大辞林の検索結果 (47)
はら【原】🔗⭐🔉振
はら [1] 【原】
草などの生い茂った平らで広い土地。はらっぱ。野原。平原。
はら【原】🔗⭐🔉振
はら 【原】
姓氏の一。
はら【腹】🔗⭐🔉振
はら 【腹】
■一■ [2] (名)
(1)(ア)動物の体で,胴の下半部。哺乳類では胸腔(キヨウコウ)と骨盤の間にあって,胃や腸などの内臓を収めるところ。背の反対側となる体の表面をもいう。おなか。「―が痛い」「―をさする」(イ)消化器,ことに胃腸。「―がすく」「―が減る」「―をこわす」(ウ)母の胎内。また,その母の胎内から生まれたこと。「一の御子は右大臣の女御の御―にて/源氏(桐壺)」
→腹を痛める
(2)〔腹の中に考えや心の動きが収まっていると考えたことから〕
(ア)(「肚」とも書く)表にあらわさず,心に考えていること。意中。心底。心中。「―のきれいな人」「課長は私を転勤させる―らしい」「そのことは―にしまっておけ」(イ)気持ち。感情。意趣。「どうにも―が収まらない」(ウ)(「肚」とも書く)気力。胆力。度胸。また,度量。「元さんはめつぽう―が広大(ヒロイ)から/安愚楽鍋(魯文)」
(3)物の中央部のふくらんだり広くなったりしたところ。「帆の―」「―をさらした難破船」
(4)物の裏面または内側にあたる部分。「悪路で自動車が―をこする」「指の―で押す」
(5)〔物〕 定常波で,振幅の最大な部分。
⇔節
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)魚の腹子(ハラコ)を数えるのに用いる。「たらこ,ひと―」
(2)壺(ツボ)・瓶(カメ)など胴部のふくらんだ容器を数えるのに用いる。「酒八―を醸むべし/日本書紀(神代上訓)」
ハラー〖Albrecht von Haller〗🔗⭐🔉振
ハラー 〖Albrecht von Haller〗
(1708-1777) スイスの医学者・植物学者・詩人。筋肉と神経の研究を行い,近代実験生理学の確立に寄与。著「人体生理学要綱」
ハラージュ〖(アラビア) kharāj〗🔗⭐🔉振
ハラージュ [2] 〖(アラビア) kharāj〗
イスラム帝国の地租。
→ジズヤ
はら-あて【腹当(て)】🔗⭐🔉振
はら-あて [0][3][4] 【腹当(て)】
(1)腹掛け。また,腹巻き。寝冷えを防ぐために幼児などが用いる。[季]夏。《―や男のやうな女の子/景山筍吉》
(2)鎧(ヨロイ)の一。胴・草摺(クサズリ)を小さく作り,胸・腹・下腹・大腿上部のみを保護するだけの簡単なもの。多く下卒が用いたが,平時の護身用として,上級武士も衣服の下に付けるなどした。
腹当て(2)
[図]
ハラーム〖(アラビア) Ḥarām〗🔗⭐🔉振
ハラーム [2] 〖(アラビア) Ḥarām〗
イスラム教において禁止される行為。また,神聖不可侵・禁忌を意味する語。
はら-あわせ【腹合(わ)せ】🔗⭐🔉振
はら-あわせ ―アハセ [3] 【腹合(わ)せ】
「腹合わせ帯」の略。「―の帯を締めて/雁(鴎外)」
はらあわせ-おび【腹合(わ)せ帯】🔗⭐🔉振
はらあわせ-おび ―アハセ― [6] 【腹合(わ)せ帯】
「昼夜(チユウヤ)帯」に同じ。腹合わせの帯。
はらい【払い】🔗⭐🔉振
はらい ハラヒ [2] 【払い】
(1)代金・料金など金銭を払うこと。支払い。「―をすます」「―がたまる」
(2)払って除くこと。取り除くこと。「厄介―」「煤(スス)―」
(3)不用なものを売って処分すること。「―に出す」
(4)漢字を書くとき,線の終わりを左(あるいは右)斜め下方に力を抜きながら引くこと。
はらい-ごし【払い腰】🔗⭐🔉振
はらい-ごし ハラヒ― [2] 【払い腰】
柔道の技の名。自分の腰に相手を乗せながら,相手の外股を払い上げて投げる腰技。
はらい-こみ【払い込み】🔗⭐🔉振
はらい-こみ ハラヒ― [0] 【払い込み】
金を払い込むこと。「会費の―」
はらい-さげ【払い下げ】🔗⭐🔉振
はらい-さげ ハラヒ― [0] 【払い下げ】
払い下げること。「国有地が―になる」「―を受ける」
はらい-だし【払い出し】🔗⭐🔉振
はらい-だし ハラヒ― [0] 【払い出し】
支払い出すこと。支出。「―期日」
はらい-ちょう【払い超】🔗⭐🔉振
はらい-ちょう ハラヒテウ [2] 【払い超】
⇒散超(サンチヨウ)
はらい-もどし【払い戻し】🔗⭐🔉振
はらい-もどし ハラヒ― [0] 【払い戻し】 (名)スル
金銭を払い戻すこと。「特急料金の―」
はらい-もの【払い物】🔗⭐🔉振
はらい-もの ハラヒ― [0][5] 【払い物】
不用になって売り払う物。「―らしき品品/魔風恋風(天外)」
はらい【祓】🔗⭐🔉振
はらい ハラヒ [2] 【祓】
「はらえ(祓)」に同じ。
はらい【波羅夷】🔗⭐🔉振
はらい [2] 【波羅夷】
〔梵 pārājika〕
〔仏〕 これを犯すと教団から追放され,僧尼としての身分を奪われる規則。最も重い戒律であるから重禁ともいう。淫・盗・殺・妄(自分の宗教上の段階を偽ること)の四つが代表的。大乗仏教でも十波羅夷のほか,いくつかの数え方がある。
はらい-あ・げる【払い上げる】🔗⭐🔉振
はらい-あ・げる ハラヒ― [5][0] 【払い上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 はらひあ・ぐ
下から上へ払うように振る。
はらい-きよ・める【祓い清める】🔗⭐🔉振
はらい-きよ・める ハラヒ― [6] 【祓い清める】 (動マ下一)[文]マ下二 はらひきよ・む
祓(ハラエ)をして,けがれ・災厄などをなくする。「神主に―・めてもらう」
はらい-こ・む【払い込む】🔗⭐🔉振
はらい-こ・む ハラヒ― [4][0] 【払い込む】 (動マ五[四])
金銭を相手方に納め入れる。「税金を―・む」
[可能] はらいこめる
はらい-さ・げる【払い下げる】🔗⭐🔉振
はらい-さ・げる ハラヒ― [5][0] 【払い下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 はらひさ・ぐ
官公庁などが,動産・不動産を民間に売り渡す。「国有地を―・げる」
はら-いせ【腹癒せ】🔗⭐🔉振
はら-いせ [0] 【腹癒せ】
怒り・恨みを他の方面に向けて晴らすこと。「―に缶をけとばす」
〔「腹を居させる」の意からという。そうだとすれば歴史的仮名遣いは「はらゐせ」〕
はら-いた【腹痛】🔗⭐🔉振
はら-いた [0] 【腹痛】
腹部が痛むこと。ふくつう。「―をおこす」
はら-いっぱい【腹一杯】🔗⭐🔉振
はら-いっぱい [3][0] 【腹一杯】
(副詞的にも用いる)
(1)食べた物で腹が十分に満ち足りること。満腹。「―食べる」「―になる」
(2)思っていることの全部。思う存分。「お国が―の我意(ワガママ)を働く間(ウチ)/怪談牡丹灯籠(円朝)」
はらい-の・ける【払い除ける】🔗⭐🔉振
はらい-の・ける ハラヒ― [5] 【払い除ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はらひの・く
手ではらうようにして取り除く。振りはらう。「相手の手を―・ける」
はらい-もど・す【払い戻す】🔗⭐🔉振
はらい-もど・す ハラヒ― [5][0] 【払い戻す】 (動サ五[四])
(1)一度受け取った金銭を清算して余ったものを返す。「特急料金を―・す」
(2)預貯金を,預けた人に払い渡す。「定期預金を―・す」
(3)競馬・競輪などで,的中した投票券を現金に換えて払う。
[可能] はらいもどせる
はらい-わた・す【払い渡す】🔗⭐🔉振
はらい-わた・す ハラヒ― [5] 【払い渡す】 (動サ五[四])
金銭を支払って渡す。
はら【腹】(和英)🔗⭐🔉振
はら【腹】
(1) the belly;→英和
the abdomen;→英和
the bowels (腸);the stomach (胃).→英和
〜が痛む have a pain in the abdomen[stomach].〜がすく get hungry.〜が張る feel heavy in the stomach.〜の出た potbellied.(2)[心]heart;→英和
mind.→英和
〜が痛まない have nothing to lose (比喩的).
〜の大きい broad-minded.〜の中では at heart.〜を探る sound.→英和
〜を立てる get angry.〜を割って話す speak frankly.痛くもない〜を探られる be suspected without cause.
はらい【払い】(和英)🔗⭐🔉振
はらい【祓い】(和英)🔗⭐🔉振
はらい【祓い】
purification;exorcism.
はらいこむ【払い込む】(和英)🔗⭐🔉振
はらいこむ【払い込む】
pay;→英和
pay in;pay up.
はらいさげ【払下げ】(和英)🔗⭐🔉振
はらいさげる【払い下げる】(和英)🔗⭐🔉振
はらいさげる【払い下げる】
sell;→英和
dispose of.
はらいすぎ【払い過ぎ】(和英)🔗⭐🔉振
はらいすぎ【払い過ぎ】
overpayment.→英和
はらいすぎる【払い過ぎる】(和英)🔗⭐🔉振
はらいすぎる【払い過ぎる】
overpay.→英和
はらいずみ【払い済の】(和英)🔗⭐🔉振
はらいずみ【払い済の】
paid.→英和
はらいせ【腹癒】(和英)🔗⭐🔉振
はらいせ【腹癒】
revenge.→英和
〜に out of spite.〜をする ⇒恨み.
はらいだし【払出し】(和英)🔗⭐🔉振
はらいだし【払出し】
(a) withdrawal (預金の).→英和
はらいっぱい【腹一杯食べる】(和英)🔗⭐🔉振
はらいっぱい【腹一杯食べる】
eat one's fill.
はらいのける【払い除ける】(和英)🔗⭐🔉振
はらいのける【払い除ける】
brush off[away];drive away.
はらいもどし【払い戻し】(和英)🔗⭐🔉振
はらいもどす【払い戻す】(和英)🔗⭐🔉振
はらいもどす【払い戻す】
pay back;refund.→英和
はらいわたし【払い渡し】(和英)🔗⭐🔉振
はらいわたし【払い渡し】
(a) payment.→英和
NHK日本語発音アクセント辞典の検索結果 (50)
はらい{祓}(お〜)🔗⭐🔉振
はらい{祓}(お〜)
仮名 : はらい
漢字 : 祓い
発音図: 

助詞付: 

オ
はらい清める🔗⭐🔉振
はらい清める
漢字 : はらい清める
発音図: 





はらう{祓}🔗⭐🔉振
はらう{祓}
仮名 : はらう
漢字 : 祓う
発音図: 

はらから{同胞}🔗⭐🔉振
はらから{同胞}
仮名 : はらから
漢字 : 同胞
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
はらす{腫}(目を〜)🔗⭐🔉振
はらす{腫}(目を〜)
仮名 : はらす
漢字 : 腫す
発音図: 

原🔗⭐🔉振
原
漢字 : 原
発音図: 
助詞付: 
オ
払い(〜が悪い)🔗⭐🔉振
払い(〜が悪い)
漢字 : 払い
発音図: 

例文 : 

ガ悪い
払いのける🔗⭐🔉振
払いのける
漢字 : 払いのける
発音図: 




発音図: 




払い下げ🔗⭐🔉振
払い下げ
漢字 : 払い下げ
発音図: 



助詞付: 



オ
払い下げる🔗⭐🔉振
払い下げる
漢字 : 払い下げる
発音図: 




発音図: 




払い出し🔗⭐🔉振
払い出し
漢字 : 払い出し
発音図: 



助詞付: 



オ
払い出す🔗⭐🔉振
払い出す
漢字 : 払い出す
発音図: 



払い戻し🔗⭐🔉振
払い戻し
漢字 : 払い戻し
発音図: 




助詞付: 




オ
払い戻す🔗⭐🔉振
払い戻す
漢字 : 払い戻す
発音図: 




発音図: 




払い渡す🔗⭐🔉振
払い渡す
漢字 : 払い渡す
発音図: 




発音図: 




払い物🔗⭐🔉振
払い物
漢字 : 払い物
発音図: 



例文 : 引っ越しで



オ売る
発音図: 



例文 : 引っ越しで



オ売る
払い腰🔗⭐🔉振
払い腰
漢字 : 払い腰
発音図: 



助詞付: 



オ
払い落とす🔗⭐🔉振
払い落とす
漢字 : 払い落とす
発音図: 




払い込み🔗⭐🔉振
払い込み
漢字 : 払い込み
発音図: 



助詞付: 



オ
払い込む🔗⭐🔉振
払い込む
漢字 : 払い込む
発音図: 



発音図: 



払う🔗⭐🔉振
払う
漢字 : 払う
発音図: 

払込金🔗⭐🔉振
払込金
漢字 : 払込金
発音図: 





助詞付: 





オ
晴らす(無念を〜)🔗⭐🔉振
晴らす(無念を〜)
漢字 : 晴らす
発音図: 

腹🔗⭐🔉振
腹
漢字 : 腹
発音図: 
助詞付: 
オ
腹いせ{癒}🔗⭐🔉振
腹いせ{癒}
漢字 : 腹いせ、腹癒せ
発音図: 


例文 : 彼は


ニ塀を蹴った
発音図: 


例文 : 彼は


ニ塀を蹴った
腹いっぱい🔗⭐🔉振
腹いっぱい
漢字 : 腹いっぱい
発音図: 




助詞付: 




オ
腹ぐあい🔗⭐🔉振
腹ぐあい
漢字 : 腹ぐあい
発音図: 



助詞付: 



オ
腹ごしらえ🔗⭐🔉振
腹ごしらえ
漢字 : 腹ごしらえ
発音図: 




助詞付: 




オ
腹ごなし🔗⭐🔉振
腹ごなし
漢字 : 腹ごなし
発音図: 



助詞付: 



オ
腹ごもり{篭}🔗⭐🔉振
腹ごもり{篭}
漢字 : 腹ごもり、腹篭り
発音図: 



助詞付: 



オ
腹づもり🔗⭐🔉振
腹づもり
漢字 : 腹づもり
発音図: 



助詞付: 



オ
腹下し🔗⭐🔉振
腹下し
漢字 : 腹下し
発音図: 



助詞付: 



オ
腹切り🔗⭐🔉振
腹切り
漢字 : 腹切り
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
腹切り刀🔗⭐🔉振
腹切り刀
漢字 : 腹切り刀
発音図: 





助詞付: 





オ
腹合わせ🔗⭐🔉振
腹合わせ
漢字 : 腹合わせ
発音図: 



助詞付: 



オ
腹合わせ帯(昼夜帯)🔗⭐🔉振
腹合わせ帯(昼夜帯)
漢字 : 腹合わせ帯
発音図: 





助詞付: 





オ
腹固め🔗⭐🔉振
腹固め
漢字 : 腹固め
発音図: 



助詞付: 



オ
腹変わり(腹違い)🔗⭐🔉振
腹変わり(腹違い)
漢字 : 腹変わり
発音図: 



助詞付: 



オ
腹子🔗⭐🔉振
腹子
漢字 : 腹子
発音図: 

助詞付: 

オ
腹帯🔗⭐🔉振
腹帯
漢字 : 腹帯
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
腹当て🔗⭐🔉振
腹当て
漢字 : 腹当て
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
腹掛け🔗⭐🔉振
腹掛け
漢字 : 腹掛け
発音図: 


助詞付: 


オ
腹構え🔗⭐🔉振
腹構え
漢字 : 腹構え
発音図: 



助詞付: 



オ
腹痛🔗⭐🔉振
腹痛
漢字 : 腹痛
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
腹立たしい🔗⭐🔉振
腹立たしい
漢字 : 腹立たしい
発音図: 




腹立たしげ🔗⭐🔉振
腹立たしげ
漢字 : 腹立たしげ
発音図: 




発音図: 




助詞付: 




ニ
腹立ち🔗⭐🔉振
腹立ち
漢字 : 腹立ち
発音図: 


助詞付: 


オ
腹芸🔗⭐🔉振
腹芸
漢字 : 腹芸
発音図: 


助詞付: 


オ
発音図: 


助詞付: 


オ
腹黒い🔗⭐🔉振
腹黒い
漢字 : 腹黒い
発音図: 



腹鼓🔗⭐🔉振
腹鼓
漢字 : 腹鼓
発音図: 



助詞付: 



オ
発音図: 



助詞付: 



オ
新明解国語辞典の検索結果 (50)
はら【原】[2][1]🔗⭐🔉振
はら【原】[2][1]
平らで広く、草などが生えたままの土地。
はら【腹】⁑[2]🔗⭐🔉振
はら【腹】⁑[2]
(一)ヒトや猿などの、中央に臍(ヘソ)が有り、表・前面と考えられる側。また、その内部に蔵せられる内臓。〔頭を先に胴体を横にして走行し泳ぐ獣やカエルや魚類では、下となる側で、背・側面のように顕著な文様は存しない〕〔魚の卵巣を算カゾえる時にも用いられる。例、「ひと―」〕
「―を抱えて笑いころげる/―を召す〔=貴人が切腹する〕/―をすかせる/―も身の内〔=暴飲暴食をつつしめといういましめ〕/―の足し〔=何か空腹をしのぐよすがとなるもの〕/中年になって―が出てきた〔=下腹部に脂肪がついてきた〕」
(二)子が宿る場所としての、母の胎内。
「―を痛めた子〔=自分の生んだ子〕/―は借り物/―〔=母親〕が違う」
(三)考えや心の働きがそこに含まれると想像された「腹(一)」。
「―が黒い/―を読む/―に一物有る/―に収める〔以上は、考え・心中の意〕/―が据わる/―が太い/―を決める/―を据える/―が出来ている〔以上は、度量・度胸の意〕/―が立つ〔=不愉快になり、心の平静を失う。怒る〕/―を立てる〔=何か不愉快な事が有って、怒りの感情を言動などに表わす〕/痛くもない―を探られる〔=あらぬ疑いをかけられる〕/―を割って〔=腹蔵無く〕話す/―を括ククる〔=最悪の事態を覚悟して、決意する〕」
(四)物の中央の(ふくらんだ)部分。
「指の―/銚子チヨウシの―」
[表記](三)は、「〈肚」とも書く。
はら【爬羅】[1]🔗⭐🔉振
はら【爬羅】[1]
〔古〕
「―剔抉テツケツ〔=人の欠点などをしいてあばき出すこと〕」
はらあて【腹当て】【腹当】[0][3]🔗⭐🔉振
はらあて【腹当て】【腹当】[0][3]
(一)昔、腹の所だけをおおった、雑兵(ゾウヒヨウ)用のよろい。
(二)腹掛け。腹巻。
[かぞえ方](一)は一領。(二)は一枚
はらあわせ【腹合わせ】【腹合せ】ハラアハセ[3]🔗⭐🔉振
はらあわせ【腹合わせ】【腹合せ】ハラアハセ[3]
(一)〔帯を〕表と裏を別別の布で縫い合わせたもの。
(二)向き合うこと。
はらあわせおび【腹合わせ帯】【腹合せ帯】ハラアハセオビ[6]🔗⭐🔉振
はらあわせおび【腹合わせ帯】【腹合せ帯】ハラアハセオビ[6]
昼夜帯。
はらい【払い】【払】ハラヒ🔗⭐🔉振
はらい【払い】【払】ハラヒ
[一][2]
(一)〔料金・代金などの〕お金を払う△こと(方法)。
(二)(不要な)品物を売り払うこと。
「お―」
(三)〔炭坑で〕採炭の現場。
はらいちょう【払い超】【払超】ハラヒテウ[0]🔗⭐🔉振
はらいちょう【払い超】【払超】ハラヒテウ[0]
〔←支払い超過〕政府資金の一定期間内の支出が収入を上回ること。散超(サンチヨウ)。
揚げ超
[二](造語)
動詞「払う」の連用形。
「手で払い落とす/強く払いのける/―過ぎ」
はらいあげる【払い上げる】【払上げる】ハラヒアゲル[5]:[5]🔗⭐🔉振
はらいあげる【払い上げる】【払上げる】ハラヒアゲル[5]:[5]
(他下一)
下から上へ払うように振る。
はらいこみしほん【払い込資本】【払込資本】ハラヒコミシホン[6]🔗⭐🔉振
はらいこみしほん【払い込資本】【払込資本】ハラヒコミシホン[6]
〔株式会社で〕株主が現実に払込みをした資本。
はらいこむ【払い込む】【払込む】ハラヒコム[4]:[4]🔗⭐🔉振
はらいこむ【払い込む】【払込む】ハラヒコム[4]:[4]
(他五)
代金・料金を窓口や相手の口座などに支払って納める。
[名]払込み[0]
はらいさげる【払い下げる】【払下げる】ハラヒサゲル[5]:[5]🔗⭐🔉振
はらいさげる【払い下げる】【払下げる】ハラヒサゲル[5]:[5]
(他下一)
官庁などから(不要になった物品・土地などを)民間に売り渡す。
[名]払下げ[0]
「―を受ける」
はらいだす【払い出す】【払出す】ハラヒダス[4]:[4]🔗⭐🔉振
はらいだす【払い出す】【払出す】ハラヒダス[4]:[4]
(他五)
〔貯金してあった金などを〕おろす。
[名]払出し[0]
はらいのける【払い除ける】【払除ける】ハラヒノケル[5]:[5]🔗⭐🔉振
はらいのける【払い除ける】【払除ける】ハラヒノケル[5]:[5]
(他下一)
(一)振り払うようにして除ける。
「人の手を―」
(二)ともすれば襲われがちなマイナスの要素を、積極的に寄せつけまいとする。
「いまわしい△考え(不安)を―」
はらいもどす【払い戻す】【払戻す】ハラヒモドス[5]:[5]🔗⭐🔉振
はらいもどす【払い戻す】【払戻す】ハラヒモドス[5]:[5]
(他五)
(一)△一度受け取った(預かった)お金を返す。
「税金を―/貯金を―」
(二)〔競馬・競輪などで〕的中した投票券を現金に換えて払う。
[名]払戻し[0]
はらいもの【払い物】【払物】ハラヒモノ[0][5]🔗⭐🔉振
はらいもの【払い物】【払物】ハラヒモノ[0][5]
いらなくなって売り払う品物。
はらい【祓い】【祓】ハラヒ🔗⭐🔉振
はらい【祓い】【祓】ハラヒ
[一][2]
(一)神に祈って罪・けがれなどを除き、身を清める神事。
「お―・悪魔―バライ[4]」
(二)お祓の神事の時によむ言葉。〔古語は「はらへ」〕
[二](造語)
動詞「祓う」の連用形。
はらいきよめる【祓い清める】【祓清める】ハラヒキヨメル[6]:[6]🔗⭐🔉振
はらいきよめる【祓い清める】【祓清める】ハラヒキヨメル[6]:[6]
(他下一)
祓を行なって、罪・けがれ・災いなどを清める。
はらいせ【腹癒せ】【腹癒】[0][4]🔗⭐🔉振
はらいせ【腹癒せ】【腹癒】[0][4]
思わぬ不結果に、我慢できない自分の気持を発散させるために、迷惑が及ぶような行為をわざと他に仕向けること。
「△失恋の(しかられた・解雇された)―にいやがらせの電話をかける」
はらいた【腹痛】[0]🔗⭐🔉振
はらいた【腹痛】[0]
胃や腸などの内臓が痛むこと。ふくつう。
はらいっぱい【腹一杯】[0]‐[0]、[3]🔗⭐🔉振
はらいっぱい【腹一杯】[0]‐[0]、[3]
(一)腹に十分食べ△る(た)こと。
(二)〔考えていることの〕全部。
「これが―の所だ」
はらう【払う】ハラフ⁑[2]:[2]🔗⭐🔉振
はらう【払う】ハラフ⁑[2]:[2]
(他五)
(一)〈(なにカラ)なにヲ―〉上下・左右に振って△そこに在る(飛んで来る)物をどけようとする。
「△腰(足)を―/すそを―/砂を払って立ち上がる/相手の切っ先を―/なぎなたを―〔=を振って、相手に攻撃を仕かける〕」
(二)〈(なにカラ)なにヲ―〉じゃまな物や不必要な部分を除く。
「△ほこり(すす・そろばんの珠)を―/ふたを―〔=取る〕/底を―〔=全部取り尽くして、底が見える〕/人を―〔=通行や大事な話の妨げになる人を、その場所から退かせる〕/威風あたりを―〔=周囲を威圧するほど、いかめしくりっぱだ〕/部屋を―〔=引き払う〕/紙くずを―〔=売り払う〕/分母を―〔=分数式の両辺に適当な数を掛けて、整数の式に直す〕/垣根を―〔=隔てを無くす〕/もやもやを―/取り―」
(三)〈(だれ・なにニ)なにヲ―〉必要な物を入手するために、お金などを相手方に渡△す(し、義務を果たす)。
「△入場料(月謝)を―/△税金(手数料)を―/犠牲を―〔=かけがえのないものを失う〕/支―」
(四)〈(だれ・なにニ)なにヲ―〉対処すべきものに対して、積極的な心構えを持つ。
「細心の注意を―/△考慮(敬意)を―/万全の努力を―」
[
払い[二]]
はらう【祓う】ハラフ[2]:[2]🔗⭐🔉振
はらう【祓う】ハラフ[2]:[2]
(他五)
〔「払う」と同原〕神に祈って罪・けがれなどを除き去る。〔雅語では、下二段〕[
祓い[二]]
はらおび【腹帯】[0][3]🔗⭐🔉振
はらおび【腹帯】[0][3]
(一)〔寝冷えを防いだり、健康のために〕腹に巻く帯。腹巻。
(二)岩田帯。
(三)〔鞍クラをつけるために〕馬の腹にしめる帯。
[かぞえ方](一)は一枚
はらがけ【腹掛け】【腹掛】[0]🔗⭐🔉振
はらがけ【腹掛け】【腹掛】[0]
胸から腹までおおい、背中でひもを交差させて結ぶ衣類。〔子供が寝冷えを防ぐために着るものは「金太郎(二)」とも言い、職人がはんてんの下に着るものは「どんぶり(三)」が付いている〕
[かぞえ方]一枚
はらがまえ【腹構え】【腹構】ハラガマヘ[3]🔗⭐🔉振
はらがまえ【腹構え】【腹構】ハラガマヘ[3]
予測される事態への対処のしかた。
はらかわ【腹皮】ハラカハ[0]🔗⭐🔉振
はらかわ【腹皮】ハラカハ[0]
魚の腹の部分の皮。
「カツオの―」
はらがわり【腹変わり】【腹変り】ハラガハリ[3]🔗⭐🔉振
はらがわり【腹変わり】【腹変り】ハラガハリ[3]
(一)腹違い。
(二)従来の△決心が変わる(約束にそむく)こと。心変わり。
「―する」
はらぎたない【腹穢い】[5]:[5]🔗⭐🔉振
はらぎたない【腹穢い】[5]:[5]
(形)
〔良識に反して〕心がきたない。
はらきり【腹切り】【腹切】[0][4]🔗⭐🔉振
はらきり【腹切り】【腹切】[0][4]
せっぷく。
はらぐあい【腹具合】ハラグアヒ[3]🔗⭐🔉振
はらぐあい【腹具合】ハラグアヒ[3]
胃や腸の△調子(状態)。
はらくだし【腹下だし】【腹下し】🔗⭐🔉振
はらくだし【腹下だし】【腹下し】
―する
(一)[0][3]腸を悪くして、水分の多い大便を(何回も)すること。下痢。
(二)[3][0]便通をよくするための薬。下剤。
はらくだり【腹下だり】【腹下り】[0][3]🔗⭐🔉振
はらくだり【腹下だり】【腹下り】[0][3]
―する 下痢。
はらぐろい【腹黒い】[4]:[4]🔗⭐🔉振
はらぐろい【腹黒い】[4]:[4]
(形)
口で言うことと、心の中で思っていることとが全く違っていて、その人の人間性が信頼出来ない様子だ。
「―策略」
――さ[3]
はらげい【腹芸】[0][2]🔗⭐🔉振
はらげい【腹芸】[0][2]
(一)〔芝居で〕役者がせりふ・動作以外の、思い入れなどの方法で気持を表わすこと。
(二)言葉や行為には現わさないで、度胸や政治力などで物事を処理すること。
(三)あおむけに寝た人の腹の上に乗って行う曲芸。
(四)腹に人の顔などをかいて、呼吸でこれをいろいろに動かして見せる芸。
はらごしらえ【腹拵え】【腹拵】ハラゴシラヘ[3]🔗⭐🔉振
はらごしらえ【腹拵え】【腹拵】ハラゴシラヘ[3]
―する 〔仕事にかかる前に〕食事をしておくこと。
はらごなし【腹ごなし】[3][0]🔗⭐🔉振
はらごなし【腹ごなし】[3][0]
―する 現在腹〔=胃〕に在るものの消化促進のために、運動などをすること。
はらしのぎ【腹凌ぎ】【腹凌】[3]🔗⭐🔉振
はらしのぎ【腹凌ぎ】【腹凌】[3]
空腹をしばらくの間だけいやす△こと(物)。
はらす【晴らす】【晴す】[2]:[2]🔗⭐🔉振
はらす【晴らす】【晴す】[2]:[2]
(他五)
たまっている不快な気持を取り除いてさっぱりした心境にする。
「恨みを―/疑いを―」
はらす【腫らす】【腫す】[3]:[0]🔗⭐🔉振
はらす【腫らす】【腫す】[3]:[0]
(他五)
〔皮膚・できものなどを〕腫れる△よう(まま)にする。腫らせる[4]:[0]。
「目を泣き―」
はらすじ【腹筋】ハラスヂ[0]🔗⭐🔉振
はらすじ【腹筋】ハラスヂ[0]
腹に在る筋肉。
「―をよる〔=おかしくてたまらない〕」
はらだたしい【腹立たしい】[5]:[5]🔗⭐🔉振
はらだたしい【腹立たしい】[5]:[5]
(形)
〔こらえようとしても〕腹が立つ様子だ。いらいらして、今にも怒り出したい感じだ。
――さ[5][4]――げ[0][6][5]
はらだち【腹立ち】【腹立】[0][4]🔗⭐🔉振
はらだち【腹立ち】【腹立】[0][4]
怒ること。立腹。
「―まぎれに」
はらだつ【腹立つ】[3]:[3]🔗⭐🔉振
はらだつ【腹立つ】[3]:[3]
(自五)
怒りを言葉や行動に表わす直前の状態になる。
はらだてる【腹立てる】[4]:[4]🔗⭐🔉振
はらだてる【腹立てる】[4]:[4]
(自下一)
怒る。
はらちがい【腹違い】【腹違】ハラチガヒ[3]🔗⭐🔉振
はらちがい【腹違い】【腹違】ハラチガヒ[3]
父が同じで、母が別な△こと(兄弟姉妹)。
はらつづみ【腹鼓】[3]🔗⭐🔉振
はらつづみ【腹鼓】[3]
〔伝説で〕満月の夜、タヌキが腹を太鼓のようにたたいて、浮かれること。
「―を打つ〔=十分に食べて満足する〕」〔「腹づつみ」とも言う〕
はらっぱ【原っぱ】[1]🔗⭐🔉振
はらっぱ【原っぱ】[1]
住宅地に囲まれた空き地。
はらづもり【腹積り】【腹積】[3]🔗⭐🔉振
はらづもり【腹積り】【腹積】[3]
(一)その人としてそうしようと思っていた見込み。
(二)どんな条件の変化が有ろうともこうしようと決めた事を最後まで貫き通す心構え。
はらどけい【腹時計】[3]🔗⭐🔉振
はらどけい【腹時計】[3]
腹のすきぐあいなどから察せられる、およその時刻。
「―はもう十二時だ」
大辞林+NHK日本語発音アクセント辞典+新明解国語辞典に「はら」で始まるの検索結果。もっと読み込む