+Alt+C)

選択アイテムのRSS/Atom/Podcastアドレスをクリップボードにコピーします.

3-18-3 タイトル (Ctrl+Shift+C)

選択アイテムのタイトルをクリップボードにコピーします.

3-18-4 コメント (Ctrl+Shift+Alt+C)

選択アイテムのコメントをクリップボードにコピーします.

3-18-5 ユーザー定義 (Ctrl+NumPad0~Ctrl+NumPad9)

ユーザー定義のテンプレートから作成した文字列をクリップボードにコピーします.
テンプレートの作成方法は"オプション設定|コピー|登録"を参照してください.

3-19 Paste.png 貼付 (Ctrl+V)

クリップボードの内容がURLの場合はアイテムを新規作成します.
貼り付けを行うと"新規作成ダイアログ"が開きます.

3-20 ブラウザボタン

選択アイテムを指定ブラウザで表示します.
ブラウザの状態により"複数アイテム"を送った場合の動作が異なります.
ブラウザバージョン起動時実行中対処
Microsoft Edge79.0.309.65~ 
Google Chrome  
Mozilla Firefox 短い時間間隔に1つずつ送って
複数同時に表示したように見せかける
Vivaldi  
Opera6~12 
15~Mozilla Firefoxと同じトリック
Lunascape 対処法なし
Sleipnir1 
Sleipnir2 
Sleipnir3~ 
Internet Explorer~6タブブラウザではないので無意味
7~JavaScript(同梱)を使って実現

3-20-1 フォルダやFeedを選択した場合

フォルダやFeedを選択した場合は子アイテムをまとめてブラウザに送ります.
送ることができる子アイテムの最大数は"オプション設定|送る|ブラウザへ"%sendマクロにて設定します.

3-20-2 URL整形

修飾キー(コントロールAltシフト)を押しながらブラウザボタンをクリックするすると,URLを予め定義した書式に整形してブラウザに送ります.
整形方法は"オプション設定|送る|URL整形"で設定します.

3-20-3 Feedアイテム

Feedを選択した場合は押す"マウスボタン"の種類で動作が異なります.
マウスボタン動作
記事アイテムを表示
Feedのトップページ(URL)を表示
Feedのソース(Feed)を表示
  • 中・右クリックは"URL整形"修飾キーと組み合わせることも可能です.

3-20-4 リンクジャグラー

あるブラウザで表示中のページやリンクを,iCBM3のツールバーの別のブラウザボタンにドラッグ&ドロップすると,そのブラウザで表示することができます.

3-20-5 ボタンを使わずに表示

アイテムリスト項目はボタンを使わないでブラウザ表示することもできます.
操作動作複数項目
ダブルクリック(注)デフォルトブラウザで表示不可
エンターキーデフォルトブラウザで表示 + iCBM3を最小化可能
注意
グローバルショートカットキー(Ctrl+Shift+D)でダブルクリックによる表示を一時的に無効にすることができます.有効にもどすには再度ショートカットキーを押してください.

3-21 Podcast.png 放送


3-21-1 Podcastを再生 (Ctrl+P)

Podcastアイテムをメディアプレーヤーで再生します.

3-21-2 Podcastをダウンロード (Ctrl+Alt+P)

Podcastアイテムをローカルディスクにダウンロードします.

3-22 Notify.png 通知

通知ウィンドウを手動で開閉します.

3-23 Drop.png 登録

登録ウィンドウを手動で開閉します.

3-24 Layout.png 構成

表示レイアウトを変更します.
レイアウト
全パネル表示
ツリー/クラウド+リスト
リスト+情報ボックス
情報ボックスのみ

操作説明
ボタンクリック上記レイアウトを順番に変更
F12キー      〃
Shift+F12上記レイアウトを逆順に変更
ドロップダウンメニュー選択選択レイアウトに直接変更

3-24-1 ツールバー表示/非表示

ツールバーの表示/非表示をスイッチします.
この操作はショートカットキーからのみ実行できます.

3-25 Option.png 設定


3-25-1 オプション設定

オプション設定ダイアログを開きます.

3-25-2 外観設定

外観設定ファイル"Appearance.XML"を編集します.
保存ボタンをクリックすると編集結果をすぐ反映します.

3-25-3 メニュー / フォルダツリー

フォルダツリーのコンテキストメニューの設定ファイル"Menu_FolderTree.XML"を編集します.

3-25-4 メニュー / タグクラウド

タグクラウドのコンテキストメニューの設定ファイル"Menu_TagCloud.XML"を編集します.

3-25-5 メニュー / アイテムリスト

アイテムリストのコンテキストメニューの設定ファイル"Menu_ItemList.XML"を編集します.

3-25-6 検索方法 / 検索バー

検索バーの検索方法メニューの設定ファイル"Menu_Search.XML"を編集します.

3-25-7 データベースを清掃

更新チェックを管理するデータベースに溜まったアンカップルド・エントリーを清掃します.
iCBM3を複数のコンピュータ間で同期してお使いの場合は,意味のあるアンカップルド・エントリーが生まれる場合があるので,このコマンドを実行すべきではありません.

4 検索バー

以下の検索コマンドを実行することができます.
対象検索開始結果を表示する場所
ブックマークアイテムエンターキー
Ctrl+エンターキー
アイテムリスト
ブラウザの訪問履歴  〃   〃
インターネット検索エンターキー
Ctrl+エンターキー
情報ボックス/ブラウザパネル
  〃ブラウザボタン
Ctrl+ブラウザボタン
ウェブブラウザ
情報ボックス/エディタパネルのテキストAlt+エンターキー情報ボックス/エディタパネル
検索方法を選択&検索テキストを入力して検索開始します.
検索成功した場合は,検索方法&検索テキストを"検索履歴"に記録します.
しかし,Ctrlキーを押しながら検索開始した場合は,"検索履歴"に記録しません.
検索履歴を選択すると過去の検索をすぐに再現します.この動作を一時的に無効にしたい場合は,Shiftキーを押しながら履歴を選択します.

4-1 検索方法


4-1-1 SearchItemAll.png ブックマーク検索

iCBM3に登録されたブックマークアイテムを検索します.
結果は見つかった順にアイテムリストへ表示します.

4-1-2 History.png 訪問履歴検索

iCBM3に登録されたブラウザの訪問履歴を検索します.
結果は"訪問日時"の新しいものから順に整列してアイテムリストへ表示します.

4-1-3 インターネット検索

インターネット検索します.
結果の表示には2通りあります.
操作表示
エンターキー情報ボックス/ブラウザパネル
ツールバー/ブラウザボタンウェブブラウザ

4-2 検索テキスト

ブックマーク検索訪問履歴検索に関しては,これから説明していく文法に則った検索テキストを入力することができます.一方,インターネット検索に関しては,個々の検索エンジンが理解できる検索テキストとオプションのみ入力することができます.

4-2-1 入力書式

検索方法入力書式
ブックマーク検索{検索論理式} {where句} {what句}
訪問履歴検索{検索論理式} {where句}
{検索論理式}とは各アイテムに記述された文字列のパターンマッチや比較を行う検索式です.
{where句}とは検索範囲を限定する修飾句です.ブックマーク検索の場合はブックマークやフォルダの位置を,訪問履歴検索の場合はブラウザを指定します.
{what句}とは検索種別を限定する修飾句です.訪問履歴検索の場合は種別が一般アイテムしかないので記述する必要はありません.

検索論理式
{マッチ式} and {比較式}
{マッチ式1} or {マッチ式2}
{マッチ式}
{比較式}
検索論理式とは文字列のマッチ式や比較式を論理演算子(and,or,not,&&,||,!)で結合した式です.もちろん,マッチ式や比較式を単独で記述することも可能です.論理式をまとめるために,括弧を使うことはできません.ブール代数の規則に従い,括弧を展開したり,式順を変更して記述してください.

マッチ式
マッチ式とはアイテムの文字列のパターンマッチングを評価する式です.
マッチ式には主要エレメント(タイトル,URL,コメント)をまとめて評価する方法と個別エレメントを指定して評価する方法の2種類の書き方があります.

主要エレメントの場合
{検索パターン}

個別エレメントの場合
{エレメント名}//{検索パターン}
{エレメント名}補足
タイトル"title"でも同義
コメント"comment"でも同義
url"path","alias"でも同義
rss"atom","podcast"でも同義
アイコン"icon"でも同義
作成日時"作成","added"でも同義
更新日時"更新","modified"でも同義
訪問日時"訪問","visited"でも同義
  • エレメント名は英字大小文字を区別しません.
個別エレメントのマッチ式は以下のような書き方もできます.
{名称1} {名称2} {名称3}//{検索パターン}
これは以下の検索論理式と同じ意味をなします.
{名称1}//{検索パターン} or {名称2}//{検索パターン} or {名称3}//{検索パターン}
このことから主要エレメントのマッチ式とは
タイトル コメント URL//{検索パターン}
という個別エレメントのマッチ式を評価していることになります.

検索パターン
検索パターンとは通常表現もしくは正規表現の検索文字列(オプション含む)の総称です.
{検索オプション} {文字列}
{検索オプション}は必ず{文字列}の前に記述します.
{検索オプション}と{文字列}の間に一つ以上のスペースを挿入します.
{検索オプション}を省略すると"暗黙の検索オプション"がセットされます.

検索オプション
@{記号1}{記号2}...
{検索オプション}は"@"の後に下記の{記号}を組み合わせて記述します.
{記号}の記述順や大小文字の違いを気にする必要はありません.
ただし,{記号}と{記号}の間にスペースや文字を挿入すると正しく認識できません.
{記号}説明
r正規表現で文字列を記述する
n通常表現で文字列を記述する(デフォルト値)
i英文大小文字を区別しない(両表現で使用可)
s改行も一般文字とみなす(正規表現のみ使用可)
m各行で^と$を認識する(正規表現のみ使用可)
b末尾から検索を実行する(正規表現のみ使用可)

文字列
  • 前後のスペースはトリミングしますが,複数の単語から構成される文字列ならば,間のスペースも含めてひとつの文字列と見なします.
  • 通常表現の場合,文字列中のアスタリスク"*"文字はワイルドカードとして作用します.正規表現の場合は0回以上の繰り返しを表すメタ文字として作用します.
  • 文字列が単語の一部分ではなく単語そのものであることを明示したいならば,通常表現の場合は"ダブルクォーテーション"で,正規表現の場合は"\b"で囲んで記述します.
  • 文字列の中に論理演算子(and,or,not,&&,||,!)と関係詞(where,what)を使いたい場合は,それらの前に"'''\'''"を付けてエスケープしてください.

比較式
比較式とは文字列の大小関係や日時の新旧関係を評価する式です.
{エレメント名} {演算子} {値}
{演算子}説明
={カラム}が{値}と等しければ真
>{カラム}が{値}より大きければ真
<{カラム}が{値}より小さければ真
>={カラム}が{値}以上ならば真
<={カラム}が{値}以下ならば真
{値}の中に論理演算子や関係詞と同じ文字列を使いたい場合は,それらの前に"'''\'''"を付けてエスケープしてください.
{エレメント名}はマッチ式と同じですが,以下の表に示すようにエレメントによって比較のやり方が異なります.
{エレメント名}説明
タイトル,コメント,url,rss文字列として比較
アイコン番号を数値として比較
作成日時,更新日時,訪問日時日付として比較(時刻は無視)

where句
{where句}は文節構造上の制約から{検索論理式}の後に記述してください.

ブックマーク検索
where {修飾語} {ニックネームもしくはエイリアス}
ブックマーク検索のwhere句は検索する範囲を設定します
where句を省略した場合は,登録したすべてのブックマークを下位階層も含め再帰的に検索します.複数の検索範囲を設定したい場合は,where句を指定範囲ごとにそれぞれ記述します.
{ニックネーム}検索範囲
alliCBM3に登録したすべてのブックマーク
scrapスクラップブックマークのみ(ゴミ箱も含む)
bookmarkブラウザブックマークのみ
here現在表示中のフォルダもしくは検索結果
ニックネーム以外に任意のフォルダもしくは検索結果のエイリアスを引数にすることもできます.ただし,エイリアスを手動入力するのは大変なので,検索ボックスのコンテキストメニューの現在地(エイリアス)を挿入コマンドが入力を補助してくれます.指定のフォルダを選択もしくは検索を実行してから,上記コマンドを実行するとカーソル位置にエイリアス文字列を挿入します.
{修飾語}説明
flat指定した検索範囲より下位の階層は検索しない
topフォルダが検索一致した場合はそれより下位の階層は検索しない
通常は指定範囲から下位の階層をすべて検索しますが,上記の修飾語を付加すると,検索する階層を限定することができます.

訪問履歴検索
where {ブラウザタイプ}
訪問履歴検索のwhere句はどのブラウザの訪問履歴を検索するか設定します
where句を省略した場合は,登録したすべてのブラウザの訪問履歴を検索します.複数のブラウザを設定したい場合は,where句をブラウザごとにそれぞれ記述します.
{ブラウザタイプ}説明
EdgeMicrosoft Edgeの訪問履歴
ChromeGoogle Chromeの訪問履歴
VivaldiVivaldiの訪問履歴
FirefoxMozilla Firefoxの訪問履歴
OperaOpera ~12 & 15~の訪問履歴
Sleipnir3Sleipnir 3以降の訪問履歴
LunascapeLunascape 4以降の訪問履歴
All登録したすべてのブラウザの訪問履歴

what句
{what句}は文節構造上の制約から{検索論理式}の後に記述してください.
{what句}{where句}の記述順に決まりはありません.
what {種別}
what句は検索すべき種別を設定します
what句を省略した場合は,すべての種別を検索します.複数の種別を設定したい場合は,where句と同様にwhat句をそれぞれ記述することもできますが,後述するようにひとつのwhat句にまとめて記述する方が簡便です.
{種別}
ブックマーク
スクラップ
ゴミ箱
フォルダ
Feed 活動
Feed 休止
一般アイテム
チェックアイテム
記事アイテム
Podcastアイテム
実行ファイル
メモアイテム
エイリアス
what句の{種別}入力は実を言うと正規表現のパターン(英字大小文字区別なし)になっています.故に,わざと曖昧な書き方をして,複数の種別をまとめて設定することも可能です.例えば,
what feed
とすると,"Feed 活動"と"Feed 休止"を同時に設定したことになります.
また,
what 一般|チェック
とすると,"一般アイテム"と"チェックアイテム"を同時に設定したことになります.

4-3 例


ブックマーク検索

全範囲の全種別に対して,主要エレメントのどれかに"山田"あるいは"偽研"の文字列を含む項目
山田 or 偽研

スクラップブックマーク内の記事アイテムに対して,主要エレメントのどれかに"山田"と"偽研"の両方の文字列を含む項目
山田 and 偽研 what 記事 where scrap

全範囲の記事アイテムに対して,タイトルに"山田偽研"を含み,かつ更新日時が"2014/1/1"より新しい項目
タイトル//山田偽研 and 更新日時>=2014/1/1 what 記事

現在表示中のリスト内の全種別に対して,コメントもしくはタイトルに"yamada"という文字列を単語単位で大小文字区別なく含む項目
コメント タイトル//@i "yamada" where flat here
コメント タイトル//@ri \byamada\b where flat here
検索範囲ニックネーム"here"は実行時にその場所のエイリアスに展開されます.

「スクラップブックマーク内のアイテム群に対して,主要エレメントのどれかに文字列"山田"を含む項目」という検索結果の中から文字列"偽研"を含む項目
偽研 where type=SearchBookmark;keyword=山田 \what アイテム \where scrap
検索結果を更に検索するという所謂「絞り込み検索」の例です.
文節の分かれ目の誤認を防ぐため,where句のエイリアスの中の関係詞(whereとwhat)をエスケープするのを忘れないように注意しましょう.
コンテキストメニューの現在地(エイリアス)を挿入コマンドを使うと,自動的にエスケープを施してくれます.

全範囲の全種別に対して,主要エレメントのどれかに,正規表現&大小文字区別なしの条件で"[yh]amada"もしくは"[gr]iken"というパターンを含むか,通常表現&大小文字区別ありの条件で"iCBM3"という文字列を含む項目
@ri [yh]amada or [gr]iken or @n iCBM3
検索オプションの継承の例です.
途中のマッチ式で検索オプションを省略すると,直前のマッチ式のオプションを継承します.継承は新たにオプションを記述するまで続きます.上記の例の場合,"[gr]iken"は"[yh]amada"のオプション"ri"を継承します.しかし,"iCBM3"は新たなオプション"n"に置き換わります.

訪問履歴検索

全ブラウザの訪問履歴に対して,タイトルに"iCBM3"を含む履歴
タイトル//iCBM3

Google Chromeの訪問履歴に対して,タイトルに"iCBM3"を含み,かつ訪問日時が2013/12/1から2013/12/31の間の履歴
タイトル//iCBM3 and 訪問>=2013/12/1 and 訪問<=2013/12/31 where chrome

5 情報ボックス

パネル説明
エディタパネルコメントや設定ファイルを編集する
ブラウザパネルローカルHTMLテキストやウェブページを表示する
情報ボックスは上記の2つのパネルを用途に応じて使い分けることができます.

5-1 エディタパネル


5-1-1 ツールバー


 Browser.png ブラウザへ (Ctrl+B)
"ブラウザパネル"に切り替えます.

 Pin.png パネルを固定 (Ctrl+D)
表示パネルをエディタパネルに固定します.
以降このボタン選択を解除するまでは,すべてのアイテムをエディタパネルで表示します.

 Export.png 編集内容を保存 (Ctrl+S)

アイテム編集の場合
編集内容をアイテム本体に保存します.
編集後,マクロが書き換えられた場合は該当マネージャの設定を書き換えます.

設定ファイル編集の場合
編集内容を設定ファイルに保存します.
編集後,外観やメニューに結果を反映します.

 Undo.png 元に戻す (Ctrl+Z)
ひとつ前の編集点に戻します.

 Redo.png やり直す (Ctrl+Y)
ひとつ先の編集点に進みます.

 Copy.png コピー (Ctrl+C)
選択テキストをクリップボードにコピーします.

 Cut.png カット (Ctrl+X)
選択テキストを削除してクリップボードにコピーします.

 Paste.png ペースト (Ctrl+V)
クリップボードの内容をキャレット位置にペーストします.

 Macro.png マクロ入力支援

アイテム編集の場合
マクロを記述する際の入力支援をします.
操作法はこちらを参照してください.

設定ファイル編集の場合
このメニューは無効です.

 検索テキスト
対象開始操作結果を表示する場所
エディタパネルのテキストエンターキー
Ctrl+エンターキー
エディタパネル
ブックマークアイテムAlt+エンターキーアイテムリスト
検索成功した場合は,検索テキストを"検索履歴"に記録します.
しかし,Ctrlキーを押しながら検索開始した場合は,"検索履歴"に記録しません.
検索履歴を選択すると過去の検索をすぐに再現します.この動作を一時的に無効にしたい場合は,Shiftキーを押しながら履歴を選択します.

入力書式
エディタパネルのテキストを対象に検索を行う場合は,ブックマーク検索のような検索論理式を使うことはできません.下記のような単一の検索パターンによる検索を行います.
{検索オプション} {文字列}
{検索オプション}は必ず{文字列}の前に記述します.
{検索オプション}と{文字列}の間に一つ以上のスペースを挿入します.
{検索オプション}を省略すると"暗黙の検索オプション"がセットされます.

検索オプション
@{記号1}{記号2}...
{検索オプション}は"@"の後に下記の{記号}を組み合わせて記述します.
{記号}の記述順や大小文字の違いを気にする必要はありません.
ただし,{記号}と{記号}の間にスペースや文字を挿入すると正しく認識できません.
{記号}説明
r正規表現で文字列を記述する
n通常表現で文字列を記述する(デフォルト値)
i英文大小文字を区別しない(両表現で使用可)
s改行も一般文字とみなす(正規表現のみ使用可)
m各行で^と$を認識する(正規表現のみ使用可)
b末尾から検索を実行する(正規表現のみ使用可)
  • {記号}は手動入力する以外に,コンテキストメニューから挿入することもできます.

文字列
  • 前後のスペースはトリミングしますが,複数の単語から構成される文字列ならば,間のスペースも含めてひとつの文字列と見なします.
  • 通常表現の場合,文字列中のアスタリスク"*"文字はワイルドカードとして作用します.正規表現の場合は0回以上の繰り返しを表すメタ文字として作用します.
  • 文字列が単語の一部分ではなく単語そのものであることを明示したいならば,通常表現の場合は"ダブルクォーテーション"で,正規表現の場合は"\b"で囲んで記述します.

 FindNext.png 前進検索 (F3)
キャレット位置より後の一致位置に移動します.

 FindPrev.png 後退検索 (Shift+F3)
キャレット位置より前の一致位置に移動します.

 WordWrap.png ワードラップ (Ctrl+T)
ワードラップ(行の折り返し状態)を変更します.

5-1-2 コンテキストメニュー

ツールバーにない機能のみ列挙します.

 すべてを選択 (Ctrl+A)
エディタパネルの全テキストを選択します.

 選択語句を検索 (Ctrl+F)
選択テキストを検索テキストとして検索します.

 検索強調を解除 (Ctrl+F3)
検索テキストの強調表示を解除します.

5-1-3 ハイライト表示

エディタパネルは内容によって2種類のシンタックスハイライトを施します.
表示内容ハイライトオブジェクト
HTML/XMLHTMLハイライト
それ以外ユーザーハイライト
HTMLハイライトは配色だけ設定可能ですが,ユーザーハイライトは配色に加え任意のハイライトパターンを定義することができます.
具体的な設定方法はこちらを御覧ください.

5-2 ブラウザパネル


5-2-1 ツールバー


 Edit.png エディタへ
"エディタパネル"に切り替えます.

 CreateItem.png 新規登録

Link
表示中のウェブページを新規登録します.

Feed
表示中のウェブページからFeedリンクを自動的に見つけ出して新規登録します.

抽出
表示中のウェブページからリンクを抽出します.
リンク抽出については"オプション設定|リンク抽出"を参照してください.

 GoBack.png 戻る
ひとつ前のウェブページに戻ります.

 GoForward.png 進む
ひとつ先のウェブページに進みます.

 GoHome.png 起点へ移動
ブラウザパネルを開いたときの起点に移動します.

 Refresh.png 更新 or Stop.png 中止
表示が完了しているならばそれを更新します.
表示を行っている途中ならばそれを中止します.

 アドレスボックス
ウェブページのURLを表示/入力します.

 Navigate.png 移動
アドレスボックスに入力したURLに移動します.
メニューを使うとウェブブラウザに表示することもできます.

5-2-2 コンテキストメニュー

ツールバーにない機能のみ列挙します.

 テキストをコピー
選択テキストをクリップボードにコピーします.

 リンクををコピー
マウス直下のリンクURLをクリップボードにコピーします.

 テキストをブックマーク検索
選択テキストをブックマーク検索します.

5-3 ミニタグクラウド

表示アイテムに定義された分類タグをクリッカブルテキストとして表示します.
分類タグをクリックするとタグクラウドと同様に同じタグ名のアイテムをリストアップします.
また,タグクラウドと同じコンテキストメニュー操作を行うこともできます.

5-4 デートタイムピッカー(更新チェッカーエントリー項目のみ)

次回の更新チェック日時を変更します.
この操作は情報ボックスに表示されているアイテムだけでなく,ツリーもしくはリストのすべての選択アイテム(更新チェッカーエントリー項目のみ)に反映します.
ところで,更新チェック日時はチェック周期(%cycleマクロ))の値に依存しています.%cycleマクロを編集すると,次回チェック日時はシフトします.それ故,チェック日時の変更はチェック周期(%cycleマクロ))を確定してから行うようにしてください.

6 移動と整列


6-1 移動とコピー

アイテムの移動・コピー操作はすべてドラッグ&ドロップで行います.
ボタン動作
アイテムを移動する.
ドロップ場所にコンテキストメニューが表示されるので,移動かコピーを選択する.
ただし,以下の条件に該当するアイテムは移動することはできません.
  • "方向フラグ"INのブックマークに属するアイテム
  • "ブックマーク""スクラップ""ゴミ箱"アイテム
これらのアイテムは移動を選択しても強制的にコピーを行うように仕向けます.

6-2 整列

エレメントにより整列規則が違います.
エレメント整列規則
タイトル,URLアイテム種別ごとにグループ分けしてアルファベット順に
更新日時,訪問日時アイテム種別に関係なく時系列順に

6-2-1 全体整列

カラムヘッダをクリックするとリスト全体を整列します.
同じカラムヘッダを繰り返しクリックすると整列方向を切り替えます.
フォルダやFeedに%sortマクロを定義しておくと自動整列します.

6-2-2 部分整列

下記の修飾キーを押しながらカラムヘッダをクリックすると選択アイテムのみを整列します.
修飾キー整列方向
コントロールキー昇順
Altキー降順

6-2-3 リセット

シフトキーとともにカラムヘッダをクリックすると整列をリセットします.
注意
ただし,表示フォルダを移動すると整列は確定します.確定した整列は元にもどすことはできません.

7 アイテムの登録

以下に示す様々な方法を使って外部からiCBM3にアイテムを登録することができます.
"方向フラグ"OUTのブックマークに属するフォルダ(ゴミ箱を除く)にのみ登録できます.
詳しくは"オプション設定|ブックマーク|登録"を参照してください.

7-1 ドラッグ&ドロップ

対象を登録ウィンドウ"ドロップポケット"もしくはメインウィンドウ"アイテムリスト""フォルダツリー"にドラッグ&ドロップします.

ドラッグドロップ登録
ブラウザのアドレスボックスのアイコン
ウェブページのリンク(1)
Link
アイテムリスト
フォルダツリー
一般アイテム/チェックアイテム
FeedFeed
Getフォルダ&一般アイテム
ローカルディスクのお気に入りファイルLink
アイテムリスト
フォルダツリー
一般アイテム/チェックアイテム
ローカルディスクのファイル/フォルダLink
アイテムリスト
フォルダツリー
実行ファイル
ウェブページのOPMLリンク(1)Feedフォルダ&Feed
ローカルディスクのOPMLファイル(2)Feed
ローカルディスクのHTMLファイルGetフォルダ&一般アイテム
注意1
Opera 6~12はOLEドラッグ&ドロップに対応していないので実行できません.
注意2
OPMLファイルは"オプション設定|ブックマーク|登録"からブックマークとして登録することもできます.

7-1-1 "Link"ポケット,アイテムリスト,フォルダツリーにドロップした場合

新規作成ダイアログが開くので所定の操作を行います.

7-1-2 Feedを"Feed"ポケットにドロップした場合

ドラッグ元がFeedリンクではない場合はその中からFeedリンクを自動探索します.

上のような新規作成ダイアログが開くので以下に示す操作を行います.

タイトルの設定
自動スイッチをオンにするとFeedから既定名を取得します.

RSSの選択
ドロップダウンメニューを使ってアドレスを選択します.
Podcastを含むFeedの場合は"RSS 2.0"を選びます.

その他
その他の入力は通常の新規作成コマンドと同じです.

7-1-3 OPMLを"Feed"ポケットにドロップした場合


上のような新規作成ダイアログが開くので所定の操作を行います.

7-1-4 "Get"ポケットにドロップした場合

リンク抽出を行なって,"[抽出]~"という名称のフォルダに格納します.
詳しくは"オプション設定|リンク抽出"を参照してください.

7-2 コンテキストメニュー

ウェブブラウザのコンテキストメニューからアイテム登録リンク抽出検索を実行できます.

7-3 コマンドライン引数

iCBM3の起動オプションからアイテム登録リンク抽出検索を実行できます.

8 更新チェック


8-1 手動更新チェックと自動更新チェック

方法操作対象
手動開始ボタン一般アイテム,休止Feed
チェックアイテム,活動Feed
自動更新チェックタイマーチェックアイテム,活動Feed
手動更新チェックしたアイテムはすべて"更新チェッカー"にエントリーされ自動更新チェックのスケジュールに組み込まれます.
エントリーアイテムであっても手動更新チェックすることは可能です.ただし,自動更新チェックのスケジュールとかぶった場合は自動更新チェックを1回休みます.
自動更新チェックの周期は"オプション設定|更新チェック|自動更新チェック|基本周期"もしくは%cycleマクロにて設定します.
エントリーを解除するにはアイテムを選択して解除コマンドを実行します.

8-2 一般アイテムとチェックアイテム

一般アイテムとチェックアイテムの更新チェックには,対象全体の変化を見つける"全体チェック"と,対象の一部分の変化を見つける"部分チェック"の二つの方法があります.

8-2-1 全体チェック

対象全体のMD5ハッシュ値の変化から更新の有無をチェックします.
全体チェックの場合は,対象全体をバイナリーデータとして読み込むので,書式はHTML/テキストに限定する必要はありません.例えば画像やZIPファイルを対象にしても構いません.

%checkマクロの定義
後述する部分チェックと区別するために,全体チェックは少なくとも引数なしの%checkマクロを記述して置く必要があります.
%check[]
注意
urlサブキーresetサブキーreadサブキーの引数はあっても構いません.
更新チェックを初めて行う一般アイテムに%checkマクロの記述が見つからない場合は自動的に引数なしの同マクロを自動挿入します.

8-2-2 部分チェック

ユーザーが指定した対象の一部分のMD5ハッシュ値の変化から更新の有無をチェックします.
部分チェックの場合は,チェックする範囲を明確に指定する必要があるので,書式は必ずHTML/テキストでなければなりません.

%checkマクロの定義
部分チェックを行う範囲は,%checkマクロkeywordサブキーで定義します.
%check[keyword=@ri <h1>.+?ver(.+?)<\/h1>]

編集ダイアログ

マクロ入力支援メニューからkeywordサブキーを選択すると専用編集ダイアログが開きます.
チェックする範囲を指定するキーワードが,対象のHTML/テキストをきちんと検索キャプチャできているか確認しながらkeywordサブキーを設定することができます.

 キーワード
ツールバー最初にあるキーワード入力欄にチェックする範囲を指定する検索パターンを入力します.

入力書式
{検索オプション} {文字列}
{検索オプション}は必ず{文字列}の前に記述します.
{検索オプション}と{文字列}の間に一つ以上のスペースを挿入します.
{検索オプション}を省略すると,{文字列}の内容から類推して,"ris"もしくは"rim"が自動的にセットされます.

検索オプション
@{記号1}{記号2}...
{検索オプション}は"@"の後に下記の{記号}を組み合わせて記述します.
{記号}の記述順や大小文字の違いを気にする必要はありません.
ただし,{記号}と{記号}の間にスペースや文字を挿入すると正しく認識できません.
{記号}説明
r正規表現で文字列を記述する
n通常表現で文字列を記述する(デフォルト値)
i英文大小文字を区別しない(両表現で使用可)
s改行も一般文字とみなす(正規表現のみ使用可)
m各行で^と$を認識する(正規表現のみ使用可)
b末尾から検索を実行する(正規表現のみ使用可)
  • {記号}は手動入力する以外に,コンテキストメニューから挿入することもできます.

確認
キーワードを入力してエンターキーを押すと,対象のHTML/テキストに検索をかけて,チェック範囲をハイライト表示&最初の一致位置にキャレットを移動します.
チェック範囲がこれで良ければ確定ボタンをクリックして,編集ダイアログを抜けます.

 FindNext.png 前進検索
キャレット位置より後の一致位置に移動します.

 FindPrev.png 後退検索
キャレット位置より前の一致位置に移動します.

 Copy.png コピー
選択した文字列をキーワード入力欄の末尾にコピーします.

 Macro.png 確定
キーワード入力欄の内容をkeywordサブキーにセットして,編集ダイアログを抜けます.
操作をキャンセルして抜ける場合は,ダイアログのクローズボックスで終了します.

エンコード
文字コードを自動取得できない場合は%checkマクロencodeサブキーで定義します.
%check[encode=utf8]

チェックアドレスと表示ページアドレスが異なる場合
チェックアドレスと表示ページアドレスが異なる場合は%checkマクロurlサブキーで定義します.
%check[url=http:\/\/lunapedia.lunascape.jp\/index.php?title\=Lunascape6]

ダイナミックタイトル/コメント
keywordサブキーでキャプチャした内容を動的にtitlecommentに流しこみます.
%check[title=Firefox {keyword}]
%check[comment={modified} {keyword}]
置換子説明
{keyword}キャプチャ内容
{$N}キャプチャ内容のN番目のグループ文字列
{$&}キャプチャ内容の全体文字列
{modified}更新日時
注意
titleサブキーは内容をすべて書き換えるのに対し,commentサブキーは内容の末尾に追加します.

ポップアップメッセージ
keywordサブキーで取得した文字列を動的に%popupマクロに流しこみます.
%check[popup={keyword}]
注意
popupサブキーは内容をすべて書き換えます.

8-3 Feed


8-3-1 記事の更新

新着記事を読み込む条件は以下の通りです.
  • すべての記事とアドレスが重複せず,かつ一番古い記事より更新日時が新しい.
  • 既存記事とアドレスが重複しているが,その記事の更新日時より新しい.
前者はごく一般的な新着記事ですが,後者は新聞社やテレビ局が配信するニュース記事で時々見かけるシチュエーションです.同じ主題のニュースをURL固定のまま時々刻々書きたしていくため,このような条件も新着とみなす必要があるのです.
後者の記事を読み込み禁止にする場合は%feedマクロignoreサブキーを定義します.
%feed[ignore=url]

8-3-2 記事の書式

記事本文をどのような書式で取得するかは%feedマクロcommentサブキーで定義します.
%feed[comment={description}]
%feed[comment={content:encoded}]
{...}部分が取得するべき要素を指定する"置換子"です.

8-3-3 記事の廃棄

Feedに保存できる最大記事数を%feedマクロpagesサブキーで定義します.
%feed[pages=50]
記事数がこの値を超えると古い記事から廃棄していきます.

8-3-4 タグの自動取得

分類タグを読み込むには置換子"{dc:subject}"等を使って%tagsマクロを記述します.
%feed[comment={content:encoded} %tags[{dc:subject+\;}]]
"はてなブックマーク - 人気エントリー"の分類タグを読み込むには特別な置換子"{$hatena}"を使って%tagsマクロを記述します.
%feed[comment={content:encoded} %tags[{$hatena}]]

8-3-5 Podcast

Podcastを読み込むには%feedマクロpodcastサブキーを定義します.
%feed[podcast={enclosure#1}]

9 分類タグ

分類タグの概念は以下の説明が非常にわかりやすいので御覧ください.

9-1 定義

分類タグはアイテムのコメント欄に%tagsマクロとして定義します.
%tags[ほげほげ;はげはげ]

9-2 タグクラウド

すべての分類タグを集計してタグクラウドにリストアップします.
iCBM3のタグクラウドは上段のデフォルトタグと下段の通常タグに分かれます.
デフォルトタグは定義の有無に関わらず必ず表示する分類タグです.よく使う分類タグを通常タグに混在させると,タグの大海原に埋没してしまうので,このように区別しています.設定は"オプション設定|タグ|タグクラウド|デフォルトタグ"で行います.
通常タグは定義のある分類タグです.ただし,すべての分類タグを表示しているわけではありません.ソーシャルブックマークで収集した雑多な分類タグすべてをリストアップしてしまうと,逆に分類の妨げになることがあります.そこで,あるパターンに該当する分類タグは表示前にスクリーニングをかけています.設定は"オプション設定|タグ|タグクラウド|排除するタグ"で行います.
ソーシャルブックマークから分類タグを収集すると同じ意味をもつのに別々の分類タグとして集計してしまうことがあります.例えば,"科学","サイエンス","science"と別々に定義されていると逆に所望のアイテムを見つけづらくなると言うジレンマに陥ります.そんな不満を解消するために,これらの分類タグを一つに束ねるタグバインダー機能を設けました.束ねた分類タグをひとつの代表タグに集約します.設定は"オプション設定|タグ|タグクラウド|バインダー"で行います.

9-2-1 ツールバー


 Tags.png タグクラウドを最新に
手動でタグクラウドの集計を最新の状態に更新します.

 整列方法
タグクラウドの整列順を設定します.
タグ名昇順
タグ名降順
定義数昇順
定義数降順

 最小値&最大値
タグクラウド表示条件とフォントサイズを決める最小値&最大値を設定します.
定義数が最小値以下のタグは表示しません.一方,最大値に関する足切りはありません.
フォントサイズは以下の式から算出します.
フォントサイズ(%) = 100 + ( R - 100 ) * ( 定義数 - 最小値 ) / ( 最大値 - 最小値 )
  • 最大値 <= 最小値,定義数 <= 最小値,R <= 100 の場合は上式の第2項をゼロとみなします.
  • Rは外観設定のTagCloud\fontsize\maxで設定します.
つまり,定義数=最小値の場合はフォントサイズが100%,定義数=最大値の場合はR%となる仕組みです.

 Min&Max
Min&Maxボタンをクリックすると,リストアップしたタグの最小宣言数&最大宣言数を上記の最小値&最大値にセットします.

9-2-2 コンテキストメニュー


 Tags.png タグクラウドを最新に
ツールバーの説明を参照.

 タグをコピー
アクティブな分類タグの名称をクリップボードにコピーします.

 タグを選択項目に追加
アクティブな分類タグを選択したアイテムの%tagsマクロに追加記録します.

9-3 ミニタグクラウド

情報ボックス下部にそのアイテムに定義した分類タグを表示します.
クリックやコンテキストメニューは基本的にメインのタグクラウドと同じ動作をします.

10 マクロ

マクロは更新チェックなどのコマンドにパラメータを渡す役目を果たします.
マクロはアイテムのコメント本文といっしょに以下のような書式で記述します.
%マクロ名[パラメータ]
%マクロ名[サブキー1=パラメータ1;サブキー2=パラメータ2;...]
"パラメータ値"'にデリミタ文字を使用する場合は"\"を使ってエスケープしておく必要があります.
[ ] ; = /

%args

  • 記述場所:実行ファイル
%args[起動オプション]
実行ファイルの起動オプションを設定します.

%check

  • 記述場所:チェックアイテム
チェックアイテムの更新チェックに関するパラメータを設定します.
検査方法記述可能サブキー
全体チェックなし,url,reset,read
部分チェック全部(keywordサブキーは必須)

keyword

%check[keyword=キーワード]
部分チェックする範囲を設定します.
キーワード入力の詳細はこちらを参照してください.

title, comment, popup

%check[title=テンプレート]
%check[comment=テンプレート]
%check[popup=テンプレート]
部分チェックした範囲の内容を動的にタイトルやコメントや%popupに書き出します.
表示スタイルを決めるテンプレートは以下の"置換子"を使って記述します.
置換子説明
{keyword}キャプチャ内容
{$N}キャプチャ内容のN番目のグループ文字列
{$&}キャプチャ内容の全体文字列
{modified}更新日時
  • {keyword}には,keywordサブキーのキーワードが正規表現でかつグループを定義しているならば,グループ文字列を展開します.一方,グループを定義していないならば,全体文字列を展開します.
  • titlepopupサブキーは,内容をすべて書き換えるのに対し,commentサブキーは,内容の末尾に追加します.


Firefoxの更新チェック結果をタイトルに反映させる設定
%check[keyword=product\=firefox-([0-9.]+)-;title=Firefox {$1}]
keywordサブキーで取得した1番目のグループ文字列(バージョン番号)を{$1}に展開します.

更新があるたびにコメントに更新日時を追加記録する設定
%check[comment=更新日時:{modified}\r\n{keyword}]
テンプレートに改行を記述するには"エスケープ文字"を使います.

encode

%check[encode=エンコード名]
文字コードを自動取得できない場合に手動定義します.
設定を省略すると"オプション設定|ソケット|パラメータ|既定エンコード"の値を代用します.

url

%check[url=チェックアドレス]
チェックアドレスと表示ページアドレスが異なる場合に手動定義します.

reset

%check[reset=状態]
チェック前に(未読|既読)状態にします.
状態説明
read最新・新着・未読記事を既読状態に
unread最新・新着記事を未読状態に
(定義なし)同上

read

%check[read=条件]
チェックアイテムを訪問(読了)したとみなす条件を設定します.
条件説明
infobox情報ボックスに表示したら訪問(読了)とみなす
browserブラウザに表示したら訪問(読了)とみなす
copyタイトルなどをコピーしたら訪問(読了)とみなす
(定義なし)同上

%cycle

  • 記述場所:Feed,チェックアイテム
%cycle[周期]
自動更新チェックの周期を設定します.
設定を省略すると"オプション設定|更新チェック|自動更新チェック|基本周期"の値を代用します.

単位

周期1日1時間1分
記号dhm
これらの記号と数値を組み合わせて周期を記述します

符号

符号動作
負値iCBM3を起動直後に更新チェックを行い,
その後は|周期|の間隔で更新チェックを行います.
ゼロiCBM3を起動直後に更新チェックを行い,
終了するまでは2度とチェックを行いません.
正値周期の間隔で更新チェックを行います.


1週間周期
%cycle[7d]

1時間半周期(起動時もチェック)
%cycle[-1h30m]

30分周期
%cycle[0.5h]

3時間周期
%cycle[3]
記号が見つからない場合は1時間単位と見なします.

%display

  • 記述場所:フォルダ,Feed,一般アイテム,チェックアイテム
情報ボックス/ブラウザパネルの表示内容を設定します.

child, me


child
フォルダやFeedの子アイテムの表示内容を設定します.
%display[child=テンプレート名]
%display[child=>]

me
アイテム自身の表示内容を設定します.
%display[me=テンプレート名]
%display[me=>]

引数
引数説明
テンプレート名ブラウザ表示用テンプレートを参照
>アイテムのアドレスを表示します.

url

%display[url=環境変数"[U]"に渡すアドレス]
環境変数"[U]"に渡すアドレスを設定します.

css

%display[css=外部スタイルシートのアドレス]
環境変数"$css$"に渡すアドレスを設定します.
標準スタイル定義(iCBM3.css)では表現できないスタイルを外部ファイルから参照します..
定義したいスタイルが複数ある場合はサブキーを複数定義します.

%feed

  • 記述場所:Feed
Feedの更新チェックに関するパラメータを設定します.
設定を省略すると"オプション設定|更新チェック|%feedマクロ(既定値)"の値を代用します.

title, comment, url, podcast, modified

%feed[エレメント=読み込むデータ]
Feed記事の各エレメントにデータを読み込みます.
データは"置換子"とテキストを組み合わせて作成します.
"置換子"とはXML要素を"{..}"で囲んだもので,その位置にXML要素を読み込みます.
%feed[title={title}]
%feed[comment={description}]
%feed[url={link}]
%feed[podcast={enclosure}]
%feed[modified={dc:date}]

連結
同名XML要素を連結するには置換子を以下のように記述します.
{要素名+結合文字列}

例:分類タグを%tagsマクロとしてcommentに読み込む設定
%feed[comment=%tags[{dc:subject+\;}]]

選択
同名XML要素から特定の要素を選択するには置換子を以下のように記述します.
{要素名#通し番号}

例:enclosureの2番目の要素をPodcastに読み込む設定
%feed[podcast={enclosure#2}]

整形関数
XML要素を代入する前に整形を施すには置換子を以下のように記述します.整形関数は複数定義することもできます.そのとき,整形関数は左側(1文字目)から実行されます.一般的な数学関数の適用順とは異なるので注意してください.
{整形関数&要素名}
整形関数説明
pHTMLテキストを平文化
P平文テキストをHTML化
hHTMLエンコード
HHTMLデコード
uURLエンコード
UURLデコード
diCBM3の日時書式に変換(1)
eマクロ引数用のエスケープ
r無駄な改行除去
tトリミング
(開始,長さ)要素文字列の指定箇所を取得
注意1
日時要素に限定

例:著者名を%popupマクロとしてcommentに読み込む設定
%feed[comment=%popup[{pe&dc:creator}]]

はてなブックマーク
"はてなブックマーク"から分類タグを読み込むには特別な置換子"{$hatena}"を使って%tagsマクロを記述します.
%feed[comment=%tags[{$hatena}]]
この機能はFeed記事を読み込んだ後に"はてなブックマークエントリー情報取得API"から当該URLのブックマーク情報を取得するコールバック方式で実現しています.

コールバック関数の動作原理
  1. hatena_api_urlからFeed記事のURLに関するブックマーク情報(JSON)を読み込む
  2. 総ブックマーク数がhatena_api_min_usersに満たない場合は取得を保留する
  3. タグ名称と宣言数の統計を計算(サンプリングは古いものからhatena_api_max_usersを上限とする)
  4. 宣言数がhatena_api_cutoff_tags以下のタグを切り捨てる
  5. 宣言数が多い順に上位hatena_api_top_tagsまでのタグを置換子"{$hatena}"に書き込む
取得を保留したり失敗した場合は,次回の更新チェックの際に再取得を試みます.また,それらの記事を選択して選択項目のチェック開始を実行することで再取得することもできます.こちらの方法は,既に取得済みの場合でも実行できるので,ブックマーク数が増えた最新の状態を取得する用途に便利です.

clip

Feed記事に本文(description要素等)がなかったり,本文が要約されすぎて物足りない場合に,記事本体のURLから直接コンテンツを取得するための機能です.
本機能も上述の"はてなブックマーク"から分類タグを取得するやり方と同じくコールバック方式で動作するので,まずcommentキーに特別な置換子"{$clip}"を定義しておきます.
%feed[comment={$clip}]
さらに,記事本体のコンテンツをどのように切り取るかをclipキーにより定義します.
%feed[clip=検索テキスト/置換テキスト]
検索テキストと置換テキストはメインウィンドウ/ツールバーのテキストコンバーターコマンドと同じ書式で入力します.ただし,検索オプションを省略すると,記述内容から類推して,"ris"もしくは"rim"が自動的にセットされます.また,置換オプションに関しては,どのような場合でも強制的にクリッピングモードで動作するようになっていますので注意してください.
%feed[clip=検索テキスト]
置換テキストは上記のように省略することもできます.その場合は置換テキストを
@cf $1
としたことと同じ結果を齎します.
clipキーは複数定義することができます.
その場合,切り取った文章は定義順に連結して"{$clip}"に書き込みます.

pages

%feed[pages=最大記事数]
Feedに保存できる最大記事数を設定します.
最大記事数動作
>0更新チェック時に指定数を超えないように調整します
-1無制限に記事を蓄積します
0更新チェック時に過去記事をすべて削除します.

ignore

%feed[ignore=エレメント]
新着記事のエレメントが既存記事と同じもしくは条件に合致するならば読み込みません.
エレメント説明
titleタイトルが既存記事と同じ
urlURLが既存記事と同じ
podcastポッドキャストアドレスが既存記事と同じ
future新着記事の更新日時が未来の場合
ignoreキーは複数定義することができます.

exclude

%feed[exclude=エレメント/検索テキスト]
エレメントが検索テキストに一致する場合は読み込みません.
エレメント説明
titleタイトルが検索テキストに一致
commentコメントが検索テキストに一致
urlURLが検索テキストに一致
podcastポッドキャストアドレスが検索テキストに一致
allすべてのエレメントのどれかが検索テキストに一致
検索テキストはエディタパネル検索テキストと同じ書式で入力します.ただし,検索オプションを省略すると,記述内容から類推して,"ris"もしくは"rim"が自動的にセットされます.
excludeキーは複数定義することができます.
複数定義した場合はどれかひとつでも合致すれば機能を果たします.

include

%feed[include=エレメント/検索テキスト]
エレメントが検索テキストに一致する場合のみ読み込みます.
定義方法はexcludeの場合と同じです.
includeキーは複数定義することができます.
複数定義した場合はどれかひとつでも合致すれば機能を果たします.

watch

%feed[watch=エレメント/検索テキスト]
エレメントが検索テキストに一致する場合にリスト表示色を変更します.
表示色は外観設定ファイルで設定します.
定義方法はexcludeの場合と同じです.
watchキーは複数定義することができます.
複数定義した場合はどれかひとつでも合致すれば機能を果たします.

replace

%feed[replace=エレメント/検索テキスト/置換テキスト]
エレメントの検索テキストに一致する部分を置換テキストに書き換えます.
エレメント説明
titleタイトルをテキスト置換
commentコメントをテキスト置換
urlURLをテキスト置換
podcastポッドキャストアドレスをテキスト置換
clipclipパラメータで取得した文字列をテキスト置換
検索テキストと置換テキストはメインウィンドウ/ツールバーのテキストコンバーターコマンドと同じ書式で入力します.ただし,検索オプションを省略すると,記述内容から類推して,"ris"もしくは"rim"が自動的にセットされます.
replaceキーは複数定義することができます.
複数定義した場合は定義順に書き換えします.

format

%feed[format=日時書式]
日時表記が標準と異なる場合に書式を設定します.
日時書式は"カスタムの日付と時刻の書式指定文字列"などを参考にしてください.

reset

%feed[reset=状態]
チェック前にFeed記事を(未読|既読)状態にします.
状態説明
read最新・新着・未読記事を既読状態に
unread最新・新着記事を未読状態に
(定義なし)同上

read

%feed[read=条件]
Feed記事を訪問(読了)したとみなす条件を設定します.
条件説明
browserブラウザに表示したら訪問(読了)とみなす
infobox情報ボックスに表示したら訪問(読了)とみなす
auto記事がある場合はinfoboxと同じ
記事がない場合はbrowserと同じ
copy記事のタイトルなどをコピーしたら訪問(読了)とみなす
(定義なし)同上

icon

%feed[icon=アイコン番号]
Feed記事のアイコンを明示的に指定します.
この設定を省略するとicon=1を設定したとみなします.

%login

  • 記述場所:Feed,チェックアイテム
ユーザー認証付き更新チェックのためのユーザーIDとパスワードを設定します.
ユーザーIDとパスワードは編集時以外は安全のため暗号化されています.

basic

%login[basic=ユーザーID:パスワード]
BASIC認証のIDとパスワードを設定します.

wsse

%login[wsse=ユーザーID:パスワード]
WSSE認証のIDとパスワードを設定します.

%news

  • 記述場所:チェックアイテム,Feed
更新チェック結果を"速報ニュース"に表示する際の条件を設定します.
設定を省略すると"オプション設定|シーケンサー|速報ニュース"の値を代用します.

permit

%news[permit=条件]
表示条件を設定します.
条件説明
なし表示しない
最新一番最近の更新チェックで取得した新着アイテムのみ
新着新着アイテムのみ
未読未読アイテムのみ
全部すべてのアイテム

expire

%news[expire=期限]
表示期限を設定します.
記述方法は%cycleマクロと同じです.

例:12時間以内に更新された未読項目を表示する設定

%news[permit=未読;expire=12]

%popup

  • 記述場所:全アイテム
%popup[ポップアップメッセージ]
アイテム上でマウスを静止したときに表示するポップアップメッセージを設定します.

%select

  • 記述場所:フォルダ,Feed
%select[インデックス]
フォルダやFeedを開いたときに選択するアイテムを設定します.
ただし,前の操作でアイテムを既に選択している場合はそちらを優先します.
インデックス動作
≧0インデックスのアイテムを選択(先頭項目=0とする)
-1Feed記事の新着項目のなかで最も更新日時が古いアイテムを選択
-2Feed記事の未読項目のなかで最も更新日時が古いアイテムを選択
-3最後尾のアイテムを選択
-4選択しない

%send

  • 記述場所:フォルダ,Feed
フォルダやFeedの子アイテムをまとめてブラウザに送る条件を設定します.

max

%send[max=最大数]
フォルダやFeedごとに送ることができる最大数を設定します.
全体の最大数は"オプション設定|送る|ブラウザへ|同時表示数"から設定します.

permit

%send[permit=条件]
送出条件を設定します.
条件説明
なし送らない
最新一番最近の更新チェックで取得した新着アイテムのみ
新着新着アイテムのみ
未読未読アイテムのみ
全部すべてのアイテム
設定を省略すると"オプション設定|送る|ブラウザへ|フォルダ/Feed"の値を代用します.

%sort

  • 記述場所:フォルダ,Feed
%sort[エレメント=方向]
フォルダやFeedを開くときに子アイテムを整列します.
エレメント説明
titleタイトル
urlURL
modified更新日時
visited訪問日時

方向説明
up昇順
down降順
注意
本当は"昇順=ascending","降順=decending"が正しい表現なのですが,長いしスペル間違いを犯しそうなので誤りを承知の上で上記のごとく表記しています.

例:更新日時が新しい順に整列する設定

%sort[modified=down]

%tags

  • 記述場所:全アイテム
%tags[タグ1;タグ2;タグ3;...]
%tags[タグ1]
%tags[タグ2]
%tags[タグ3]
...
分類タグを定義します.
複数のタグは"セミコロン"で連結して記述するか分かち書きします.

%temp

  • 記述場所:ブラウザブックマークの特殊アイテム/フォルダ
%temp[フラグ=値]
フラグ説明
firefox_smartMozilla Firefox 3~のスマートブックマーク項目(値なし)
ie_actual_nameInternet Explorerのお気に入りのフォルダパス名
ie_slice_feedInternet Explorer 8~のウェブスライス項目のFeedUrl
opera_bar_posOpera ~12のツールバー項目の位置情報
special_folder特殊フォルダの種別
ブラウザブックマークの特殊アイテム/フォルダを認識するためのフラグを記述します.このマクロはブックマークを読み込む時にiCBM3が自動的に記述しますので,ユーザーが直接編集する必要はありません.また,アイテムを別の場所に移動/コピーする際も,自動的にこのマクロだけ消去してくれます.つまり,このマクロをユーザーが触れる必要はありません.

11 オプション設定


11-1 ブックマーク


11-1-1 登録

ブックマーク(お気に入り)をフォルダツリーに登録します.
ブラウザVer.説明場所(簡略表記)
Microsoft Edge79.0.309.65~ {LocalData}\Microsoft\Edge\User Data\Default\Bookmarks
Google
Chrome
  {LocalData}\Google\Chrome\User Data\Default\Bookmarks
Mozilla
Firefox
1~2 {MozData:プロファイル名}\bookmarks.html
3~ {MozData:プロファイル名}\places.sqlite
3~バックアップ{MozData:プロファイル名}\bookmarkbackups\*.json
Vivaldi  {LocalData}\Vivaldi\User Data\Default\Bookmarks
Opera6~9 {AppData}\Opera\Opera\profile\opera6.adr
10~12 {AppData}\Opera\Opera\bookmarks.adr
10~12ニュース{LocalData}\Opera\Opera\mail\index.ini
25~ {AppData}\Opera Software\Opera Stable\Bookmarks
Lunascape4~ {AppData}\Lunascape\Lunascape{Ver}\Profile\Favorite\*.ld2
Sleipnir1 {ProgramFiles}\Sleipnir\user\{UserName}\Favorite.sfv
Sleipnir2 {AppData}\Fenrir & Co\Sleipnir\Favorite.ffv
Sleipnir3~ {AppData}\Fenrir Inc\Sleipnir{Ver}\setting\client\favorite3.json
Internet Explorer6~フォルダ{Favorites}
iCBM3 スクラップ{Settings}\scrap.opml
 ゴミ箱{Settings}\trash.opml

方向
選択したブックマークの"方向フラグ"を切り替えます.
方向フラグ同期コマンドの動作アイテムの作成・編集・移動・削除
INブックマークからiCBM3に同期入力不可
OUTiCBM3からブックマークに同期出力可能
以下のブックマークは"方向フラグ"を変更できません.
  • スクラップやゴミ箱はフラグをINにできません.
  • エクスポート機能のないブックマークはフラグをOUTにできません.
注意
Ver.0.217bよりしばらくの間はMozilla FirefoxのSQLiteとJSON形式についてフラグ変更を禁止します.

追加
ブックマークをリストに追加登録します.
メニュー説明
ブックマーク(IE以外)IE以外のブックマークファイルを登録(ファイルオープンダイアログ)
お気に入り(IE)IEのお気に入りファイルをフォルダ単位で登録(フォルダオープンダイアログ)
新規OPML新規OPMLファイルを登録(ファイル保存ダイアログ)
通常はリスト末尾に追加しますが,以下の様な操作を行うこともできます.
選択項目修飾キー作成位置
あり&なしなしリスト末尾
ありコントロールキー選択位置直後
ありシフトキー選択項目と置換

削除
選択したブックマークをリストから削除します.
一時的に登録から除外するだけならば削除ではなくチェックマークをオフにするべきです.
注意
スクラップ&ゴミ箱は削除できません.

編集
選択したブックマークのアイコンとタイトルとコメントを編集します.

▲・▼
選択したブックマークのツリー表示順を変更します.

F2キー
選択したブックマークのタイトルをインライン編集します.

11-2 ブラウザ


11-2-1 登録

ブラウザをツールバーに登録します.
引数にURLをセットできるのならば,下記以外のアプリケーションを登録することも可能です.
ブラウザVer.場所(簡略表記)
Microsoft Edge79.0.309.65~{ProgramFiles}\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe
Google Chrome {ProgramFiles}\Google\Chrome\Application\chrome.exe
Mozilla Firefox {ProgramFiles}\Mozilla Firefox\firefox.exe
Vivaldi {LocalData}\Vivaldi\Application\vivaldi.exe
Opera6~12{ProgramFiles}\Opera\opera.exe
15~{ProgramFiles}\Opera\launcher.exe
Lunascape {ProgramFiles}\Lunascape\Lunascape{Ver}\Luna.exe
Sleipnir1{ProgramFiles}\Sleipnir\Sleipnir.exe
Sleipnir2{ProgramFiles}\Fenrir & Co\Sleipnir\bin\Sleipnir.exe
Sleipnir3~{ProgramFiles}\Fenrir Inc\Sleipnir{Ver}\bin\Sleipnir.exe
Internet Explorer {ProgramFiles}\Internet Explorer\iexplore.exe
スクリプト {iCBM3}\scripts\*.js
{iCBM3}\scripts\*.vbs

タイトル
選択したブラウザのタイトルを設定します.

オプション
選択したブラウザのコマンドラインオプションを設定します.

既定
選択したブラウザをデフォルトブラウザに設定します.
デフォルトブラウザとはアイテムをダブルクリックしたときに表示するブラウザです.
デフォルトブラウザに設定した項目は太字表示されます.

追加
ブラウザ/アプリケーションをリストに追加登録します.
通常はリスト末尾に追加しますが,以下の様な操作を行うこともできます.
選択項目修飾キー作成位置
あり&なしなしリスト末尾
ありコントロールキー選択位置直後
ありシフトキー選択項目と置換

削除
選択したブラウザをリストから削除します.
一時的に登録から除外するだけならば削除ではなくチェックマークをオフにするべきです.
注意
デフォルトブラウザは削除できません.

▲・▼
選択したブラウザのツールバー表示順を変更します.

F2キー
選択したブラウザのタイトルをインライン編集します.

11-3 送る

ツリーやリストの選択アイテムをブラウザに表示するための設定を行います.

11-3-1 フィルタ

ブラウザに送るアイテムをフィルタリングします.

最大数
一度に送ることができる最大アイテム数を設定します.
%sendマクロmaxサブキーを使って個別設定することもできます.

フォルダ
フォルダを選択して,子アイテムを送るときの条件を設定します.
%sendマクロpermitサブキーを使って個別設定することもできます.

Feed
Feedを選択して,Feed記事を送るときの条件を設定します.
%sendマクロpermitサブキーを使って個別設定することもできます.

11-3-2 URL整形

修飾キーを押しながらブラウザボタンをクリックすると,事前に登録したテンプレートに従ってURLを加工してブラウザに送り出します.
テンプレートの記述方法はこちらを参照してください.

11-4 ツリー&リスト


11-4-1 ツリー


起動時に前回のツリーの開閉状態を再現する
起動時に前回のツリーの開閉状態を再現するか否かを設定します.

11-4-2 リスト


起動時に前回のリストの選択状態を再現する
起動時に前回のリストの選択状態を再現するか否かを設定します.

フォルダやタグクラウドを開いた時に先頭項目を選択する
フォルダやタグクラウドを開いた時に自動的に先頭アイテムを選択するか否かを設定します.ただし,Feedに関しては記事の読了を勝手に操作されたくないので,この動作の対象から除外します.
フォルダごとに個別の動作をさせたい場合は%selectマクロを定義してください.

11-4-3 ホームポジション

ホームポジションを設定します.
現在地をセットボタンをクリックすると,現在表示しているフォルダや検索列挙コマンドをセットします.

起動時にホームポジションを表示する
起動時にホームポジションを表示するか否かを設定します.
このスイッチをオフにした場合は,前回終了時の表示を再現します.

11-5 ソケット

インターネット接続ソケットに関する設定をします.

11-5-1 接続


最大接続数
同時に接続できるソケットの最大数を設定します.

タイムアウト
接続を諦めるタイムアウト時間を設定します.

最大試行回数
接続失敗しても再接続を行いたい場合の最大回数を設定します.
注意
この値は初回接続も含むので,最大試行回数=再試行回数+1となります.

遅延時間
接続失敗して再接続を行うまでの遅延時間を設定します.

11-5-2 パラメータ


ユーザーエージェント
HTTPヘッダに記述するユーザーエージェントを設定します.

プロキシ:ポート
プロキシ&ポートを定義すると,すべての接続をプロキシ経由で行います.
未定義の場合は直接接続します.

既定エンコード
文字コードを自動取得できない場合に手動定義します.
%checkマクロencodeサブキーを使って個別設定することもできます.

11-6 更新チェック


11-6-1 自動更新チェック

%cycleマクロを使って個別設定することもできます.

スイッチ
自動更新チェックを行うか否かを設定します.
実行しない
起動時のみ実行
周期的に実行

基本周期
更新チェック周期を時間単位で設定します.
更新チェックは次の不等式が成立するときに実行します.
(現在日時) - (前回チェックした日時) > (基本周期)

11-6-2 %feed マクロ (既定値)

%feedマクロの既定値を設定します.

11-7 シーケンサー


11-7-1 通知ウィンドウ

新着アイテムの見出しをスライドショー風に次々と表示します.

自動的に開く
自動チェック終了時に自動的にウィンドウを表示するか否かを設定します.
注意
手動チェック終了時は表示しません.

トレイ収納時のみ
メインウィンドウが最小化されている時のみ表示するか否かを設定します.

全画面時オフ
他のソフトが全画面モードのときに,通知ウィンドウが表示を遮らないようにします.
ただし,マルチディスプレイ環境で,全画面モードになっているディスプレイと通知ウィンドウのディスプレイが異なる場合は通常通り表示します.

自動的に閉じる
終端に来たら自動的にウィンドウを閉じるか否かを設定します.
見出しをクリックしたときにウィンドウを閉じるか否かもこの設定に準じます.
ただし,コントロールキーを押しながらクリックをするとこの設定を無視します.

表示位置
通知ウィンドウをどこに表示するかを設定します.
コンボボックスの表示名は,マルチディスプレイに対応して,(ディスプレイの四隅のどこか)+(ディスプレイ番号)という意味です.

表示時間
スライドショー1ページあたりの表示時間を秒単位で設定します.
ただし,ウィンドウ上にマウスが静止している時は時計が止まります.

遅延時間
自動チェック終了後にウィンドウを表示するまでの遅延時間を秒単位で設定します.

最大横幅
ウィンドウの最大横幅をピクセル単位で設定します.

最大記事数
スライドショー1ページあたりに表示できるFeedの最大記事数を設定します.

11-7-2 速報ニュース

ステータスバーに更新アイテムの見出しを電光掲示ニュースのように次々と表示します.
速報ニュースはここで設定するパラメータに従って自動表示する以外に,手動で見出しを切り替えることもできます.
表示操作
古い更新日時のアイテムマウスホイール下へ / Ctrl+Left
新しい更新日時のアイテムマウスホイール上へ / Ctrl+Right

表示条件
表示条件を設定します.
なし速報ニュースを表示しない
最新一番最近の更新チェックで取得した新着項目のみ
新着新着項目のみ
未読未読項目のみ
全部すべてのチェックアイテムとFeed記事
%newsマクロpermitサブキーを使って個別設定することもできます.

表示期限
表示期限を設定します.
%newsマクロexpireサブキーを使って個別設定することもできます.

移動速度
スクロール表示する速さを設定します.

表示時間
次のニュースに移るまでの時間を秒単位で設定します.
ただし,ニュース上にマウスが静止している時は時計が止まります.

遅延時間
速報ニュースを中断した時に再開するまでの遅延時間を秒単位で設定します.

更新日時を表示
ニュースの先頭に更新日時をつけるか否かを設定します.

ツールチップを表示
ニュース上にマウスが静止している時に記事本文をポップアップ表示するか否かを設定します.

11-7-3 自動バックアップ


定期的に実行する
定期的に以下の項目のバックアップを行うか否かを設定します.
  • "方向フラグ"OUTのブックマーク
  • 更新チェックのデータベースファイルdatabase
  • 初期設定ファイル"iCBM3.XML" (後述するスイッチによる)

基本周期
バックアップの周期を時間単位で設定します.
バックアップは独立したタイマーで実行されるわけではありません.自動更新チェックの終了時に便乗して実行しています.それ故,ここでの設定はあくまでも目安とお考えください.

初期設定も保存
初期設定ファイル"iCBM3.XML"も保存するか否かを設定します.

11-8 リンク抽出


11-8-1 抽出条件

リンクを抽出する"HTMLタグの書式""許可キーワード"を設定します.
"許可キーワード"は正規表現を使って定義します.
そのとき,英字の大文字・小文字は区別しません.

11-8-2 追跡抽出

"追跡抽出"とは,起点となるHTMLからその中のHTMLリンクを辿って抽出を行う操作です.ただし,額面通りに追跡を行っていくと際限がなくなりますので,追跡は"同じドメイン内のリンクに限る"という条件を課しておきます.

追跡限界
起点となるHTMLから勘定して何巡目まで追跡を行うかを設定します.

子リンクのみ
起点から見て子リンクのみ追跡するか否かを設定します.

追跡拡張子
リンク追跡を行う拡張子を正規表現で定義します.

11-8-3 その他の条件


相対アドレスのみ抽出
相対アドレス表記のリンクのみを抽出するか否かを設定します.

抽出元アドレスをコメントに記録
抽出フォルダのコメントに抽出元アドレスを記録するか否かを設定します.

11-9 タグ


11-9-1 タグクラウド


デフォルトタグ
タグクラウドに常時表示しておく分類タグを設定します.
複数ある場合は"セミコロン"で連結して記述します.

排除タグ
タグクラウドから排除したい分類タグを定義します.
定義はエディタパネル検索テキストと同じ書式で入力します.ただし,検索オプションを省略すると,記述内容から類推して,"ris"もしくは"rim"が自動的にセットされます.
1行に書ききれない場合は複数行にわたって記述することもできます.その際,各行は論理和(or)の関係で結ばれます.

バインダー
複数の分類タグをひとつの"代表タグ名"に束ねます.
代表タグ名1=タグ1;タグ2;タグ3
代表タグ名2=タグ4
代表タグ名3=タグ5;タグ6
...

11-10 コピー


11-10-1 登録

ユーザー定義コピー項目を登録します.

タイトル
コピー項目のメニュータイトルを設定します.

ひな形
コピー項目のひな形を設定します.
ひな形の記述方法はこちらを参照してください.

追加
新規コピー項目をリストに追加登録します.
通常はリスト末尾に追加しますが,以下の様な操作を行うこともできます.
選択項目修飾キー作成位置
あり&なしなしリスト末尾
ありコントロールキー選択位置直後
ありシフトキー選択項目と置換

削除
選択コピー項目をリストから削除します.

▲・▼
選択コピー項目のメニュー表示順を変更します.

11-11 定義


11-11-1 登録

ブックマークの雛型ファイル名や各種ウェブサービスなどの定義を登録します.
名称説明
export_template_chromeGoogle Chromeのブックマーク雛型ファイル名
export_template_opera25Opera25以降のブックマーク雛型ファイル名
export_template_vivaldiVivaldiのブックマーク雛型ファイル名
export_template_firefox_jsonMozilla Firefoxのブックマーク(JSON形式)雛型ファイル名
export_template_sleipnir3Sleipnir 3~のブックマーク雛型ファイル名
export_template_edgeMicrosoft Edgeのブックマーク雛型ファイル名
lunascape_gaia_urlLunascapeの共有ブックマークサービスGaiaへのリクエストURL
hatena_api_urlはてなブックマークからタグを自動取得するコールバック関数のパラメータ(注)
hatena_api_max_users          〃
hatena_api_min_users          〃
hatena_api_top_tags          〃
hatena_api_cutoff_tags          〃
search_implicit_options暗黙の検索オプション
注意
パラメータに関する説明はこちらを参照してください.
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