◆第70回全日本プロ選手権自転車競技大会(29日、富山競輪場)
菊池岳仁(22)=長野・117期=、中島詩音(25)=山梨・119期=、末木浩二(31)=山梨・109期=の関東チームがチームスプリントを制し、10月19日から新潟・弥彦競輪場で開催される寛仁親王牌への出場権を獲得した。
「寛仁親王牌に出よう」を合い言葉に気持ちをひとつにした。関東の地区プロでは中島詩音が1走目を務めたが、末木浩二のタイムが上がっていかず、本番では「短い距離で」と前後を替え、末木を1走目に据えたこの並びが奏功。3走目の菊池岳仁がしっかり踏み切った。中島は「日程が合わず2回くらいの練習でしたが、地元地区でのG1にまさか出られるとは」と2人に感謝。先輩の末木は「後輩2人に助けられた。とにかく(親王牌に)出場しようとみんなで誓い、願いがかなった」と喜びあらわ。1000メートルTTとの2冠を達成した菊池も「思い通りに走れたし最後の1周は詩音さんがピッチを上げてくれて、スピードを落とさず走れた」と満足顔だった。
▼チームスプリント 〈1〉関東チーム(菊池岳仁、中島詩音、末木浩二)1分2秒014〈2〉中部チーム(山口拳矢、志田龍星、森川康輔)〈3〉四国チーム(太田竜馬、島川将貴、久米康平)