超法規的組織シャーレ で 仕事をしたくない サトウカズマ先生   作:奈音

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まだ完結してないのに、何故あとがきなのか…
エタる可能性があるからですね…

ーー追記ーー
活動報告更新しました


あとがきと、本来のエンディング

 私が読みたいカズマさん書いてたら大変好評を頂いてしまい恐縮であるとともに、もう二次創作書いててここまで気持ちよくなれることがないと思うので、いまのうちに色々書いておきます。

 

 

 二次創作に限らず、物語を読むことが好きならお分かりになって頂けると思うのですが、これこれであれあれでそれそれな展開の作品が読みたい、絶対面白くなる筈なのに…!みたいな妄想をすることよくあると思われるんですよね、少なくとも私はあります。

 私はこのすばのカズマさんが大好きなので、ブルーアーカイブの作品の朗読実況を読んでいた時に、あれ?これってカズマさんがいれば大体解決するのでは?と思うことが良くありました。

 

 このことから、第一部:キヴォトス二大テロリスト。

原作終了後のカズマさんなら、温泉開発部と美食研究会をなんとかするくらいできるだろうと、そしてカズマさんと言えば功績を上げた後の逮捕なので、多大な功績を残したカズマさんが逮捕され、キヴォトス二大騒乱に繋がるようにしました。

 

 そういうわけで何とか書き上げた、第二部:キヴォトス二大騒乱。

SRTを復活させること、このすばと言えば機動要塞デストロイヤーと戦いこれを撃破すること、この二つを柱とした話にしようと書き始めました。

 SRT復活の展開はそんなに難しくなかったのですが、デストロイヤー…、ブルアカで言うところのアトラハシースの倒し方が全然浮かびませんでした。どちらも実質ラスボスどころか裏ボスみたいなものなので。

 

 アトラハシースを蜘蛛型にするのは、ブルアカ原作最終章でヒマリが言及した、あの時の(第二章)アトラハシースはリオの恐怖を原型としてシェルター型になっていたという発言から、じゃあシェルターに足生えてもええやろと解釈しました。

 これで蜘蛛型にはできましたが、アトラハシースが展開するバリア(多次元解釈)とその先にある更なる未知の次元バリアを破る方法が分かりません。神秘方面はカズマさんが持つ魔法である「セイクリッドブレクスペル」でいいのですが、超科学方面はどうしたらいいんだと思いながらブルアカwikiを眺めていたら【未来観測機関「讖 ( しん ) 」】というのが見つかりました。

 

 

 このことから、おそらく連邦生徒会長は、これを使ってアリスを処理したんだろうと考え付きました。ブルアカ4thPVで散々見た、ねじれて歪んだ終着点の結末として、

 

 1章:アビドスに介入しなかったら破滅するのは分かる。

 3章:エデン条約に介入しなかったら、ゲヘナとトリニティが滅亡するのは分かる。

 4章:諸々が合わさって、行政の不手際からクーデターが起きるのは分かる。

最終章:その状態で横から殴りつけられたらキヴォトスが滅ぶのは分かる。

 

 

 

 じゃあ、なんで二章:アトラハシースが顕現してるのにキヴォトスほろんでないの?おかしくない?アトラハシースが展開するバリア(多次元解釈)とその先にある更なる未知の次元バリアを観測できたのは、ブルアカ原作ではウトナピシュティムの本船の性能故とアトラハシースであるアリスが砲撃したからです。この時点で連邦生徒会長がいくら超人でも、原作最終章時点で黒服がようやく掘り当てたもので対抗できるとはとても思えません。

 

 そこでミレニアムのストーリーの中でギャグ扱いされている【未来観測機関「讖 ( しん ) 」】の本来の性能、演算により未来を観測するという超ぶち壊し機能なら、初期段階のアトラハシースが展開するバリア(多次元解釈)くらいならいけるんじゃないかと思いました。

 

 連邦生徒会長が、アトラハシースを斃しに行く段階で要塞都市エリドゥに居た生徒は全員終了しているか、リオが指示してこの事態を打破できそうなヒマリくらいはなんとか脱出させているでしょうから、加えてその手の解析が得意なヴェリタスは学校に残っているから、まだ生きてるはずなので、連邦生徒会長がミレニアムと協力し、バリアを破壊し、SRTを全力で突入させれば、まぁなんとかなるでしょうと。

 

 はい、結構過激なこと言ってますね。しかし思い返してみると、1章3章4章に関しては、4thPVで様々な人間の破滅模様が書かれていますが、2章はアリスの結末のみです。つまりミレニアムの他のメンツはいなくなったんでしょうと判断しました。悲しいなぁ…ブルアカはほんま世紀末やな…。

 

 ここまでの前提を踏まえて、じゃあカズマさんがこれを踏破するにはどうしたらいいんだと考えました。たった一人の「エクスプロージョン」ではどうにもならない、たった一人の「セイクリッドブレイクスペル」でも無理がある。爆裂狂と駄女神がいないと残念なことに破滅して終わりです。

 そこで初期に感想で言及されてた、リオを採用することにしました。私も原作を読んでいてリオの扱いには不満を持っていましたが、私よりも感想をくださった読者様方のほうがリオに対する熱量が凄く、じゃあ彼女が報われるような物語にしようと考えました。

 

 

 そこからは結末から逆算して、

 

・エクスプロージョンは、廉価版光の剣の群れに

 

・セイクリッドブレイクスペルは、

 駄女神が使っていた規模を再現するのと、

 アリスが原作最終章で使ったのと同規模の威力になるよう、都市型砲へ

 

・AHA攻略戦は、C&Cが万全なら楽勝だろうと回復させました。

 

 

 あとはエピローグで語られている通りですが、第三部に続いてしまった事で予定が変更になったので、私がこの後どうしたかったのかをちょっとだけ書いておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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――連邦捜査部シャーレ カズマ先生の部屋 ユウカ

 

 

 カズマ先生が実質引退し、連邦生徒会に実行力を持たせることで、エデン条約は無事締結された。そしてその後、カズマ先生を見かけるものは誰もいなかった。誰にも挨拶をせず、誰にも言葉を残さず、ある日突然消えてしまった。

 

 コユキが半狂乱になって、必死にキヴォトス中を暴れまわったが、どこにも見当たらなかった。しかし、手掛かりを何とか見つけることは出来た。それはリオ会長がヒフミちゃん経由で手に入れた、アリウスの生徒からの証言によるものだった。

 

 

 「――カズマ先生がいない…?

  それはおかしいな…、先生ならちょっと出かけてくると言って

  つい先日、黒い服を着た男とアビドスに行くと言っていたぞ?」

 

 

 アビドス生徒会への協力を仰ぎ、ミレニアムの面々はとうとう最後にカズマ先生が訪れたであろう、アビドス砂漠の一角まで辿り着いたが、そこには、何か巨大なものがあったであろう、巨大な穴があるのみであり、それ以上、カズマ先生の足取りを追うことは出来なかった…。

 

 

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 ――みたいな感じで。

最終章もやらず起こらず、カズマさんは姿を晦まして「帰る手段を見つけたのでは?」的な感じで執務室で悲しむユウカを書いて、その後のカズマさんをこのすば原作最終巻風味で書いて終わらせる予定でした。時間的な問題で「エデン条約が済んでいて、ゲマトリアとの繋がり」があれば、高い確率で帰れると思うんですよね…。

 ……というわけで、もしエタった場合の分岐エンディングも書いたので、続かなくても許してください…ユルシテユルシテ…。




わはは、これで一応完結だな()

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